LM8361 (SANYO)

  <表示器 フジ・ミニトロン>



ドライブ 能力
セグメント出力 アクティブ H MIN 5mA
(オープンドレイン OCSレベル)
基準信号 商用電源(50/60Hz)
表示方式 スタティック点灯
表示桁数 4桁
時間表示 12時/24時 選択
アラーム機能 アラーム・スリープ
スヌーズ
カレンダー機能 なし
電 源 電 圧 8〜16V
消 費 電 流 約 3mA (無負荷時)

 ・このLSIは、MM5316Nとピン互換性があり、電源電圧は低めの設定ですが、出力電流が
  多くなっています。
 ・7セグメントタイプの蛍光表示管もドライブできますが、LEDを使用する方が適しています。
 ・MM5316Nと同様に、時間表示の12/24時選択が、スイッチ切換方式ではなく、回路
  設計時にどちらかを選択しなければなりません。
 
 ・今回、フィラメント型表示器の「フジ・ミニトロン」をドライブするにあたり、スタティック点灯の
  このLSIを選択しましたが、出力ドライブ電流の最大値に不安があったので、安全策で
  シンクドライバIC(TD62104)を使用してあります。
 ・アラームは、基準信号用の50Hz発生回路に手を加えて、1,600Hzの発信音を6.25Hz
  で断続させて、ピピピ・・・と言う音をスピーカーから出しています。
 ・スヌーズボタンは、アラームが鳴った後もう少し寝ていたい場合に押すと、8〜9分後に再度
  アラームが鳴り出します。
 ・スリープタイマーは、今回使用しませんでしたが、外部にフォトトライアック回路を取り付けて、
  AC電源を制御すると、ラジオタイマーなどを作ることができます。

 ・以前はMM5316Nを使用していましたが、他の蛍光管にMM5316Nを使用するので、
  LM8361に差し替えました。


回 路 図  GIF版 LM8361Cir.gif (166KB)  PDF版 LM8361Cir.pdf (439KB)
     注意! 正確な資料が残っていないため、この図面を使用した、いかなる損害にも責任を負いません。


上面

側面

後面

内部

部品面

ハンダ面

表示部
部品面
表示部
ハンダ面
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表示映像 (動画10秒)  (Windows Media Video 9)   LM8361dsp.wmv  (300KB)

○パーツの参考資料
 ・フィラメント型表示器  「Fuji」 3015-F (当ホームページ「部品箱」で、詳細を紹介しています)
 ・基準信号 水晶発振器  「秋月電子通商」 超高精度クリスタルタイムベースキット
 ・DCレギュレーター  「新電元」 HPH12002M (秋月電子通商)
 ・基板  「秋月電子通商」 片面ガラスエポキシ・ユニバーサル基板 Bタイプ (95x72mm)
 ・アクリルケース  「無印良品」 アクリルポケットティシューケース


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