宮古島遠征2( '00 10/21,22 )

ヒレナガカンパチ・8キロ

遠征にはお金も時間も必要だし、キャスティング練習も積んでから行く。巨魚がヒットし、自分ひとりで対処出来ないなどという情けない事にならないよう、筋力アップもする。8月の宮古島遠征は、これらがほとんど無駄になってしまった。宮古リベンジである。釣果うんぬんより、とにかく宮古の海に出たい。土日のみの釣行だし、台風には絶対来てほしくなかった。しかし1週間前は季節風が吹き、船を出せなかったらしい。オレ達の釣行に合わせるかのように、風は収まっていった。

バラクーダ。臭い!

今回は釣友Hも参加。宿は共和ホテルだ。船は海星丸。初日は12時半に入江港を出た。来間島沖と、伊良部島沖でGTを狙う。ナブラを見つけるか、グルクン(タカサゴ。沖縄県の県魚)の群れを魚探で探す。ナブラは2回発見し、バラクーダとGTと思われるアタックがあったが、フッキングせず。グルクンはなかなか見つからず、釣行時間の大半を移動で使ってしまった。リーフのストラクチャー狙いが良いと思ったが、船がシャローに行けないらしい。波が高く、キャスティングゲームには厳しい条件だった。初日は何も釣れず。18時半に上がった。

パナリから見た東平安名崎

最終日はパナリに向かう。GT狙いを続けるが、バラクーダが多い。釣友Nにそのバラクーダがヒット。1メートル4,50センチあった。こんな臭い魚、まさか抱えないだろうと思ったが、抱えてしまった。その後Nにはオレの風上に来ないように言った。最初高かった波も収まってきた頃、オレにヒット。8キロ設定のドラグが唸りをあげる。首は振らず、スピードはあるがトルクは無い。バラクーダだ。それもNが釣ったヤツより遥かに走る。リーフめがけてまっしぐら。そしてスリットに入られ、あえなくラインブレイクした。午後2時頃からはジギング。東平安名崎近くのポイントだ。魚探に反応があったのは1回のみ。その時、オレとNにヒレナガカンパチがヒットした。Nのは3キロで、あっという間にキャッチ。オレのは気持ち良くラインを出してゆく。小気味良い引きを楽しんでキャッチしたのは8キロだった。その後、オレにイソマグロ2キロとHにイソマグロ4キロがきた。全然引かなかった。水深は120メートル。ベイトはイカとキビナゴ。潮の動きが悪かったが、良い条件ならジギングは楽しめる場所だ。仲里船長は2年前位からGTも狙うようになったとのことで、本来はジギングが得意だそうだ。パヤオには協定で行けない。行きたい人は海人を紹介してもらえる。これからもっとGTのポイントを開拓してほしい。釣友Yは船酔いでダウンし、残念な釣行だった。宮古の海は波の波長が短めなので、2.5メートルあると辛いだろう。時間的に厳しく、ほんの一部のポイントしか行けなかったが、やっぱり行って良かったと思っている。帰途に着いた翌日、南西諸島近くに台風が発生した。


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