最初から作り直しました |
2007年 7月 7日 の七夕に納車されたデュアリス。
そして今日は 2017年 7月 7日 の 七夕。
早いもので、今日で10年目突入です。 10歳の誕生日おめでとう。
しかも、ちょうど 70,000km を突破。
その記念というわけではありませんが、デジタルタコメータをゼロから作り直しました。
だいぶ小型化、薄型化、軽量化できました。
今回はタコ(回転数)も1rpm単位で表示しちゃいます。

写真だから、窓にくっきりと映り込んでますが、肉眼だとそうでもありません。
いや、本当に記念というわけではなかったんです。
最近、LEDバーの一部が点灯しなくなったり、速度が0のまま変わらないという現象が立て続けに起きまして、要するに、ポリウレタン動線で繋いだ箇所が経年劣化?で接触不良を起こすようになりまして。
まあ、間もなくデュアリスも10年目に突入するし、10年前にはなかったスキルで新たに作り直そうと思っただけです。
圧着端子と圧着工具を選定、入手するのに手間取りましたが、以前作成したプリント基板モジュールもあるし、作り慣れてるだけあって、電子回路の作成、プログラムの改造、ケース作り等、実質2日程度で作れました。
初代はスイッチング電源も作り込んでましたが、別の場所に電源を隠してあるので、今回はそこから電源をもらいます。
なのでCAN通信&制御回路のみで大変シンプル。
コンデンサやセラロック類は、ICの下に全て隠してます。
今回はポリウレタン銅線を一切使用していませんので接触不良の心配も無し。
背面の絵もキッチリしてますね。
あと前回は28ピンPICを使っていたのですが、勿体ないので、使い道のない40ピンPICを使ってます。
ちなみに1点失敗あり。 信号端子を別のポートに割り当てれば配線がもっと楽だったのに、そこまで頭が回らないほどご無沙汰すぎて、衰えてた。
|
以前のは正直デカくて、置く場所が限られているというか、どこに置いても視界を妨げるので、今回はどこにでも設置できるよう小型化し、2つのユニットに分けてます。
左が「回転数」「速度」「シフトポジション」を表示するユニットで、右が「CVT比」「瞬間燃費」をバーグラフ表示&制御回路のユニットになります。
数年前にプリント基板化した50連LEDバー表示モジュールや10桁表示できる7セグモジュールを使っているので、今回ポリウレタン銅線の地獄はありません。
なので、最近起きた接触不良の心配もなく、通信もI2Cになるので高速化でき、だいぶパフォーマンスが上がってます。
実装部品は全てチップ、無駄なベゼルも無く、厚みも無いので薄型化にも成功。
いろいろと機能が上がっているので、これまでは無かったタコ(回転数)も7セグ表示します。
これまでは数値の単位がなくて、なんの数値なのか判りにくかったのですが、一応RPMとKm/hの単位も自発光します。
電子回路とプログラムの方はサクサクできたのですが、ケース作りの方が時間的に少々焦ってしまい、マット塗装にやや失敗しています。
久々すぎて勝手を忘れたというのもありますが・・・まあ、感覚を思い出したので、その気になったらまた作ります。
とりあえず、以前多用していた3mm厚のアクリル板は今思うと加工が大変だし、使うメリットがないというか、2mmで十分な強度がある&加工しやすいので、2mm厚で作ってます。
さすがに1mm厚では心許ない。
|
ということで完成したので、早速取り付けてみました。
まずは、通信用に使っているUSBケーブルの交換が必要。
今までのは、USBのType-B型コネクタでデカかったので、小さくて使い易いMini-Bのケーブルに交換。
運転席足下のヒューズボックス付近にアクセス。
OBD2からCANと電源を引っ張ってるので、この付近に色々集中してます。
しかし、なんにも情報が無いところから良くもまあ調べたなと、今になって当時の自分に感心します。

CANバスにいつでもアクセスできるよう拡張性高く作ってありますけど、うーん使わないですね・・・。
リアに電光掲示板付けて、車内CANバスで文字データ送ってーみたいなのも当初は考えていましたけど、まあ今ではもう、そんなことする気さらさらありません。
違法みたいですし。
始動時。
走行時。
視認性は全く問題なし。
コンパクトなので正面に置いても視界を遮りません。

左のモジュールの赤いLEDバーは、回転数。(100回転=1dot)
右のモジュールの青色LEDバーが瞬間燃費、緑色LEDバーがCVT比状態表示。
実は、青と緑は意外と目立たないので見にくい。
目立つ赤と黄色にしちゃおうか検討中。
CVT比はいいのですが、瞬間燃費は結構気にしながらアクセルを踏んでるので、見やすい方がやっぱいい。

まだもうちょっと改善の余地はあるけど、やー、うれしい。 |