WORLD PSYCHO BLUES TOUR

99.1.14/ポートメッセなごや 2号館

 私にとって、ミッシェルの初ライブの日。なのに香港直輸入の強烈なインフルエンザで倒れる寸前という有様でした。ロックのライブなんて今更...と思っていたのですが、ミッシェルにハマってからというもの、「ライブがすごい」というウワサを聞いて、とにかくナマで見てみようと興味津々でした。その時はわりと楽しめたのですが、今から思うと、この大ホールのツアーが初ミッシェルだったというのはいいのか悪いのかわかりません。というのは正直いって、「え?すごいの?」という印象を持ってしまったからです。まあまったく見えないのは仕方ないとしても、普段展示場に使っているだけあって音響は当然良くないし、このときよく言われていた荷物の受け渡しの混雑など、ミッシェルさん本人以外の問題が多すぎましたね。自分の体調も最悪だったし。なにか釈然としないキモチが残るライブでありました。会場の壁にうつるメンバーの影で、今何が行われているのかようやく確認できるといった具合でした。これが初だった私はともかくとして、今までライブハウスで応援してきた人は、どこか違和感を感じたのではないでしょうか?確かに小さいところで演ると入れない客が出る。バンドがこれほど人気があるのに、彼らのスタンディングにこだわるスタイルのため、会場の問題も仕方ないことなのかもしれません。

 私なりに理由を考えるとするなら、やっぱり「見えない」というのは大きい。ほかの大きなイベントに出るときは、大抵スクリーンが設置されていますから(別に「見に」行ってるわけじゃないんですが)。床がフラットなので、まわりを大きなオニイさん達に囲まれると、なんで前の方が沸いてるのかとかまったくわからなくてちょっとさみしかった。家に帰ってから、ネットで調べて(!)ああ、そんなことがあったのか〜なんて驚いたりして。

 そういえば、「バードメン」のときギターのチューニングが狂いまくってて、途中まで一体なんの曲だろう?なんて思ってました。

 他のアーティストのライブでもノリが悪いことで有名な名古屋地方ですが、さすがにチバさんも何か温度差を感じる所があったのか、最初のほうで、「せっかく来たんだから楽しんでってくれ」とMCを。もっとも最後の方になると「こんなにロックンロールジャンキーズがいてくれて嬉しいぜ〜」と言っていました。チバさんてこういうことあんまり言わない人じゃありませんでした?

 ミッシェルのライブではアンコールを要求するときは「オイ!オイ!」みたいなかけ声を叫びますが、(まあそのときは知らなかったんですが)この日はみんな「アンコール!アンコール!」と言ってました。

 この日はツアーパンフを買って帰りました。中身はほぼ今までのジャケを集めた(だけの)ものです。¥1,500。アナログのジャケとかは知らなかったので、いいなと思いました。それに、今までのツアーの場所と日程や、ディスコグラフィ、CD、アナログのジャケなどが載っていて、やはりこのツアーが「GEAR BLUESを聴いてファンになった軽め&初心者ファン向けのもの」という意味合いだということを表しているのでしょう。実際、これがライブ初めて(私を含む)という人もけっこういたことでしょう。一緒に行った人は、まったく気に入らなかったようでけなしてばっかりなので、ちょっと悲しかったです。キュウさんを「付き人」とは何ごとじゃ。(しかもエレカシと間違えて来た)

 そして何より、ポートメッセは遠かった...地下鉄の終点からさらにバスで40分。疲れた。でも、楽しかった。ただし、インフルエンザは長引くことになりました...


SET LIST(順不同)

GEAR BLUESから全曲 「Get Up Lucy」「THE BIRDMEN」「JAB」「深く潜れ」「culture」「HI!CHINA! 」「OUT BLUES」

encore1「candy house」「君に会いにゆこう」「JENNY」

encore2「CISCO」「Baby,please go home」




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