AKIFUMI SHIBA 芝 章文
ARIKA ART SAITE個展 2006年3月17日(金)〜3月31日(金)
「表層の冒険1 芝 章文展」
杜の覚者(もりのかくしゃ)
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ARIKA ART SITE 作品展示風景
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ARIKA ART SAITE OPENING DANCE PAFOMANCE
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ARIKA ART SITE 社長中村章氏(左)と美術家北川健次氏(右) | 谷川渥氏、廣田隆一郎氏のオープニング挨拶 | ||||||||||||||
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ダンスパフォーマンス「杜の覚者」 ダンサー/関典子氏 |
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■2006.3.17 表層の冒険1芝章文展 オープニング・パフォーマンス ■展覧会企画:谷川渥氏 コンテンポラリーダンサー:関典子氏 |
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Photo:N.Ikegami(C)2006 | |||||||||||||||
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MAO 2006 杜の覚者 BUDDHA IN THE FOREST MUSIC BY AKIHUMI SHIBA&CHIKAKO EHARA PRODUCED BY ARIKA ART SITE (C) MAO 2006 AKIHUMI SHIBA&CHIKAKO EHARA 小川のせせらぎ、鳥の囀り、虫の音、心音などをモチーフに山水に静かに佇む人をイメージして曲をつくった。忘れかけていた原風景の記憶をなぞるように一筆一筆を重ねるうちにこころに響いてきた旋律である。視覚と聴覚が融合したもう一枚の絵画ができないだろうか、絵画を見るための音楽があっても良いのではないだろうか。映画のBGMならぬ、絵画のBGMである。 「あらゆる芸術は音楽の状態を憧れる」というウォルター・ペイターの言葉を借りれば、まさにその旋律に従うかのように、無時間的な充足感のなかで作品のイメージがかたちづくられてゆく。 作品と対話するように制作をすすめること、その交感のなかから見ることと描くこととが交錯し、色彩や形態が抽出される。音楽の役割は直感的な閃きをもたらし、作品のイメージを増幅するためのメディウムへと変化する。作品は時に偶然うまくいくようなこともあるのだが、極力偶然性を排除し、刷毛や筆を駆使しながら描くことの原点を模索する。音楽「杜の覚者」はそういった作業のなかから産まれてきた。作品を見ながら楽しんで頂ければと思う。 芝 章文 |
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MAO-2861105 キャンバスに油彩 500×610mm 2005年 | ||||
毎日新聞夕刊記事全文
美術:芝章文展/池田龍雄展 劇的な変化、多彩な手練 1990年代から続いている芝章文の油彩画シリーズのタイトル「MAO」は、敬愛してやまない空海の幼名、真魚(まお)から取られた。空海へと大飛躍を遂げた真魚にならい、空海の名に象徴される広大無辺の世界を、絵画の中に成就させたいと願ってのことだろう。画廊の開廊記念展を兼ねた個展に並んだ新作群は、そのことを予感させるに足る出来といっていい。 連なり漂う雲を思わせる、濃淡のグラデーションを伴った不定形のまだら模様。幾つかの小さな白点。そして、厚みのある筆触でくねくねと描かれた黒い線形。いずれも近年の芝の画面を構成してきた主要な配役である。しかし、従来通り青を基調色とした作品に加えて、今回新たに出現した赤系統の色彩による画面が、「MAO」シリーズに劇的な変化を呼び込んだのは間違いないだろう。 いずれも画面の組み立ては変わらないだけに、それは改めて絵画という視覚劇において、色彩の作用力がいかに大きなものかを印象づけずにはおかない。たとえば青のタイプでは、奥へ奥へと遠のいていく青の不定形に対し、龍とも鳥ともつかない黒い線形は表面上に取り残されて、ふわりと浮かんでみえる。だが、視覚に向かって攻め立てるような赤では、こうした空間感よりも、表面レベルでの一体感が勝っていく。だからこそここでは、黒の線形が鋭い亀裂のような緊張感を走らせるのである。56年生まれ。 ◇ 芝展=31日まで東京・日本橋小舟町12の15、アリカ・アート・サイト(03・5614・2200)【三田晴夫】 毎日新聞 2006年3月28日 東京夕刊 |
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