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(株)熱研 CARBON-DIATONIC   "SETEEN"No.1

LastModified 02/10/10

12月11日付けAKIBA PC Hotline で紹介されて以来、各所で話題を呼んでいる怪しい液体こと(株)熱研 CARBON-DIATONIC "SETEEN"No.1です。

深海サメの肝油から抽出したスクアラン・オイルにカーボン・コーテッド・ダイヤの超微粒子を溶かし込んだ製品で、これを接点部分に塗ることで金属面の凹凸面が滑らかになり、電気抵抗も減少して安定した導通状態になるとの事です。オーディオの分野では結構有名らしいのですが、あ、怪しい・・・・ まさにトホホなパーツコーナの為にある様な製品ですな。(あくまで、PCの分野でね)

定価は\4200ですが、BBSにてpapaさんに情報を頂き、大阪日本橋の逸品館さんで購入しました。1999.12.1〜2000.01.15 まではセール中という事で、\2730 でした。(この逸品館さんはPCショップではなく高級オーディオの専門店です。接点はおろか、防振・ケーブル等PCなんぞとは比べ物にならない程 Deepな世界が広がっています。一度覗いて見るのも面白いと思いますよ)

 

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スクワランオイルに混入されたカーボンダイアトニックの超微粒子が、金属表面の凹凸部に合わせて入り込み定着。その結果、導通面積が飛躍的に拡大し、接点の電気導通性が飛躍的に拡大します。また理想的なメカニカルコンタクトをを実現する事により、安定した導通を半永久的に確保します。接点部の傷や劣化した部位も活性化。修理・修復の際にも絶大な効果を発揮します。超微粒子が定着すると同時に、オイルが金属表面をクリーニング、潤滑、そして保護し、接点面の酸化を防ぎます。どんな形状のコネクタであっても同様の効果を得られます。コンピュータ、測定器、通信機器、医療機器などあらゆる接点部分にも最高の導通性を付与します。速度と信頼性のアップにもぜひお試し下さい。

(株)熱研 パンフレットより抜粋

本来、画質や音質が向上するという話ですが、客観評価が難しい所ですね。そこで無謀にも、CPUとメモリの端子に塗ってみました。

よく振って、付属の刷毛で端子部をひと撫でします。なんか、ドロっとした黒でイヤ〜ンな感じ(笑) 綿棒で余分な部分をさっと拭って軽く乾かした後に装着します。

[FSB133overへの道]でどうしても690までしか通らなかった、Superπ100万桁の実行限界に変化が現れるかチェックしてみました。どちらもメモリ設定は、3-3-3 です。

 

SL35D+ペルチェ+P3125 使用前(Vcore2.3,Vio3.78) 使用後(Vcore2.1,Vio3.62)
Superπ100万桁限界 690 700
Superπ400万桁限界 680 695

 

・・・・・・・・・・・・マジ? 上がっちゃってるよ・・・・・・・・「効きませんでした、ちゃんちゃん(爆)」で終わる筈だったのに・・・その他の条件で変えてるのは SP5400PEからSP7400に交換した位だし、電圧関係もむしろ下げ気味にしてるのに・・・・

深海サメ侮り難し!

私の場合、装着前には必ず接点をアルコールで洗浄しているので以前の状態で接触不良が起こっていたとも考えられません。(考えたくない^^;)

今回の場合、CPUよりはむしろメモリがネックになっているので、室温が5℃程下がった事によりメモリ耐性が上がった可能性もありますがね。 まあ、どんな場合でも限界を向上させてくれるのではなく、各機器の本来の性能が動作条件を満たしていて、接点間の微妙な接触抵抗がネックになる場合に効果が出るかもしれない・・・という事なのでしょうね、きっと・・・・・はっきり言ってよくわかりませんな(爆)

この手のアイテムは馬鹿にしていましたが、自分の目で見てしまったからには仕方がありません。アルコールで接点を洗浄するのも、ある意味おまじないの様なものですから、これもそのひとつとして加えてやるのも面白いかもしれません。え、私ですか? きっと次回も塗ってしまうでしょうね(爆)

ま、信じるも八卦、信じぬも八卦。同じ阿呆なら踊らにゃ損損。という事で・・・・・・・・・・

「私はグレン・スミスを信じることにした」
(萩尾 望都著 「ポーの一族」より)

 

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