2010年12月 羽田から飛ぶ香港
ハイアットリージェンシー 香港 尖沙咀
インターコンチネンタル香港 宿泊記
この10月、羽田空港が再国際化しました。こんな時代が来るなんて

2010年12月25日〜29日

写真と文 千葉晃
初日:12月25日
▲首都高浜崎橋付近 ▲出発便 今晩はコロール行きJLチャーターも
当日朝5時50分に起床。今朝は羽田発10時のJL027便に乗ります。成田だったらあと1時間前に起きないとダメですね。今朝は寒く、車の温度計は−1℃を示しています。フロントガラスも霜がついて全く見えません。暖機しながらエアコンデフ全開で霜取り。6時55分出発。井の頭通りを通過。とにかく朝日がまぶしい。何も見えない。幡ヶ谷から4号線に。代々木でトイレ休憩。この路線はあまり運転しないし、線形もなんとなくしか覚えていないので、走行車線に自信ありません。横羽下りは結構な速度で流れています。 谷町、浜崎橋、横羽(よこっぱね)経由、空港西で下りて、ちょうど1時間後の7:57に国際線駐車場でパーキングブレーキを左足で深く踏み込みます。首都高は全く渋滞なし。空港駐車場もすごい混んでいるかと思いましたが、4階以外は全て「空」でした。搭乗手続きは本当にすぐに終わりました。8時15分。まだ起きてから2時間25分しか経っていません。羽田のほうが出発便が地方空港という感じで、ゲートなどが空いていていいですね。成田に朝行くと、フィリピン航空などのゲート、ぎっしり並んでいますから。。
▲出国後の免税店 ▲あ〜ここは昔のターミナルなんだ、と感動
チェックインはボーディングパスは発券されず、携帯のQRで搭乗するような形式を。チェックイン後、江戸小路へ。ぐるっと回ってから、出国。非常にスムースでした。スムーズ過ぎて、次の行程を考えられません!このあたりの人間、9割が日本人でした。中には、ひととおりブランドもの屋さん。サマンサ、コーチなどいろいろあります。一つ失敗したのは、国際線ターミナルには、ラウンジがないものだ!と思っていましたが、なんと「スカイラウンジ」というのがあり、利用できなく残念。
 出発ゲートでは、携帯を切っていて、あわてて電源ON。また私の携帯のQRが小さすぎて、赤外線レーザが読まないのです。後続のパッセンジャーに迷惑をかけてしまいました。
ボーディング時に、携帯の電源OFFの習慣が身についているのにもかかわらず、携帯でチェックインというのはちょっとどうかと思います。ボーディングパスはやはりあったほうがよいですね。
さて、ゲートは112、シップはJA711J(この機体初搭乗)。プレミアムYがあるW51という変なコンフィギュレーションの機体でした。Yは149座席しかない!10時前にドアクローズ。真冬にもかかわらず南風で16Rからのテイクオフです。プッシュバックされて頭は南側へ。P4、L4で34Lをクロス。A4BからAタキシーウェイを走行。なんと隣のW-TWYのMD-90と併走しました。A10から左周りで16Lの端へ。10時のアメダス羽田 南西の風10.2m/sec、6.8℃でした。
▲ゲート112出発時 ▲今日のミールとプレミアムモルツ
午前10時頃は、そもそも国内線の出発便が非常に少ない時間帯です。なので、すぐにエアボーン。羽田から香港に行けることに対して、少々感動しました。JL27はほぼ満席。ライトターン後、横浜ベイブリッジなどを見て、名古屋、潮岬、鹿児島、台北のルートで香港へ。機内食は、日本橋「たいめいけん」のビーフストロガノフ、スモークサーモン、帆立のイタリアンマリネマカロニサラダを添えて、フレッシュサラダセサミドレッシングを添えて。おいしいですが機内食もコストカットされていることがわかります。TFKさんもがんばっているのでしょうが、少々物足りない気もしました。 今日は挟まれた席で、機窓を楽しむことはできません。隣は一人旅の年配日本人女性。機内では、楽しみにしていたシュレックフォーエバーを。仕事柄通常エンルートマップだけ見ていますが、生まれて初めて映画を楽しみに搭乗しました。シュレックもフィオナも動物たちも一生懸命な姿に感動。
その後、爆睡して、香港に到着。4時間40分というロングフライトでしたが、すぐに到着、という印象を持ちました。成田よりは明らかに楽です。
▲長靴ネコは、太っていました。。。でもカワイイ。字幕が笑ってしまいます。詳しくは映画を! ▲JA711J、777-200ER W51コンフィグ すぐ前はプレミアムY 閉鎖性があります。JALさんは収益が大きいです。
ここずっと香港ばかりに行っていましたが、シェムリアップ、カイロと違うところに行きました。 したがって今回は、本当に1年ぶりの香港になります。
▲香港尖沙咀凱悦酒店2009号室 ▲バスタブとトイレ(ウォシュレットはなし)
香港は曇りで小雨模様。HKIAフリークエントリーヴィジターズカードで本当に瞬時に入国。今日は比較的すぐにバッゲージも取れて、3時頃にはもうハイアットリージェンシー・香港 チムサーチョイに到着できました。
九龍駅からK3のバスを利用。ロビーでは北京語で話されました。「そこのグループと一緒?」と聞かれて首を振り、ある程度は身振りなどで理解。最後に、「我是日本人(ウォーシーリーベンレン)と北京語で言い、家内が広東語「我係日本人(ゴーハイヤップンヤン)」とダメおし。そしたら係の人が英語で「SORRY!」と言いました。
20階にある、2009の部屋にとおされました。まずまずの広さ。景色もまあまあ。ただし、大事なところにペニンシュラとCanonのビルがあって残念。私は、コストパフォーマンスの点からチョイスしているのですが、不満もあるようです。
到着後、すぐにワンタン屋へ。次に天文台近くの「千葉養生館」というマッサージ屋でやってもらいます。香港での天文台は、日本で言う気象台です。その後「牡丹庭」というレストランで食べて、今日の活動はひととおり終わり。夜に絵はがき買いにスターフェリーのところまで歩いて行きました。
▲桂記雲呑麺へ 20F ハーーバービューからの景色
ネットの接続料や、ホテルの絵はがきの有無などをフロントに英語で質問してみました。ネットは3日で350HKD。ハイアットの絵はがきはないとのこと。だから買いに行きました。クリスマスとのことで水上警察のHERITAGE1881は、すごい混んでいました。
 風呂に入った後、バスタブの水が抜けません。どうやって排水するのかフロントに電話かけてみました。排水ってなんて言うんだっけ?電子辞書で調べたら、ドレイン。風呂の栓そのものを押すんだそうです。抜けた〜。色々慣れないことがありますね。
このハイアットリージェンシー・チム(以下 香港尖沙咀凱悦酒店)は、昨年秋にK11というモール上にOPENした新しいホテルです。
インターコンチよりは格下です。クチコミが少ないのですが、部屋やサービスには何ら不満がありません。ただ、壁に掛かったPHILIPSの液晶テレビ、私がよく見る台湾の東森新聞とファッションTVが見られないのが残念。
あと、部屋にはワイングラスが常備されていません。新聞サービスもありません。
2日目:12月26日
▲花園街市の妹記生滾粥品という粥屋 ▲黄大仙
朝起きて、家から持ってきたモンカフェを飲みます。すぐに準備して、糖朝がどんだけ混んでいるのか見に行きました。やはり朝から混んでいます。歩いて佐敦(ジョーダン)へ。ここから地下鉄で旺角(モンコク)へ。いつもの花園街市にあるおかゆやで朝食。 今度は、黄大仙へ行ってお参り。いつもの線香売りつけのおばさん達をうまくかわします。中国人がたくさんいました。一旦ホテルへ戻って休憩。アベニューオブスターズを散策して、ホテルへ。
▲「凱悦軒」での料理(前菜) ▲シンフォニーオブライツ K11も加わっていました。
18:30〜予約していた中華料理屋「凱悦軒」で食事。予約時の英語がちょっと心配でしたが、ちゃんと予約されていました。なかなかうまい。8時になったので、歩いてシンフォニーオブライツを鑑賞。いつもはインターコンチに宿泊しているので、外で見ることはありません。その後バー(請請)で飲みました。 両替について。今回は、香港ドルが非常に安く、まず空港では1万円で867HKDをゲット。チョンキンマンションでは809HKDでちょっと失敗しました。いずれにせよ、レートが非常によいです。
3日目:12月27日
▲点心 龍苑 ▲HERITAGE 1881
朝は7時半くらいに目覚めてしまいます。加齢したためか、睡眠が浅いような気がします。少々だらだらして、10:50頃にホテルのすぐ前にある、ホリデイイン・ゴールデンマイルの中にある、龍苑という中華料理屋に行きました。11時開店で、11:02に入店。飲茶をしました。点心などすごいうまいです。ただ、2人で412香港ドルしたので、4500円程度になります。昼食としては少々割高です。ただ、食べたいものをきちんと注文できるのがいいです。今回は、千葉晃がよくやる、スーパーのレシートに広東語で書いて、店員に渡す方式で、完璧なオーダーを成し遂げました。 食後、海港城へ。ブティックなどのウインドウショッピングへ。

再び、いつも訪問するマッサージ屋で、今度は足ではなく全身やってもらいました。
最後に、水上警察跡のHERITAGE 1881へ。上に時計台のようなものがあり、そこまで上がっていきました。

到着日と昨日はとても寒かったのですが、やっと気温が上がってきました。
▲九龍公園 ダヤンの巨大なぬいぐるみ発見!
一旦ホテルへ戻り、その後九龍公園へ。ここにははじめてやってきました。噴水ありーの、ブーゲンビリア咲いていりーの、温かい土地ならではのものでした。 九龍公園前のミラマホテルにある「THE ONE」という商場(ショッピングモール)で、ぬいぐるみ製造メーカーSEKIGUCHIのお店を発見。ダヤングッズたくさんおいてありました。そういえば中国製ですからね。
▲唯一麺家の北京餡餅 ▲鶏肉ショウガとナツメ入りの米線
厚福街へ。ここのお店で北京餡餅を食べました。ちょっと「食べ過ぎかな〜」とも思いますが、12月は夜にお酒飲んで、ご飯を食べない日が何日かありましたので、胃が縮んでいます。すぐお腹いっぱいに。 夜に再び、厚福街へやって来ました。K11からは本当にすぐ近くです。3分でこれます。どんなのが来るのかな〜と思いつつ上の米線を頼みます。アクが強く出ていますが、あっさり味でおいしいです。
▲新世界中心 ▲泊まっているK11
「もう取り壊し始まっているのかな〜」、と思いましたが、なんと残っていました。お店の日本人とお話したところ、「もしかすると住民からのコンプレイン(不満)があって、なかなか進まないのかもしれません」と言っていました。 を下から魚眼で撮影してみました。デザイン的にも非常にキレイです。泊まったのは20F、ホテルは24Fまででそれ以上はマンションらしいです。なんと67Fまであるんだそうです。すごいですね。
4日目:12月28日
▲糖朝で 干した牡蛎の粥 ▲マンゴーのスイーツ
家内が、糖朝に平日朝行ったら空いてるかも、と言っていたので、行ってみました。「ビンゴ!」空いていました。9:35に入店。なかなかおいしいです。 ただ、マンゴーのやつが来るまで1時間かかりました。つくられていなかったのか、オーダーミスなのか。漢字で「我等1個鐘頭(オーダンヤッッゴジョンタウ)」と書いて、店員さんに「1時間待ってんだけどぉ」と説明!。でもたくさんの客が来るからしょうがないですよね。
▲1418号室(禁煙)  ▲天星大道は見えません。
12時少し前にチェックアウトして、歩いてインターコンチへ移動。チェックインしたら、なんと2時間前にかかわらず部屋に入れました。 今回は1418号室。
英語で、「2時間早いけどチャージいらないの?」と聴いたら大丈夫とのこと。
▲時計台前でトレーラーが荷下ろし ▲中環
この角度でお尻から入れるのはかなり至難の業。ヘッドは右に曲がっていて、かつステア左に思い切り切った状態で止まっていました。 側の埋め立ても終わり、一部道路が開通していました。一旦埋めてから、アンダーパス、掘るんですね。
▲クリスマス開けの振り替え休日ということで、中環は大混雑していました。中環のコーチの前。 ▲文武廟へはじめてやってきました。6HKDで線香をかいました。でかいやつがいくらなのかを知りたいです。
▲上環にある九記という店 ▲牛バラ麺が有名とのこと。
便利な広東語があります。「二人です!」という言い方。「両位」と書き、粗雑に「リョンワイ」と発音。Vサインして、「リョンワイ」というと「あー、お二人さんネ」という感じで座席に通してくれます。 地元の人の言い方なので、広東語でばーっと話される可能性もあります。もう香港もずいぶん慣れて行くところがなくなってしまいました。
▲鶏記 尖沙咀側は少なくとも地図いらなくなりました。 ▲潮州料理屋です。労麺が有名。つゆなし麺です。
▲1418号室からの夕景 ▲同じく夜景 とてもキレイです。
5日目:12月29日
▲朝起きてテレビをつけたら、「キティーのおやゆび姫」というのやっていました。カエルさんやモグラさんと強制的に結婚させられそうになる変なストーリー。結局王子様みたいなのと結婚する、という結末。意外にハラハラしました。。。
部屋に届いた新聞は、私のデータが入っているか、ちゃんと星島日報が入っていました。読売も。読売より日経がよいのですが。。
▲急いで、桂記にワンタン麺を食べに行って、12時にチェックアウト。「荷物は(ポーターさんではなく)私が持ちます!」と主張するのに、英語が思いつかず苦労しました。

尖沙咀郵便局の前から、K2のバスに乗って九龍站へ。
▲K2、ボルボの12m大型バス。ロイヤルパシフィックホテルの地下駐車場に入るところ。ATはピアノスイッチでDNRしかありません。ステアリングも日本のに比べると小さめです。
 このドライバー、すごい上手。バスが身体の一部になっています。こんなうまい大型二種の人はじめて。ちなみに飛行機で一番うまいな〜と思ったのが2007年3月18日に搭乗した、JEXの2205便(伊丹発仙台行)MD-81、JA8297のパイロットです。
▲九龍站
 でのチェックインカウンター。チェクラプコックだと並びますので、最近は必ずここでチェックインして荷物も預けちゃうことにしています。
 九龍站ではゴロゴロのスーツケースを持っている人は、エスカレータを使えません。係員に、リフト(エレベーター)に乗れ、と指示されます。香港でエスカレーターは大阪と同じ、右で待ちます。
▲チェクラプコックで買い物をしていたら、1515にボーディングのアナウンスがあり、すぐに搭乗。バーコードリーダーがアウトしていたようで、グラホスさんたちがパスをもぎっていました。 ▲トーイングカーで定刻にプッシュバック。あのスーっと動く感覚が大好きです。今日のミールは鶏肉の釜飯風みたいなやつでした。飲み物は、車運転するのでペプシをオーダー。
▲シュレックをもう一度見た後、今度はアンパンマンの「夢猫の国ニャニイ」というのを見ました。この猫ちゃんもとってもカワイイキャラクターです! ▲JL028便羽田行き、JA701Aという777-200ERのJALでの初号機です。W32という通常のコンフィギュレーションです。3-3-3のアブレスト。私と家内は通路を挟んで座りました。WEBチェックインの際、私の左、そして家内の右にも誰もいない席を選び、楽々座れました。家内の右は、香港人の女性でした。窓無し席。
▲羽田へ到着。 ▲今年の漢字
▲新島からアプローチ。到着機も混み合っておらず、ワイドベクターなしでアプローチ。定刻の20:15にJL028は、RJTT羽田の34Lにランディング。大型機なので、高速離脱用L6は間に合わなかったようで、その先のL8から下りました。往路と同じ112番スポットへ。
シートベルトサインが消えるまで結構時間がかかります。どうしてかな〜と思って調べてみました。MD-11のパーキングのチェックリストを参考にしてみました。全部で14項目あります。

PARK BRAKE、ELECTRICAL POWER,APU AIR,ENGINE & AIRFOIL ANTI-IN,ENGINE FUEL SWITCHES,EVACUATION COMMAND SWITCH,BEACON LIGHT, SEAT BELT SIGN,IRS MODE SELECTORS,HYDRAULIC CONTROL PANEL, FUEL CONTROLE PANEL EMERGENCY LIGHT PANEL, STATUS DISPLAY, PARKING CHECK LIST COMPLETE!

そのうちの8項目目で、ビーコンライトが消された後にベルトサインが消えるようです。コクピットではこんなことを二人でやっているんですね。お疲れ様です。
RJTT羽田は、入国審査場まで本当にすぐです。
RJAA成田は場合によってはシャトルに乗らなくてはいけません。入国も並んでおらずすぐ。またバッゲージクレイムも、同じ階にあります。
 バッゲージクレイムは撮影禁止です。成田と大きく異なるのは、グリーンのじゅうたんになっていることです。
 我々は九龍駅で早めにバッゲージを預けているためか、出てくるのに30分近くかかってしまいました。税関職員がここにもいます。
ある雑誌に載っていましたが、税関職員が入国のところに居て、ひとりひとり聞いているのは、世界中で成田と羽田だけらしいです。そういえば、香港でも自己申告するだけですから。
 下りたら、毎年ニュースでやっている清水寺の住職が書く、「今年の漢字」が飾ってありました。21:02に車のイグニッションをひねり、1時間後に自宅に到着しました。慣れている環八外回りを運転するだけなので、非常に楽です。
駐車料金は6500円で非常に安かったです。成田ですと1万円弱しますからね。

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