これは今回最も恐れいった展示物です。
国立博物館の中にあるソウルの中心部を再現した2つの模型です。左が李氏朝鮮時代のソウルの模型。右側は日帝支配時代の模型で、何が違うかというと李氏の建てた宮殿(景福宮=キョンボックン)のど真ん中に日本が建てた朝鮮総督府があることです。
この時代の日本の権威的建築は全てこうでしたが、朝鮮総督府はあたりを睥睨するかのように建っているのがわかります。この模型により総督府が如何に偉観を誇り、人々に威圧感を与えていたかをまざまざと実感することができます。抗日博物館に行くともっと具体的な展示があるようですが、次回ですな。
国立博物館はこの朝鮮総督府の建物の中に入っていたのですが、95年に取り壊され、こちらに移りました。現在は総督府が立っていた部分の宮殿の復元工事が進んでいます。
展示物ではもちろん、青磁白磁といった焼き物がすばらしいです。