2010年3月 カンボジア・アンコールワット(シェムリアップ)に行きました
アンコールワット 一度は見てみたいと思っていましたが、やっとチャンスが訪れました。
いろいろありましたが、思い出になりました。北朝鮮レストランで冷麺も食べました!

2010年8月8日UP


写真と文 千葉晃
▲いつものように成田空港7:34
 今期の仕事がやっと昨日終わり、ほっとしました。この旅は1月7日にHISさんにお願いして予約しました。往路に香港に滞在したかったのですが、VNでリザベーションされるので、香港でのストップオーバー設定はないとのこと。あきらめました。当日は、朝4時半に起きて、5時20分頃車でスタート。6時40分頃成田に到着しました。
▲朝8時にチェックイン開始
JAL系のグラホスさんが、担当してくれます。5分前くらいから、ブリーフィングをしていました。旅行者として並んでいる人はどちらかというと団塊チックなご年配のかた。そもそも、最近、若い人、あまり海外旅行しないみたいですから。
▲電車でGO!に座ってみました。
 いつものようにAMEXのラウンジに行って、オレンジジュースなどを飲みます。電車でGO!があったので、お金を入れずにマスコンやブレーキを動かしてみました。
▲10:30発のVN951に搭乗
 今日は満席らしいです。普通ボーイング777は機体後部が狭くなっていて、窓側が2席がけになっている場合があります。リクエストしてみたら、VNのはずっと後ろまで3−3−3のコンフィギュレーションとのこと。確認してみたら、そうでした。
▲87番ゲートから9:56にボーディング
 客層はビジネスよりも観光が多い気がしました。スーツ率はきわめて低い。
▲この日のシップ 
VN951ホーチミンシティー行き、777-200ER 機体番号VL-A143 ベトナム航空さんでは、キャビンクルーのなかに悪い人がいて、麻薬かなんかを運んで捕まっていたというニュースがあります。
▲座したのは30D 右隣にはビジネスマンが座っていました。 ▲日経は、すでにラウンジで読んだので、珍しく朝日を読みます。ビールは一番搾りです。
▲私が食べたのはチキンのミール。VNの成田発のミールはおいしいです。 ▲家内はビーフのミールでした。シップは34000フィートをアサインされ、ホーチミンシティーまでのフライトタイムは6時間15分でした。
▲5年ぶりにベトナムへ。ホーチミンのタンソンニエットです。滑走路は北側からアプローチ。オンタイムはベトナム時刻14:55。15時くらいに到着したと思います。この時点で、15:22でした。 ▲この前来た時と同じように、機体最後部のL2ドアがオープン。予想していたので、かつてMD-87に搭乗したときと同じ、後ろから降りました。機から降りると、30℃以上でもう真夏です!
▲タンソンニエット空港で乗り換えです。
ベトナムの333ビールを3米ドルで買いました。結構高い!ぐっと飲み干しました。次に乗るのは、16:30発のVN829です。空港内は相変わらず暗いですね。
▲オンタイムでVN829は飛び立ちました。機種はA321です。日本では全日空がすべて退役させてしまい、もうなかなか乗れませんね。私も10年くらい前に徳島−羽田便で乗って以来かもしれません。
▲フライトタイムが短いのですが、一応ベトナムとカンボジア間のインターナショナルフライトですので、ボックスタイプのミールが出ました。VNのA321の写真が箱に印刷してありました。 ▲中身は何かというと、マヨネーズのツナサンドみたいなやつでした。あとは水。
▲カンボジア入国には観光といえどもビザが必要です。カンボジア大使館とのやりとりは、必要書類や写真を貼付して現金書留でのやりとりとなります。二人で1万円弱。一人20USDでした。旅券が戻ってくるときには、ヤマト便でした。 ▲そうこうしている間に、トンレサップ湖と思わしき水部上空に。そこで、ライトターン。ランドマークになる流入河川に沿ってシェムリアップ空港へアプローチしていきます。
▲シェムリアップ空港へ無事ランディング。機内では、家内の隣にイタリア人が座っていました。白人の方が結構多かったです。タラップ車がL1ドアに接して、降機。なんとA321のコクピットグラスが開いていました。そこから白人機長と計器類が見えて感動しました。 ▲シェムリアップ空港は、そうですね、山形空港?を一回り広くした印象。一体が平野なので、見通しが効きます。ターミナルビルまで、なんと徒歩で移動するんです。飛行機マニアには最高の空港です。
▲シェムリアップ空港のターミナル出たとこ。
 入国にはそんなに時間かかりませんでした。外で待っていると、マニュアルのハイエースがピックアップで乗っけてくれました。うちともう一家族。老夫婦でした。
▲車で10分くらいのところが町の主要部です。道路沿いには、ホテルが並んでいました。ただ、あまり歩いていたり、チャリンコに乗っている人は多くなかったです。
▲今回のホテルは、ホテル・ドゥ・ラ・ペです。最初は、ル・メリディアン アンコールに予約を入れていたのですが、ルメリは街の中心部から遠いので不便と判断。いろいろクチコミなどを見て、ここに決めました。 ▲雑誌プレジデントか何かの記事を読んでいたら、何らかのサービスに対して、期待していないのにもかかわらずよいサービスを提供されたときに満足度が非常にあがるようです。ここのホテルもまさにそんな感じでした。シャワーの水の出もよかったです。
▲夜はホテルから歩いて3分くらいのところにある大衆食堂へ。日本語のメニューがあり肉団子汁を頼みました。まずまずの味。アンコールビールも。 ▲ホテルの食事。ちょっと変わっていて、完璧なビュッフェスタイルではありません。メニュー表から頼んで注文。スクランブルエッグなどはおいしいです。
▲街の反対側まで歩いていきました。どんよりとした、ほとんど流れていない河川がありました。東南アジアらしい風景です。日本だと悪臭がしますが、特に感じませんでした。 ▲USD1ドルで、自転車を借りてアンコールワットまでやってきました。45分くらいです。ただし、ここに駐輪するのに、なんと3USDかかりました。この3ドルのなかには、ミネラルウォーターもついてきます。あったらあったで結局飲みますが。ちゃりの駐車場で生計を立てている人が寄ってきます。
▲アンコール寺院の中に回廊があり、さまざまな彫刻がほどこされています。私は仏塔などの知識は疎いので、詳しく紹介できなくてすみません。 ▲アンコールの一番高いところへ登ります。階段が非常に急でご年配のかたは大変かも。転落して死者も出たそう。ここでvisitorsカードみたいなものを配られ、首から下げます。おそらく、CLOSEの時に何人中に入っているか確認するためなんでしょう。
▲いったんホテルへ戻る。チャリンコには鍵がついていて、ホテル前に停めさせてもらいました。日本だとやれここに停めろとか言われそうですが、その辺は東南アジアなので、テキトー。 ▲さてさて、今回のメインイベント。北朝鮮レストランに行くこと。自転車で15分くらいのところにありました。シェムリアップ空港への道の途中です。
▲この看板が目印!ネットで調べたら5時半くらいから開く、と書いてったので、少し早めについて観察。全く開く気配もない。5時15分頃になって、トヨタのスプリンターに乗ったカンボジア人の男性が来たので、「今日は開くのか?」と英語で聞いたら「開く」。とのこと。5時40分くらいにあったら開いた。 ▲なんとレストランには鉄条網が!中にいる「喜び組の姐さん達」が逃げられないようにするため?ちょっとひどいですね。
ネットで調べてみると、北朝鮮の金日正氏とシアヌーク殿下がお友達らしい。北朝鮮の要人警護の人たちに、カンボジア人を使っているらしいです。
▲レストランの中はちょっと薄暗いです。ちょうど北京の空港と同じ感じ。ただし広い!カラオケセットもありました。 ▲餃子がうまいと書いてあったので頼みます。が、すごいうまいわけではなく、そのへんの日高屋さんで安価に食べるのと同じ感じ。
▲私たちは、餃子と冷麺とキムチを食べました。冷麺の麺は黒いタイプ。これも近くの焼き肉屋で食べるほうが旨いと思います。はじめはお客はうちらだけで、このままどっかに連れて行かれてしまうのではないか?、という恐怖感がありました。が、6時を過ぎると韓国人観光客がわんさかやってきました。 ▲喜び組?のお姐さんたちは、「ホステス」として訓練されている人たちのようです。韓国人男性観光客から注文を聞く時は、椅子に手をついて、じっと見つめて色気を出すように仕立て上げられています。容姿も整っています。ずっとデジカメで撮影していたのだが、最後に入り口から全体像を撮影しようとしたら、制止させられた。会計するところに北朝鮮製品がショウウインドウに並んでいて見るとおもしろいです
▲冷麺7USD、キムチ3USD、餃子3USD、ビール5USD。トータル25USで二人でおなかいっぱいになりました。夜も暗くなってきたので、足早にレンタサイクル屋に返しに。海外でチャリンコ運転したのはじめて。 ▲帰ったら、ホテルで孤児院の子たちがウプサラダンスを披露してくれていました。中庭がバーになっていて、私はマルガリータを飲みました。マルガリータはかなり深いコップに入っていて、量もたくさんありました。
▲さて3日目 今日も1ドルでチャリンコ借りて出かけます。トンレサップ湖へ行ってみます。道は合ってるかどうかわかりませんでしたが、「たぶんこれだろう」と思ってひたすら進みました。だって地図あるけど、詳しくないんだもん。 ▲日焼け止めをたくさん塗っていきました。生まれて初めて塗りましたが、結構効くもんですね。途中築堤みたいな道路をとおっていくと両サイドに集落が。たぶん学校だと思われるはしけがおいてありました。、
▲ちょっと悪徳ガイドの二人。とても優しくしてくれたのですが、水上学校への寄付、そしてチップを20ドルずつ要求してきました。日本語はなかなか上手。ただ、船の運転手さんはクメール語のみ。そもそも船に乗るときにも案内役みたいなヤツに1ドル取られました。 ▲水上学校。船の上での水上生活者はベトナム系の人が多いらしい。この学校を覗いてみた。幼稚園児から小学校低学年の子がわんさかいた。この密度で勉強できるのだろうか。校長先生という管理職?の方と握手させられました。
▲こんなところから乗船します。自転車でもっと下流まで行きたいのですが。今回はぼったくられましたが、なんと船運転させてくれました。生まれて初めて船運転しました。ちょっとうれしかったです。チップは要求するものではなく、対価として払うものです。ここは大人数でグループで行った方がよいかもしれません。日本人二人はやられちゃいます。 ▲ホテルにいったん戻りました。ビール好きな私は毎回のように近くのスーパーに買いに行きました。このホテル ドゥ・ラ・ペはそういう意味では中心部にあって楽しめます。
さて、この国はカムリ天国。中古車を含め、たくさんのトヨタカムリが走っています。
▲このカムリ1990年ころのやつ、懐かしい!大学の同級生はこれのマニュアルのプロミネントに乗っていて、ちょっと乗せてもらったことがあります。車速関知式のパワーステアリングで、停止中に指1本で据え切りできます! ▲自転車からはこんな景色が見えます。よく考えたらパンクが怖いですね。パンクしそうになったら、近くのトラック停めて、お金払って街の中心部まで持って行ってもらうしかないですね。
▲遠回りして、自転車返しに行きました。私の名前はAKIRA。なんだろう?こんなブランドあるんですかね? ▲夜は「ミスターグリル」というお店へ歩いて食べに行きました。肉やガーリックライスなどたらふく食べても、そんなに高くなかったです。ビールもよく冷えていました。ただし、ニンニクがすごかったです。
▲シェムリアップのアンコール国立博物館。
今日は最終日ということで、外も暑いし歩いていけるところにしました。欠けた仏像とかが多かったです。
▲シェムリアップで一休さんやっていました。そういえば、大乗仏教、上座部仏教の違いはあるもののカンボジアも仏教国ですからね。一休さん、クメール語もはなせるんですね。
▲そうこうしている間に、6時頃ピックアップがやって来ました。そしてシェムリアップ空港へ。お土産などを購入し、ハノイ行きの21:00発VN800便へ搭乗。A321でした。 ▲ビールはカールズバーグ。簡単なパンなどが入ったコンボボックスでした。フライトタイムは1時間55分で、まあまああります。なんと隣に、私と同じ3月15日生まれの人(年配女性)が座りました。免許証を見せて確認しました!すごい。
▲VN800便はほぼ満席。日本人、韓国人が多いかな。 ▲到着!後ろのL2ドアも開いたので、降りてみました。生まれて初めてハノイ・ノイバイ空港へ!
▲真夜中のノイバイ空港の様子。やはりベトナムらしく空港は暗いです。ただし、質はよくないですがいろいろなものが売られています!午前0時10分発。日本時間の午前1時39分にボーディングが開始されました。 ▲VN954 ハノイ発東京便は半分ビジネスマン、半分旅行者のようでした。右には社員旅行っぽい中年の男性が座りました。
▲ハノイ成田線は、フライトライムが4時間程度です。ひと寝するとすぐに夜明けとなり、成田へ近づきます。朝のミール。4:46で朝食でした。 ▲6:15分頃に短い方のRWYにランディング。6:36に降機しました。7時少し過ぎに車で出ました。年度末ということで首都高は結構混んでいました。9時26分に武蔵野の自宅に到着!カンボジア旅、おもしろかったです。

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