フロントブレーキ オーバーホール
フロントブレーキのシリンダーダストブーツが破けて(!)いたので その交換とフルード交換の作業記録です。 バイクのエア抜きは初めてやったのでえらい苦労しました。 知っていればなんてことはなかったんですけどね。(^^; |
ブレーキパッドを取り外す。 油まみれになるのでパッドは別の場所に置いておいた方が 良いと思います。 |
交換部品です。上段が今までついていたもので、下段が新品。 左からピストン、クリップ、ピストンシール、ラバーブーツ。 ラバーブーツが破けているのがわかりますか?(^^; ピストン以外が三つセットで売っています。 部品の取り外しはキャリパー内に傷をつけないように注意。 |
すべての部品を取り除いたキャリパー内部。 古いブレーキフルードはできる限りふき取ります。 ブレーキクリーナー等で脱脂はしないほうが良いです。 |
キャリパーの奥のミゾにピストンシールを取付けます。 |
ラバーブーツをキャリパーの手前のミゾにはめ込み、 クリップでブーツを外側に押し付けるように取付けます。 クリップの切れ込み側からはめようとしても まずうまくはまってくれません。かなりイライラします(^^; 切れ込みの逆側からはめ込んでいくと結構すんなりいきます。 ブーツをミゾとクリップの間でへんなふうに挟み込まないように注意。 |
ピストンをブーツにはめ込むんですが、 思いっきりブーツの口を広げる必要があってこれがまた大変。 指だけではどうしようもなくてこの時はキャリパーの脇から マイナスドライバーを差し込んでやりました。 真似しない方が良いかも。これでひとまず取り付け完了。 |
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この後、ブレーキフルード注入とエア抜きをやります。ブレーキフルード交換だけなら マスターシリンダーに新しいフルードを継ぎ足しながらブレーキレバーを握って キャリパー側からフルードを押し出す感じで入れ替えをするんでしょうが、 今回はピストンを抜いた時点で配管内のフルードがすべて抜けてしまった為、苦労しました。 キャリパー側から注射器みたいなものでフルードをひっぱってしまうのが一番早いらしいんですけど、 そんな事は後になって知ったので(笑)、キャリパー側のドレンを緩める→レバーを握る→ ドレンを締める→レバーを離す を繰り返して、キャリパー側からエアが出なくなったら、 ドレンを締めた状態で 「配管をゆすったり、叩いたりしながら、レバーをちょこっとだけ握る」という動作を マスターシリンダーの小さな穴からエアが出なくなるまで続けます。 強く握るとせっかく出口に近づいたエアを押し戻すだけなので厳禁です。触るだけぐらいの気持ちで。 なんだかんだでエア抜きだけで2時間ぐらいかかりました。 詳しくはメンテ本とかを見てもらったほうが確実かな?(^^;
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