飯坂 外国も、日本の組織のシステムをまねてますよね。
運営者 日本のやり方を取り入れることができる国というのは、日本と同じ土壌にある国だと思います。
つまり、ルネサンスを経て「世界人」になっていない、アウト・オブ・ザ・ワールドの国だということです。この辺は、思いっきり端折っちゃいますけど、気になる人はこの辺を読んでいただければ。
飯坂 そうですよね。
運営者 やっぱり、そういう国の方が多いんですよ。「世界人」になっているのは、アングロサクソンの国ぐらいのもんでしょう。アメリカやイギリスは特殊であって、イスラムなんてのはどちらかというと日本に近いわけです。
飯坂 でもイスラムは、日本とは違うよね。
運営者 それで言うと、ほんとうはアジアだって日本とはちょっと違うんです。日本が何が一番変わっているかというと、究極の中空国家であるということ。
飯坂 アジアは、日本に支配されたという経験がありますからね、そこはやっぱり他とは違うかもしれない。
運営者 その最たるところが北朝鮮ということで。
飯坂 このキリンの置物はね、ケニアで5000円かそこらで買ったんですけど、輸送費が2万円かかってるんですよ。
運営者 よくご無事で着きましたね。
飯坂 そうそう、エールフランスの成田の事務所まで取りに行きましたからね。銀行の研修でやった貿易用語が、実感できましたよ。「いろんなプロセスで、それぞれだれがリスク責任を持つか決めておくのというのは大切なことだな」と。そういう経験こそ貴重なものであると。
運営者 「プライスレス」ですな(笑)。
他人に責任をかぶせるシステムになっているわけですよ。商売の基本はそういうものかもしれない。
飯坂 最初はあいまいになっていった責任が、紛争を経て、「はっきりさせましょう」という取り決めになってきたんだと思いますね。
運営者 そういうのも、ルネサンスの時代に始まってるんです。それまでは為替の決済ってなかったんです。
飯坂 でも日本でも、江戸時代に独自に為替のシステムができていたし。先物取引の仕組みは今でも大阪の堂島で初めてできた方式が使われているみたいだし。
運営者 それは、私のサイトなんか大嫌いな、日本大好き少年の皆さんが、必ずおっしゃることですよね。
「はいはい、わかりましたよ」ということで(笑)。
この話は2003年の話で古くなっているかも知れないし、そもそも酒飲み話だし・・・