いろいろと見て回っていると気づくと思いますが,自分以外のPCにカーソルを合わせると,画面下の部分に四項目の表示が出ます.これらは左から順に,そのキャラクタのレベルと名前,ユーザー称号,特殊称号となっています.
ユーザー称号(UT: User Title)というのは各プレイヤーが自由に設定できる自称で,全角8文字までで設定できます.周りからすぐに見られるので,自分で付けた通り名といったもの以外にも,仲間募集,売りたいもの・買いたいもの,所属ギルド(プレイヤーが結成する助け合いグループ)名,プレイヤーの状況等を入れてあることがよくあります.
特殊称号は,ある条件で得られたり失われたりする,あらかじめ設定された称号で,自分で持っているもののなかから一つを選んで表示することができます.これには三つの系統があり,
となっています.
職業系称号は就職,転職,ランクアップ(見習から本職への昇進)等で変化し,名声系は職業に応じた功績
(戦士系ならモンスターを倒す,生産系なら生産系のスキルを成功させる等)を積むことで変化します.
アイテム系は,特定のアイテムを装備したり外したりすることで増減します.王様イベントの途中で取った “死者の指輪” も,実は装備することで “黄泉に抗う者” という称号が得られます.
スキルというのはそのキャラクタがどんな技術を持っているかを表したもので,キャラクタの重要な特性の一つです. 大きく戦闘系スキル(戦闘中にしか使えない)と非戦闘系スキル(戦闘中には使えない)に分かれています.各種魔法もスキルですから,“攻撃魔法も使う剣士” “回復もできる魔術師” “歌って踊れるトマト泥棒” 等,いろいろな組み合わせでキャラクタを育てることができます.
例えば,戦闘系スキルには,回避率を犠牲にして攻撃の威力を上げる“諸刃”,回避率を上げた状態で攻撃できる“陽炎”などが,非戦闘系スキルには,各種の食材や鹿の皮といった素材を採取する“狩猟”,金属や木などの材料から剣を作る“剣作成”などがあります.スキルにはレベルがあり,スキルを使って成功させることでスキル経験値がもらえ,一定量たまるとスキルのレベルが上昇します.レベルの高いスキルであるほど攻撃力・防御力が高くなったり,良いアイテムを作ったり採ったりすることができます.
自分の今持っているスキルは[Jobsメニュー]で確認できます.
また,この画面では,スキルの欄を選んで右クリックすることで,スキル一覧の並び順を変更することができます.
スキルマスターと呼ばれるNPCに話し掛ければ,そのスキルの簡単な説明を見たり,必要ならお金を払って習うことができます.どんなスキルがあるか,あちこち聞いて回るのもよいでしょう.
ただし,無職のうちは正式なスキルは習得できず,お試し伐採,お試し狩猟,お試し採掘,お試し鍛治の四種類しか取ることができません.
また,各スキルにはスキルスロット消費数というものが決まっており,その合計が10を超える組み合わせで持つことはできません.上の例ではそれぞれ,7スロット,9スロットを使っています.
なお,お試しスキルはすべて3スロット消費しますので,実際に同時に持てるお試しスキルは三つまでとなります.