第[3]プロジェクトルーム
DREAM

 

夢枕 獏 代表作(私撰) 
 

 

キマイラ・吼 シリーズ
ソノラマ文庫

3. キマイラ餓狼編

台湾に渡った真壁雲斎は、昔の修行仲間の猩猩に会った。
猩猩のもとにはキマイラ化したもう一人の男・巫炎がいる。
巫炎の手が獣の顎に変わり生肉を喰らうのを見たあと、雲斎は猩猩と"八位の外法"について語り合った。
仙道で鬼骨と呼ぶ八番目のチャクラがキマイラ化の鍵ではないのかと。
だが、依然すべては謎のままだ。
大鳳を思い、久鬼を思う雲斎に猩猩は、ボックという男が日本向かったことを告げた。
異様な風貌のそのドイツ系アメリカ人は、鬼勁の技をよく使い、しかも"八位の外法"について知りたがっていたという。
そしてその頃、円空山では、別れを告げに訪れていた大鳳を守るために、九十九は早くもボックと闘うはめにおちいった。

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