人の意見に耳を傾けることはたいせつなことです。
でもそれにふりまわされて、自分がなにをしたかったのか、自分が最初、
どう思っていたのかがわからなくなってしまったらだめだと思います。
なにをするにも「自信と信念」はだいじです。
心の土台に確固とした「自信と信念」があって、努力、献身が積み上げ
られ最後に英知が屋根となってなにものにもゆるがない自分が築き上
げられていくのです。
もし今、なにかに自信がなくて、迷いがあって心細く感じていたなら、
まずひとつひとつ、できるとこから問題を解決していくことです。
ひとりで思い悩んでいるよりだれかひとりに話してみると、心がすこし軽
くなれるのです。
なんの解決にならなくても、心がかるく感じられたらそれがはじめの一歩
になるのです。
自信がないから不安になるのか。不安だから自信がもてないのか。
心の迷いは、にわとりが先か卵が先かみたいなものだと思うのです。
どうしたらいいかがわからないから、人は不安になるし、つらく悲しくなる
のだと思います。
自分だけで思い悩まないでだれかに、全然関係ない人でもいいから話
してみると、すこし気持ちがらくになります。
でも最後に決めるのは自分です。答えを出すのは自分です。
人が決めてくれたことに従ったら、うまくいかなかったときに必ず後かい
します。
逆に自分で決断したことが、成功したらそれがまた次の自信に大きく
つながっていくのです。
「だれかと関わって生きる。どんなに傷ついても、何度裏切られても人と
関わることを絶対にやめてはだめ。」
これ以上傷つくのが怖いからといって、自分ひとりの世界に閉じこもって
しまったら、心の土台はますますもろくなっていくばかりです。
傷ついて傷ついて、それでもまた、だれかを好きになったり、だれかを
信じたりしていくからこそ、心が強く成長していくのです。