2006年8月 旭山動物園と稚内への旅
2006年8月に旭山動物園と稚内に車で行ってみました。
2006年8月9日〜12日


写真と文 千葉晃

▲佐野SA 22:05
 今年も北海道に行くことにしました。出発は8月8日。この週はまるまる休み。午後にプールで軽く泳ぎ、夕方5時頃に30分ほど昼寝。夜8時過ぎに出発。まったく渋滞もなく大泉から入りました。21時の練馬アメダスは25.1℃。今年はガソリンが高いのでなるべく80km/h走行を励行しました。ただ、宇都宮までは流れがめちゃくちゃで、周りにあわせました。
佐野の22時、北の風1m、23.1℃。
▲安達太良SA 0:07
本当にトラックが80〜90でキープして走るのは宇都宮から。トラックは私を抜かしていきます。ほんのすこしアクセルを緩め、ライトを消します。これは「どうぞ入って!」の意味。4灯を焚いて挨拶してくれます。「一番星」系の人はみんな律儀です。
 24時の郡山、南南西2m、22.5℃。
▲菅生PA 01:26
 80km/hをキープするのは結構大変です。遅いから、後方から迫られるのが怖くて後ろばかりをミラーで確認。エアコンもなるべく消すように。もう宮城県内に。ガソリンがなくなってきたので、菅生で入れました。午前1時の白石 西北西1m、22.8℃。
▲東北道 午前2時40分
 仙台宮城で一旦おりました。北仙台駅の写真を撮影するためです。事実上1時間程度ロスしましたが、有意義なものとなりました。七夕祭りとのことで、国分町にはたくさんのタクシーがいましたが、ほとんど空車で人通りもまばら。午前2時半に泉よりまた入ります。仙台市内は土地勘があるので、迷わずぐいぐい走ります。午前2時の仙台、23.2℃ 相対湿度87% 南東 3.2m。
▲午前3時40分 明るくなりました
 今晩はそれほど眠くありません。ジュリアナ東京、浜田省吾のWASTED TEARSやボニーピンクの A PERFECT SKYなどをかけて下ります。トラックの台数もだいぶすくなくなってきました。ロスした分を、80km/hの低速で休まずに取り戻します。
▲盛岡のガスタンク 4:26に通過
 しました。東北道の景色も結構覚えています。強烈なのがこのガスタンク。生意気にも、スイカのデコレーションが施されていてニクいです。しかし80で走りきるのには若干のストレスを感じます。でもグランドハイエースの最高燃費9.9km/リッターを記録できてうれしいです。
▲岩手山SA 午前4時50分着
 泉からここまでド根性で走りきりました。80キロ走行で2時間20分かかりました。それほど遠くないですね。ここでトイレとコーヒー。午前5時の好摩、南南西2m、22.7℃。
▲八幡平付近の登坂車線
 をやや最低速度違反で走行。70しか出ていません。このへんで、熊出没注意のカンバンがたくさんありました。出てきぶつかったら、たぶんフロント凹みます。
▲安代JCT 5:09クリア
 ここまで来ると、ほっとします。何度もここを通りますが、今日は青森方面なので左に寄ります。青森方面が劣勢なのがちょっと面白いです。
▲すぐにこんな景色が
 安代JCTを通過すると、一瞬見通しがよくなります。80キロだと、速度超過違反をまったく気にしないのでよいです。ここからスピード出したくなるところで、覆面も多い区間です。
▲一瞬秋田県に
 入ります。道は走りやすいのですが、アップダウンがあります。左の一般道も交通量が結構多く、丸太んぼうを積載したトラックなども見えます。
▲津軽SA 06:27着
 鹿角SAは通過。とにかく、ここまでやってきました。大泉は午後9時だったので、9時間半で走りきりました。この夏は水泳で鍛えたので、まったく眠くありません。ただ、少し脚がぷるぷる震えています。
午前6時、南南東1m、22.2℃。
▲青森FT
 津軽SAで少し休んだ後、青森空港のターミナルをぐるっと一周して、有料道路経由で市内に。さすがにかつて住んでいたので、土地勘はあります。FTに9時頃到着。手続き方法などを確認して、ぐるっと市内一周してみました。
▲母校 青森市立浜田小学校
 青森地方気象台の露場を撮影した後、ここにやって来ました。6年ぶりくらいです。とても懐かしいです。その後、サンロード青森で用をたしました。1Fには映画「酔拳」の師匠のような鼻の赤いおじさんが3人、朝からチューハイで酒盛りしていました。
▲びなすへ
 昼食の時間にはまだ早いので、FT近くのスーパーで、ソバ弁当などを買い、車の中で食べました。今日の船は室蘭行きのびなすです。乗船手続きをして、所定の位置に並びました。
▲びなすのハッチ
 ここが結構暑かったです。基本的に停車中はアイドリングしない主義なので。比較的すぐ乗船できました。ここは同乗者も車輌甲板から乗船しました。
正午の青森、北北西 4.4m、 29.4℃、相対湿度 67%。
▲12:34に船内へ
 前の車はシャリオみたい。ほとんどが家族連れです。びなすの青森発の定刻は、この時点で13:30。室蘭着20:00です。車両甲板は結構広かった。びなすは7198tあります。結構でかいです。長さも136.6m。
▲二等和室
 はこんな感じ。近くにいたのは、石巻水産高校卒業の学生さん2人で、おひとりは東北薬科大学で学んでいるようです。なんと原チャリで北海道を目指すそうです。お一人が船内で風邪をひきはじめ、ちょっと辛そうでした。
▲2階の船室
わかっている人は、こちらの船室を目指すようです。正式な名称は、二等和室(展望室)。ちなみに風呂は、ちょうどこの下。とにかく熱い。おそらく44℃くらいありました。風呂には3回入りました。とてもきもちよいです。
▲仏ヶ浦
が見えます。日本水路協会で海図を販売しているので、ネットで買って持参しました。興味のある人は日本水路協会で調べてみてください。1枚2〜3000円します。ちなみにこの平舘海峡(たいらだてかいきょう、と呼ぶみたいです)の水深は、浅いところで47m、深いところで188mくらいあるようです。恵山岬では2〜2.5海里のところを通ります。
▲天気が悪くなってきました
 18:35に撮影したカットです。キリが出てきました。
ところで何故海図を買ったかというと、津軽海峡は公海になっているかどうかを確認したかったからと、もう一つは潮流が日本海から太平洋方向に流れていることを確認したかったかたです。両方とも正しかったです。公海でかつ、潮流は東向きでした。
▲カレーライスを食べました
 18時まで食堂が営業しています。そんなに高い値段ではなかったです。そして味も業務用とはいえ、まずまずでした。あまりお腹が減っていませんでしたが、室蘭到着後に食堂を探すよりはましかと思い、食べました。家内は唐揚げ定食を食べていました。
▲室蘭港
が見えました。この写真は19:22にデッキから撮影したものです。曇天ながら薄明となっています。
20時の室蘭、北東 5.2℃、21.2℃ 相対湿度97%。
▲19:55
頃、入港30分前に招集がかかり、車輌甲板に行きました。すごい排気ガス臭かったです。また車内の温度があがってきたので、エアコンをかけました。内気循環で。
▲むろらん温泉 ゆらら
でお風呂をいただくことに。港からは距離的に10分くらいで到着するのでしょうが、私は迷ってしまいました。カーナビには掲載されていなかったので、番台さんに電話してしまいました。新しい港湾地区なので、そういうところには是非とも緯度経度情報があるとよいな、と思いました。良い風呂でした。ここに行く前に、キタキツネさんに逢いました!風呂を出たのが、21:40。
▲白鳥大橋 21:49
明日の朝、どうしても旭川市内にいる必要があるので、もう少し走ることにしました。気温が低いうちに走る、そして走れるうちに走るのが鉄則です。この白鳥大橋を通って道央道の室蘭ICまで行くことにします。途中、iPODで小田和正などを聞きました。有珠山SAでガソリンを入れようと思いましたが、なんとGSはやっていませんでした。輪厚(わっつ)PAまで走って入れました。ホッ。輪厚到着23:20頃。ずっと省エネを意識して、80kmでゆっくり走行しました。
▲砂川SA
 00:45に砂川SAに到着。室蘭から80km走行で3時間弱かかりました。100で走ると2時間で着くと思います。途中、灯火も少なくすごい真っ暗でした。今夜はここで野営。7時間の睡眠の後、朝8時ジャストに起きました。この砂川SAの給油所も夜はやっていません。したがって道内広しといえど、24時間給油できるのは輪厚だけです。1時の深川、西の風1m、21.1℃。涼しい。
▲旭山動物園へ
 途中、高速道路上でキタキツネさんの亡骸(なきがら)を避け、旭山動物園に9:30に到着。今、はやりのビジネスモデルの視察として、見学しました。お客さんがたくさんいます。
 午前10時の旭川、西北西 3.8m、 26.2℃ 80%。
▲アザラシちゃん
この水槽はよくテレビで見れますね。
▲シロクマ
館はこんなに並んでいました。
▲ホッキョクグマ
の水槽です。
▲かわいい!
 今風の学芸員さんっぽくなく、手書きでかわいかったです。肉球が可愛い!
▲カプセルです
 私の苦手な!?団塊世代のご夫婦がずいぶん並ばれたようで、カプセルから見ました。450mmの望遠で撮影してみました。
▲シロクマ
のピース(愛媛県とべ動物園)が大好きな私。彼も好きです。おしっこの量が半端じゃない。2リッターのペットボトルぐらい出ていました。こちらも肉球がカワイイです。
▲ペンギンさん
です。300ミリの望遠で狙ってみました。銀塩換算だと450mmです。
▲ひょう
がいました。
▲ひょうの毛
を450mmの望遠で狙ってみました。毛がモワモワです。金網からはみ出ていました。
▲風太?
 レッサーパンダがいました!とってもかわいい!思わず「風太!」と叫んでしまいました。
▲ふくろう
かしら?顔が回っていました。この後、10:53に旭山動物園を離脱しました。近くのセブンイレブンではDVDなどのグッズが売っていて、商魂たくましいところをみせれました。
▲江丹別付近
です。ソバの栽培で有名なところです。一面の白いソバの花。とってもきれいです。こんなところに一日いたいです。11:55。
▲アメダス江丹別
 またここにやってきました。私の研究では日本で一番寒いアメダス地点はこちらになります。この場所で−38.1℃を観測したんだ、と思うと、感激してしまいます。12:00。正午の江丹別、南南東1m、 27.3℃。
▲森と湖の里ほろかない
 で停めて、コンビニで買ったそばなどを食べました。11ぴきのねこ、連れてきました。ヤフオクで彼は81000円の高値で取引されていて、驚きました。彼は取引された本人ではありません。13:28。
▲朱鞠内郵便局
 今気づきましたが、何故ポストが少し斜めに設置されているのでしょうか。雪とか入るからかな?ここの玄関には「昭和53年2月17日に当局区内の字母子里(モシリ)で日本の最寒温度マイナス41.2度を記録しています」というカンバンがあります。地理を専門とする人は立ち寄る価値のある場所です。13:51。この後、アメダス朱鞠内の写真を撮影し、移動しました。
▲音威子府駅前
 久しぶりに信号ありました。この手前でにわか雨となりました。セイコーマートでコーヒーを買って、ここまでたどり着きました。アメダスが音威子府高校(現:北海道おといねっぷ美術工芸高等学校)校内にあるので、写真撮影してここまでたどり着きました。
15時の音威子府、南1m、26.6℃。
▲また道の駅音威子府へ
 何年か前にこの場所で一夜を明かしたことがあります。またこれてうれしいです。同じ場所に車を停めて。15:20。この後は、頓別の方に抜けて宗谷岬へ行きます。
▲やっと宗谷岬に
 17:08に到着しました。音威子府から1時間45分かかります。途中の一般道は、結構な速度で流れていました。17時の宗谷岬、南東4m、21.3℃。
▲放射温度計
で水温を計測してみました。23℃ありました。
▲日本最北のコンビニ
 セイコーマートの富磯店です。資料用に写真を撮影し、ホテルで飲むビールを買いました。
▲声問
 昔、国鉄に天北線というのがありました。稚内から音威子府まで海側を行くローカル線です。声問という駅があって、ちょうどこのあたりに道床があったのでしょう。土木現業所前のバス停のウラです。汽車が来そうな感じがします。17:42。
▲やっとホテルに
 稚内全日空ホテルに泊まります。ここには何度泊まったことか。11ぴきのねこ、アオとトラが稚内港を眺めています。ここからの景色、結構焼き付いています。18:35。
▲稚内全日空ホテル
はまなすで鉄板焼きを食べました。いつもよりも値段が上がっていました。が、うまい。
 稚内20時、南 1.8m、 23.0℃ 89%。
▲バーラウンジ
でカクテルを飲みました。横にはおもしろいご夫婦が。板橋あたりに勤務されているMD(お医者さん)と看護婦さん。団塊の一歩手前の方で、お話させていただきました。花火が見えました。アサヒの熟撰ビールが飲み放題でした。夜11時頃に駅のほうにぐるっと散歩しました。
▲稚内の朝です
 夕べは結構飲んでしまいました。インターネットでも接続しようと思ってシンクパッドを持ってきましたが、結局つなぎませんでした。ここはヒモで接続します。朝は曇り。10:14。
 
▲防波堤
 11時にチェックアウトしました。資料用に防波堤などを撮影し、この後、稚内公園まであがりました。
▲アルメリア ▲「湾岸道路」
ずっと行くとノシャップ岬まで行けます。
▲ノシャップ岬
に大きな土産物店ができたので、ちょっとだけ買い物。稚内の正午、南西 6.1m、25.0℃、75%。
▲西条デパートのペリカン
 稚内最大のデパートと言えば西条。ここのペリカンというレストランはなかなかボリウムがあってうまいです。戻って昼食。近くでガソリンを入れたら、レギュラーで145円もしました。
▲抜海
を過ぎてサロベツ原野を走っていると、ン??。前方に何かがいます。なんとカルガモ一家でした!通り過ぎるまで待ちます。
▲利尻
 が見えます。亡くなった父方の祖母は利尻出身なので、拝みます。
▲苫前
のウインドファームです。
▲留萌
のアメダス露場の写真を撮影しました。北2.4m、25.3℃ 82%。
▲留萌の海です。
 この後、海岸沿いの国道を走って札幌に向かいました。札幌市内には2時間後の7時過ぎでした。途中、やたらに遅い、改造ヤン車のグロリアとウインダムがいて、若干いらいらしました。
▲アサヒビール園へ
到着。20時に着座しました。私は車なので、飲めません。苦しいとき。こういうときはジンジャーエールを飲んでごまかします。
▲小樽温泉 オスパへ
 羊肉を食べると必ずお腹が痛くなります。札幌駅前のパチンコ屋さんのトイレを借りました。落ち着きましたが、札樽道に入ってもう一度お腹がいたくなって、銭函ICで料金所のおじさんに言って、トイレを借りました。ほっとしました。その後、いつものオスパへ。2時間くらいゆっくりしました。23:46出ました。24時の小樽、23.5℃ 77% 南南西 0.5m。
▲余市の道の駅
 本当は小樽近辺で夜を明かしたいのですが、トイレがある道の駅がないのが残念です。少し走って、余市まで。ここで一泊。何年か前もここで寝ましたが、そのときとは違って涼しいです。ただ、隣にいる三菱コルトがアイドリングで寝ているので、ややうるさい。エンジンは止めて寝てください。小樽の港湾地区に道の駅をつくってください!寝静まった午前2時の余市、23.0℃、 南西2m。
▲朝の小樽
 朝4時すぎに目覚めて、小樽までやってきました。明るくなると、道が混む可能性があるので、少しでも早く出るようにしています。30分くらいで到着。またひとねしました。
▲いつものセブンイレブン
 乗船手続きをした後、燃料を入れ、ここでいつも買い出しをします。北海道新聞、ワイン、ビールなどなど。ついでにセブンイレブンの道内限定ポイントカードの手続きもしました。使えないのに。。。
▲らいらっく
 今日の船はらいらっく。18300tで長さは199.9m。200mを超えると何かのカテゴリが変わるのでしょう。
▲被けん引車
 こんなのがあったので、自分がトレーラーの運転手になったつもりでイメージトレーイングしてみました。
▲10:30に出航
 毎年ちょっとずつ出航時間が変わるようです。今年は10:30。本船は定時に出航しました。
▲かもめさん
 いつも出航と同時にかもめさんがやってきます。
▲ロビー
 本日は満席のようです。この新日本海フェリーは、本州と北海道を結ぶ船の中で一番値頃感があります。大洗−苫小牧は高いです。
▲1等インサイド
 和室がよいのですが、今年はとれなかったので、1等、それもインサイドです。インサイドって何も見えないと思いきや、よく工夫してあって、真ん中に中庭みたいになっています。考えた人はすごい!
まったく圧迫感はありません。
▲持参したDVD
でのんびりしました。今日は強風で(というか子供がたくさん乗っているからではないでしょうか?)デッキが解放されていません。太田和彦さんの居酒屋の番組を立て続けに家内とみました。
▲松前大島
 が18:51に見えました。昨年はもうちょっと早かったような気がします。対抗船とのすれ違いは19:30でした。ちなみに小樽新潟航路の距離程は692キロです。
▲スナック
 18:54に撮影したものです。カップラーメンを食べる人などで大にぎわい。
▲BSジャパン
 で渡辺美里のコンサートをやっていました。ちょっと年とりましたね。たまにMy Revolutionききますよ。
▲北緯40度通過の瞬間
 23:24でした。なお、このGPSは日本測地系のため多少のずれがあります。
▲23:36
に入道崎をクリア。なぜか外は雷雨になっていました。
▲車輌甲板
 朝6時に新潟到着のため5時頃に起こされます。車輌甲板はこんな感じ。前のモビリオ、結構もたもたしていました。6時の新潟。25.5℃ 72% 南西 1.3m。
▲新潟港
 をおりてインターに向かっているところです。この辺はカーナビに任せています。柴竹山ICというところから入ります。早朝にもかかわらず他県ナンバーでごったがえします。
▲越後川口SA
 午前7時42分。対向車線はどんどん渋滞してきました。とらねこ大将、凛々しいです。
▲谷川岳PA
9時8分に到着。ずっと遵法速度できました。自宅には13時半に無事到着しました。おつかれさま!


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