学問の批判
  理論偏重の仏教研究は反省が必要

 思想や論理ばかりの研究になって、宗教体験の研究をおろそかにしてきた仏教学への批判。田中教照氏や立川武蔵氏がおられる。

立川武蔵氏

 立川武蔵氏は、空の論理は体験と関係があるとみて、従来の仏教学が、宗教体験の研究をしていないとされる。
 「空が一種の直観であることは疑いはない。」(1)

 「従来は、空の研究では、他の分野の仏教研究も同様であるが、宗教体験の内容と「論理」との関係が考究されなかった。」(2)
(注)
学問の批判