2007年トライアル世界選手権

〜1日目〜トライアル初観戦!

2007.06.02


毎年栃木のツインリンクもてぎで行われる「トライアル世界選手権

トライアルという競技は、まだまだマイナーで、私も実際に見るまでは興味なかったです(^^;

が、バイクの「操る楽しさ」を極限まで追求したのがトライアル。

2004年に藤波貴久選手がワールドチャンピオンになって

ニュース等で見たことある人もいるんじゃないでしょうか?

日本開催のF1とかMotoGP世界選手権とかWRCとかと位置付けは同じで世界のトップが集まります。

そんな中で「最も近くで世界の技を見られる」のもトライアルの魅力。

病み付きになりますよ〜(^^)

 

細かいルール・説明は →こちら へどうぞ(^^)

オーバルコース   ツインリンクもてぎは栃木県茂木にあるHONDAのサーキット

インディ500やMotoGPが開催されるので有名ですよね。

敷地内にはホテル、キャンプ場、セーフティライディングスクール

ダートトラックコース、HONDAメモリアルホール(博物館)なんかもあって

1日いても飽きませんよ。(^^)


朝4:00長野発、更埴ICからなぜか麻績を経由して(?)

上信越、関越、北関東、東北、また北関東と高速を乗り継いで

9:00頃ツインリンクもてぎに到着。(今回は車です)

スタート直前だというのにスタンドはガラガラ。

やっぱりマイナーなんですかねぇ(--;

スタンド

セクション15   通常レースで使われるメインストレートにトライアルコースが!

池はともかくこの岩、どうやって登るの!?(--;


9:40分になり選手が続々と第1セクションにコースイン!トライアルは

@ユース・・・16〜18歳の男性と18歳以上の女性      
 ゼッケン緑文字で排気量は125cc
Aジュニア・・・21歳以下の男性と18歳以上の女性     
ゼッケン青文字で排気量制限なし!
Bワールド・・・年齢も排気量も(たぶん性別も)制限なし!
ゼッケンは赤文字。

というカテゴリーに分かれてるそうです。

セクションにはそれぞれに「ここを通りなさいよ」という

ゲートマーカーが配置されていてコース難易度が違うのです。

  セクション1

ユース   これはユースの選手のトライアル。

手前の岩にゲートマーカーが設置されているので手前を走る。

とはいえ1.5mぐらいの岩をほとんど助走無しで乗り越えていく。。。


2004年ワールドチャンピオンの藤波貴久選手。

バイクはモンテッサホンダ4T 250cc

トライアルバイクはシート無し、ウィンカーもミラー無し、

ガソリンタンクも2リットル入るかどうか。

乾燥重量70kg(!)の本当にシンプルな車両です。

  藤波貴久

  ワールドクラスになるとゲートマーカーの設定難易度高し (--;

歩いてもよじ登れなさそうな岩をバイクに乗って超えていく・・・


これまでの写真が「セクション1」

15のセクションを2周して一番減点の少なかった人が優勝となります。

1セクション内で1回足を付くと減点「1」

2回で減点「2」。3回以上足を付いてもクリアさえすれば減点「3」

コースアウトや転倒、90秒のタイムアウト、バックなどで最大減点の「5」

減点ゼロは「クリーン」と呼ばれて、これをいくつ取れるか、

ミスをどれだけしないかで勝者が決まります。

 

  ツインリンクもてぎ内に15のセクションが5つのゾーンに分かれて

配置されています。海外のレースなどは山を分け入らないと観戦できない

ところもあるらしく、「観戦しやすい」のも日本GPの特徴らしいです(^^)

セクション1を見た後、まだ人が集まっていないであろう

セクション12へ移動。観戦しやすいとはいえ、こんな道を進む。。。


やってきました。

トライアルは選手をサポートする人達と回ります。

赤地のゼッケンは「マインダー」と呼ばれる

ナビゲーターというかコ・パイロッというか・・・体調・マシンの管理から

コースのルート選定、指示なんかも行います。

野球で言えばキャッチャーみたいなものでしょうかね。

  マインダー

岩盤   セクション11と12がある「ハローウッズの岩盤ゾーン

←これがセクション12のコースですよ・・・(--;


わかりますかねぇ

ガケを超えて飛び上がってきたところです。

グラっといったら命が無いような気がする・・・(--;

  まぢですか!?

ユース?   ありえませんがな(--;

ちなみに真ん中に写ってるのがマインダーの方

命綱もってコース上でスタンバってます。。。


リヤタイヤに注目!

  浮いてる!?

えいやぁ!   ワールドクラスになるとまた難易度が上がって

↑の写真の右端の人の足元の岩を超えて来ないといけません(--;


男子トライアルとか女子トライアルとかの区別が無いのも特徴。

女性で唯一参戦のライア・サンツ選手@ジュニアクラス

 

空中へ。。。   セクション12。完全に空飛んでます。。。

セクション12最後の難関 2段ジャンプ。

ワールドクラスの上位5名ぐらいは軽々と抜けていきました。。。

→トニー・ボウ選手 動画(17.1MB AVI)

 

  眠さと凄すぎる技を目の当たりにしたショックでぼ〜っとしながら(?)

お昼を食べて(と言っても何食べたか忘れるぐらいの軽食(^^;)

ハローウッズの庭ゾーンのセクション8を観戦。

手が届くぐらいの至近距離で世界トップの技が見られるのも

トライアルの魅力ですね(^^)


急斜面を登った後にそのまま2mぐらいの丸太越え。

ありえないって。(--;

  おかしい・・・

下見   コースの下見をする藤波選手。

トライアルでは他のモータースポーツと違って

予選というものがありません。

できるのはセクションイン前の下見だけ。

2周で5時間半の時間制限の中、ライバルに先に走らせたり、

逆に先に走ってプレッシャーを与えたり、結構心理戦もあるようです。


それにしてもなんで越えられるかなぁ・・・

→去年のチャンピオン ラガ選手

  空へ!

セクション15   この後、最終のセクション15へ。

ここまでトップはボウ選手。藤波選手は3位。

5mはあるような水の流れる岩を駆け上がる。

←トニー・ボウ選手


藤波選手も最終セクションをクリーンで抜けるものの

おしくも3位。

トライアル日本選手権は2日開催

2日間それぞれで優勝者が決まり、

ランキングポイントが加算されます。

明日も見られるんですねぇ(^^)

  クリーン!

4T   これがトライアルマシン MONTESA 4T

この他のメーカーとしてはガスガス、シェルコ、ベータなんかがあります。

普通のバイクに乗っていると聞かないメーカーですよね(^^;

トライアル、スゴすぎです!!

バイクってスゴイなぁ。と素直に感動してました(^^;

明日もある事なので、宇都宮にビジネスホテルを取っておきました。

→ 2日目へ!