2005年12月 石垣島・再訪の旅
2005年12月に石垣島に行ってみました。1999年以来ですから6年ぶりになります。
2005年12月24日〜27日

写真と文 千葉晃

▲JA8964に搭乗
 久しぶりに石垣に行くことにしました。パスポートを持たないで出かけるのは非常に気が楽です。羽田も楽。今回の往路はNH123便。9:00にプッシュバックとなり9:14に34Rからテイクオフ。フルスロットルから24秒で操縦桿を引いたので、貨物が軽いのかフルペイロードではなさそうでした。
▲沼津から修善寺にかけて

 今日は747-400 JA8964の47J席に座りました。前はCAがいて足下が広いところです。キャプテンはアミノ ノリアキとのアナウンスがありました。
▲左側に旧清水市内、美保の松原が見えます
那覇まではERABUまで洋上なのであまり面白くありません。
▲御前崎です
 ここにはいっつも低層の雲がぽつぽつあります。
▲那覇に到着
 冬季の那覇はRWY36に着陸することがほとんどで、トラフィックによってずいぶん南の海上(多分那覇空港から南に13マイルのGRACEグレースまで行く)まで飛んでいくことがあります。かつジェット気流が強いので20分程度の遅着があたりまえです。摩文仁の丘が11:44に見え(この時点で地上600m)、11:47に着陸しました。
 
▲NH1765に搭乗
 フライトタイムは2時間33分でした。お掃除隊が用意しています。今度はNHというか事実上ELの1765便石垣行きに。デッドヘッドのCAさんが3人乗り込んできました。普段着でした。機体はJA8419。12:35にプッシュバック。12:46にテイクオフしました。フルスロットルから52秒かかっているので、737にしてはかなり重かったようです。
▲キャビン内は9割方うまっていました
 那覇の36をテイクオフすると、すぐ左にヘディング。ルカン礁を眼下にみつつ左ヘディングして、慶良間の上空へ。あとは一路石垣を目指します。
▲東シナ海の積雲
 今日のキャプテンはオカザキさん。コクピットからのアナウンスによると、離陸から29分後の13:15に宮古島上空を通過し、34分後の13:20にディセンド(降下)する予定とのことでした。対地速度は700km/h、高度は24000ftとのことでした。
▲久しぶりの石垣
 途中下に下地のランウェイが見えました。石垣へは白保の海岸を右に見ながら、石垣空港をアビームで過ぎて、石西礁湖上空をライトターンし、RWY04へのファイナルアプローチへと導きます。
▲暖かい!
 こうして13:31に04に着陸。今回は結構進んで、RYW22の着陸帯のマーカーのところで転回しました。石垣は1500mしかないので、タッチダウンとともにスラストリバーサが強烈に噴射されます。オーバーヘッドストエッジの荷物がガーっと前に行くのが聞こえます。
▲6年ぶりの離島桟橋
 とにかく冬の石垣は太陽が出ているときは暖かいです。14時の石垣は20.2℃。今朝の練馬の最低気温は-1.0℃だったので、本当に常夏の島という感じがしました。身体が弛緩しました。私が以前来たときに建設中だったホテル・イーストチャイナシーのレストランで中華丼を食べる。すごい空腹だったので、3分もかからず平らげてしまいました。
▲いつもの通りの石垣シーサイドホテルへ
 6年前と同じ、川平のちょい先ににある石垣シーサイドホテルへ。ここに来るとどちらが西か東かわからないのですが、ホテルはサンセット方向にバルコニーがあります。石垣シーサイドは沸かし湯ですが、でかい浴場があってそこは最高です。夜は市内に出て、焼肉金城で食べました。20時の石垣、17.1℃。
▲唐人墓
 川平と市内の間にある唐人墓。昔の中国人の墓とのこと。ここにハブ注意というカンバンが立っていました。今日は石垣2日目の12月25日です。暦の関係でクリスマスの日に沖縄にいるなんてなかなか珍しいです。石垣11時 21.7℃。
▲今日はこれから黒島へ
 行くことにしました。ゼミの先輩が「千葉〜黒島イイゾ〜」と言っていたので、とにかく船に。具志堅用高のお兄さんいないかなーと思いつつ乗り込みます。
▲30分くらいで黒島へ到着
 相変わらず海はきれいです。忘れられません。黒島ではどうやって移動するか全く考えていませんでした。八重山の島々にはレンタバイク屋さんがいます。いなかったら民宿で借りれるのでどうにでもなるやー、と思い、そのまま島へ。
▲サキシマハブが飼育されていた
 黒島についたら早速カンバンを持ったオバアがいて、原チャリ(確か二人で3000円 燃料費コミ)を借りました。私はバイクはダメなので、運転するのは生涯で波照間島に次いで2回目です。家内はTODAY、私は本田技研工業のDIOというのに乗りました。はじめに、日本ウミガメ協議会附属 黒島研究所に行きました。
▲カメさん
 黒島の海洋生物博物館といったとことです。沖縄の平たいサンゴの島にはハブがいないと思っていましたが、黒島にはサキシマハブがいるようです。ウミガメもいました。何故か近寄るとこっちを向いてエサが欲しいそぶりを見せます。
▲ニモ発見
 有名なカクレクマノミ。改めてこうやって実物を見るとかわいいです。
▲黒島研究所
 入場料がいくらかかかったと思います。ここに黒島のデータが書いてありました。人口220人。牛の数3056頭、今年の研究所入場者数5446人とのこと。結構お客さん来るんですね。
▲沖縄〜って感じの景観
 原チャリで走っていると少し寒いので、灼熱のドバイにも何故か持って行った、ユニクロのパーカーを着ました。一張羅なのです。
▲牛さんが多いので放牧地になっています
 家内と併走しているときはよいのですが、意図的に追い抜くと排ガスが臭いそうで、家内から注意されました。普段バイクには乗らないので、そんなところまでは配慮していませんでした。とにかくのんびりした島です。原チャリもおもしろい乗り物ですね。
▲明日は小池百合子
 環境大臣が来島するとのこと。ロールベールに環境大臣歓迎、みたいなことをお兄ちゃんが筆で書いていました。下書きはしてあったようですが、なかなか上手でした。ちなみに、原チャリを借りたオバアは石垣に花買いに行っていました。大臣来るから。結構生活に潤いがあって驚きました。この後、船で15:30に石垣に戻りました。
 
▲石垣地方気象台
 前もここに来たことがありますが、デジカメで撮影しておきたくて再度訪問。露場を撮影するだけなので、特に声をおかけしませんでした。16時の石垣、22.2℃。
▲平久保崎へ
 ここのあずま屋からの写真はよく南西航空のカレンダーなんかに取り上げられる定番のものかと思います。馬の背のような地形、独特ですよね。
▲平久保崎へ
 ここまで思いの外時間かかりました。最後で左折、右折、また左折して岬の方面にやってきます。SMARTくらいの車ですとここまで上がってこれますが、一般車は便所のあるところまで。以前来たときは便所なんてなかったんですよ。伊原間の17時21.6℃。
▲穴場
 があります。灯台の方面に気をとられてはいけません。その背後は少し上がっていけます。便所の方の山は登山禁止です。上がっていたカップルがいましたが、降りるのが相当にきつそうでした。
▲たんたんというステーキ屋さんへ
 やってきました。家内は石垣牛、私はオージービーフにして食べ比べてみました。若干石垣牛のほうが柔らかい感じがします。この店、結構流行っていました。玄関に白い猫がいました。
▲ぴちょん君が八重山へ?
 見た雑誌にこんなのが掲載されていましたので、思わず撮影。私は車の運転があるので、ジンジャーエールで我慢しました。一応ビールを想像しながら飲むのです。20時の石垣19.7℃。
▲離島桟橋
 も2006年中に海人のショップのほうに移動してしまうようで、最後かと思って写真をたくさん撮影しました。離島用の郵袋類です。こんなところに荷物置いてあっても誰も盗んだりしないのがよいですね。治安のよい国、日本。11時の石垣21.1℃。
▲竹富郵便局
 本日は石垣の3日目、12月26日です。若干曇りで肌寒いです。竹富も2回目。前に来たときよりも明らかにこぎれいになっているような感じがしました。
▲水牛車
 女の子の水牛はハイビスカスをつけて汗をかきながら、うんとこしょ、と引っ張っていました。
▲なごみの塔より
 前回は勉強不足で登らなかったなごみの塔。まだオフシーズンなので観光客もそう多くはなく、上がりました。
▲こんなところに松下のストーブの回収広告が
 貼ってありました。ずいぶん全国的にやっていますね。
▲ブーゲンビリア
 きれいですね。この色はなかなかデジタルでは再現できないようです。意外と家内の携帯(日立製)の色が忠実でした。
▲730交差点
 このデザインはアメリカ世からヤマトの世に変わって、左側通行になったことを意味しています。おもしろいモチーフですね。この夜は、石垣空港すぐ近くのサンエー前にあるラーメン屋で食べました。まずまず、といった味です。
 離島に渡る際は、めんどくさがらず、お金を惜しまず、与那国行きのフェリー乗り場のところに入り口がある駐車場に入れました。安いですよ。
▲WiLL Vi
 今回石垣で乗車したのはトヨタのWiLL Vi(ウイル ヴィーアイ)。軽自動車として予約していて、5ナンバー車が来てとっても残念でした。がしかし、とっても運転しやすく乗降性もよいので驚きでした。ヴィッツのプラットフォームを使用しているようです。難点はATセレクタが若干渋かった、ミラーが手動、ベンチシートなので、後ろの荷物が取りにくいということくらいです。私みたいな印象を持っている人がいると思いますが、見た目と全然違う車で驚きました。
▲真上を737が通過
 この石垣は市街地に空港があるため、至近距離で飛行機を見ることができます。これは、ジャパレンさん横の家庭用品屋さん(花なんかも売っている)の軒先で撮影したものです。香港の啓徳空港と同じくらい近いような気がします。
▲石垣空港
知らないうちに、最終日12月27日となりました。 
新空港ができるまでこのままなんでしょう、この空港は。ただ、少しずつ新しくなっていて、これはプラズマディスプレイに変わっていました。石垣は、レンタカー返す前にチェックインしてしまいます。
▲あったあった稚内のカンバン
 石垣と稚内は姉妹都市なので、お互い交流があるようです。少し色あせていてブルー味が強いですね。いずれにせよ、両方とも好きな町です。同じ日本じゃないみたいです。
▲意外と活気がある空港
 仙台空港なんかよりも人がたくさんいるような感じがします。ここのお勧めおみやげは、カルピスの沖縄味のセットです。通常、シークワーサーなら3本入っているのですが、お店の人が小分けして、3種類にして売っているようです。私は、かき氷にかけて食べます。
▲宮良殿内(みやらどんち)
 昔のお偉いさんのお宅です。沖縄なんだけれども、枯山水のようなヤマトの庭園手法を使っているようです。少しお金を払った記憶があります。石垣12時20.5℃
▲殿内の内部
 中にはおじいさんがいて、管理されています。すぐ横には建物が近接しているのですが、全く嫌みがありません。ここに行くまでに屋根上のシーサー置くところにゴジラが置いてありました。写真撮ればよかった。
▲JA5325
 波照間便用のBN-2です。一度乗ってみたいです。
▲4機も並んだELの737-500
 こんなのも珍しいのではないでしょうか。ここはエアーニッポン・ターミナルの食堂から撮影したものです。
▲高校球児でターミナルは一杯
 ちょうど石垣で大会があったようで、すごい人でした。沖縄の高校生はうらやましいです。飛行機に気楽にバス感覚で気楽に乗れて。石垣15時19.7℃。
▲NH1772に搭乗 JA305K 737-500
 ちょうどこの時間帯、20〜30分おきに那覇便が出ていたと記憶しています。キャプテンはキクチさんとのこと。15:24にプッシュバック。15:38にRWY04より離陸。15:56に降下開始。水平飛行は18分のみ。
▲高校球児のいがぐり頭
 私は5の列に座ったので前のほうでした。この便もほぼ満席です。16:22に着陸。フライトタイムは44分でした。すぐに乗り換えて、NH132に搭乗。全日空のいやーな3-4-3アブレストのハイデンシティー機。
▲777-300 JA754A
 30Eに座りました。16:58にドアクローズ、17:14に36から離陸。42秒かかったので、まあまあの重量があるのでしょう。19:03に羽田に到着。フライトタイムは1時間51分でした。冬はジェット気流に乗るので、2時間かからないのです。羽田の19時4.5℃でした。ウー寒い。

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