半村 良

炎の陰画

bookf1_011 文春文庫 163−2
空襲の劫火をくぐりぬけた戦災孤児の健は、いつかすべてをなめつくす美しい炎の妖しい魅力にとり憑かれていた。戦争の傷痕を背負った人間の哀しみと異常な心理を描いた表題作ほか、魔訶不思議な世界への扉を開いてくれる異色の短編「白鳥の湖」「森の妹」「箪笥」「ちゃあちゃんの木」「逃げる」「散歩道の記憶」収録。解説・都筑道夫


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