フッ素とは


 フッ素とは原子番号9、原子量19で、活性が極めて高く多くの元素と化合物を作る。フッ化カルシウムの結晶は蛍石である。この蛍石の粉末は冶金の融剤としてかなり古くから使われていた。英名Fluorineはこの融剤に起源しラテン語 fluere からきている。活性が高いために多くのフッ化合物は化学的に安定で、フッ素コートとかフッ素処理されたフライパンなど利用価値も高い。オゾン層破壊で問題となったフロンはフッ素の有機化合物であるが、フッ素の有機化合物は冷媒、フッ素樹脂、防腐剤、殺虫剤などの製造にきわめて広い用途がある。


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