2005年10月

 
 ご近所の主婦仲間5人が連れ立ってマダガスカルに出かけたのは、今から5年前の秋の初めのことでした。
うち2人は都合で旅程を早めて帰国したために、アンチラベには行けず、従ってアベマリア産院のシスター牧野にお会いしないままでした。今日はその2人と、マダガスカル旅行とは無縁だったにも拘わらず支援メンバーに加わってくれている1人が、「実物」のシスター牧野に「ご対面」を果たした記念すべき日となりました。
さらにこの支援仲間の宴にホームページの編集責任者の珠美さんも加わって総勢7人、一層賑やかで大盛り上がりの秋の午後となったことは言うまでもありません。
元気一杯、ケラケラ笑うシスターの愉快なお人柄に触れて、仲間たちはさて、どんな印象を持ったのでしょうか。
きっと、「お若い、体力は私たちの数倍、枯渇することのないエネルギーや、貧国でのご苦労多き活動をさりげなくこなされる精神的なタフさはどこから?」 …と圧倒されたに違いないはず。加えてシスターのお顔が相も変わらず艶やかなこと。これは特記しておかなくてはなりません。

マダガスカルに生息する珍しい動植物の話でひとしきり盛り上がった後、私たちの支援が的外れでないか、注文等は?と伺ったところ、今のままの支援が有難いと言われてホッとしました。

お送りした20枚の毛布が大助かりなこと、その大事な毛布が盗まれないように「アベマリア産院」と持ち主名を刺繍したこと、日本の粉ミルクに命救われた新生児がたくさんいて感謝の言葉がないこと、フイルムケースは飲み薬を小分けするのに重宝なので引き続き荷物に入れて欲しいこと、さらには子供たちのために分度器やコンパスが欲しいこと等々…。粉ミルクはやはり新生児用がいいですか?との質問に、「いいえ、胃がんで苦しむ大人の患者さんにとっても貴重な栄養源なので、新生児用にこだわらない」と言われて驚きました。ビタミンがたくさん入っている日本製の粉ミルクは、こうした患者さんの命綱でもあるようです。

そう伺えば山ほど送りたくなるのが人情ですが、重量に比例してかかる送料が相変わらずネックになります。この粉ミルク、マダガスカルの農繁期に当る4月ー6月にはお産が極端に少なくなるので、需要が低いとのこと。その一方で11月―3月は出産ラッシュで粉ミルクが足りないとか。出産に季節あり、発送にも季節を考慮すべしと知りました。

 シスターは美味しそうに昼膳を全部召し上がられて思いました。健康維持の秘訣は旺盛な食欲と何でも残さず食べる胃袋の元気さにありと!しかしマダガスカルの食事事情は日本とは比べ物にならないはず。「あちらにお戻りになりたくないのでは?」と向けてみたら、「いえいえあちらの野菜汁に肉を入れて煮た鍋は美味しいし、毎日食べても飽きませんよ」と。「へぇ〜」と私たちが揃って反応したら、では一度シスターに作って頂こうとなって、12月のクリスマスシーズンに我が家の台所でマダガスカル料理を試食する会を開く話がまとまりました。レシピーはその時にご報告することで、今日の私のレポートを取り敢えず締めることにします。続きをお楽しみに!


 5年前 縁あってマダカスカルを訪れました。
珍しいバオバブ。見てほほえましくなる猿 ワオキツネザル・シファカ。初めて見る南国の果物。夜見上げると天の川・そして南十字星。幼いこどもの可愛い目。すべてが新鮮に目に映る物でした。

そんな中、私たちが何気なく捨てようとしたペットボトルを、「まだ使えます。下さい」といわれました。

たしかに辺りを見回すと、何度も使ったボトルでに液体を入れ運んでいる人、売っている店。着ている物も上等とは言い難い物。物のあふれている日本の生活では想像も出来ないような貧困の中での暮らし。
マダカスカルのごく一部しか見ることは出来なかったけれど、何かお手伝い出来ること有る?  
帰国後そんな思いが有り、かつて友人が住んでいたアンチラベの産院で活躍されているシスターの元へ、衣類や新生児の粉ミルクを送ることにしました。

送料を考えるとお金の方が良いのでは?そんな意見もありましたがお金があっても物が無いし日本の粉ミルクの方が物が良いのだそうです。

仲間の何人かはアンチラベでシスターにお会いしてましたが、私はアンチラベに寄らずに日本へ。
今年春から一年間の予定で帰国中のシスターとお会いする機会が有りました。ミルクは乳児だけでなく末期のガン患者ににも飲ませるとか、フィルムのカプセルは薬を入れるのに重宝だとか。送った物は余すことなく活用されている様子等を伺いました。今回お話を伺うことで、「送るだけ」の形の見えない活動では無くなりました。

お人柄でしょうか?初めてではないような親しみを覚え又年上の女性に失礼 な言い方ですが「可愛らしい」とも感じました。慣れない国でご苦労も有るでしょうが、様々な事をバネにして「今」を楽しんでいる様に見えました。 これからも、私たちに出来ることは少しだけれどお手伝い出来たら良いな、そう思っています。                hiromi

 

 シスター牧野にお会いしてから早1週間。
2000年8月末〜9月始めにマダガスカルにバオバブを見に出かけ、ひょんなことから古着とミルクを送る会の一員となりました。
私は不良会員ですから、荷造りのお手伝いなどパスすることが多く、気は心で会員が多いほうがいいかなと思いずるずると引きずられ今日となっています。
シスター牧野も珠美さんも素敵な方でした。
「ふふふ」って感じ!人生は短い、
自分が出来ること・出会える人
限りがありますよね。
私にとっていい出会いなのかも。
 今後ともよろしく!!    Hiroko


      

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