操作方法 |
1.電源投入
・初めての電源投入時と、電気二重層コンデンサの容量が無くなった場合は、2011年1月1日0:00
から時刻がスタートします。
・パワーオンでリセットが働かない場合は、ISP端子の5ピンと6ピンを一瞬だけショートさせて下さい。
(ハードウェアのリセットが働きます)
・停電時や長期不在時に電源を切っても、時刻はバックアップされます。
・電気二重層コンデンサは、半日ほど充電することで、1週間のバックアップを確認しています。
(充電所要時間と、さらに長時間のバックアップ期間は確認中です)
・センサーの交換は、電源を切った状態で行って下さい。
エラー表示
・「Err1」: センサーが接続されていない、または機能していない。
SHT11またはDHT22の、接続と選択(機能設定モード)を確認して下さい。
・「Err2」: センサーとの通信にノイズ等の影響があった、またはデータ線[DATA]が[L]レベル。
ケーブル等のノイズ対策を行って下さい。 データ線[DATA]を確認して下さい。
・「Err3」: 温度と湿度の変換中に、SHT11との通信が途絶えた。
SHT11の故障やケーブルの接触不良を確認して下さい。
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2.表示の切り換え操作
○ [SW1] 表示 ON/OFF
・スイッチを押すたびに、表示のON/OFFが切り替わります。
・表示をOFFにすると、消費電流が50μA(DHT22は150μA)にまで下がります。
(表示OFF中は、温度湿度の計測とシリアル出力も停止します)
(センサーには通電されているので、表示ON直後の計測データは安定しています)
・表示OFF中に電源が切れた場合でも、バックアップは続行されています。
○ [SW2] 表示選択
・スイッチを押すたびに、下記の内容で表示が切り替わります。
・表示内容は、1秒間隔で更新されます。
・「温度と湿度を交互表示」で、各値の表示時間は「機能設定」で変更が可能です。
表示順序 |
1 |
2 |
3 |
4 |
5 |
上段のLED |
時.分 |
時.分 |
時.分 |
時.分 |
温度値 ℃ |
下段のLED |
温度と湿度を
交互に表示 |
秒 |
温度値 ℃ |
湿度値 % |
湿度値 % |
画 像 |
 |
 |
 |
 |
 |
○ [SW3] 日付・最高値・最低値
・スイッチを押すと、[月日] ・ [温度の最高値・最低値] ・ [湿度の最高値・最低値]が表示され、
次に「表示選択」で選択されていた元の表示に戻ります。
・[月日]は5秒経過すると、自動的に元の表示に戻ります。
(日付だけを見る場合に[SW3]を一度だけ押すと、5秒間表示して元の表示に戻ります)
・[SW2]表示選択を押した場合も、元の表示に戻ります。
表示順序 |
1 |
2 |
3 |
上段のLED |
時.分 |
温度の最高値 ℃ |
湿度の最高値 % |
下段のLED |
月 日 |
温度の最低値 ℃ |
湿度の最低値 % |
画 像 |
 |
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3.12h/24h表示切換
・[SW2] と [SW3] を同時に押すと、時間表示を12時間制と24時間制に切り換えることが できます。
・この設定は、内蔵EEPROMに記憶されますので、バックアップが切れた後も残されています。
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4.機能設定モード
・[SW1] と [SW2] を同時に押すと、各種の機能や動作を設定できます。
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設 定 項 目 |
表 示 |
設 定 内 容 |
1 |
温度・湿度の最高値と
最低値の初期化 |
  
Extr
    |
0 : 自動で初期化をしない。
1 : 日付が変わった時点(0:00)で初期化する。
2 : 直ち(強制的)に初期化する。 |
2 |
温度・湿度を交互表示
の表示時間設定 |
   Ftim
  
sc |
1〜20秒 (デフォルト:4秒)
フェードイン後からフェードアウトする間の時間 |
3 |
シリアル出力の間隔 |
  
Sout
  
sm |
1 : 1秒
2 : 1分 |
4 |
センサーの種別 |
  
Sens
  
tp |
1 : SHT11
2 : DHT22 |
・[SW2] で、設定値が増加します。
・[SW3] で、設定値が減少します。
・[SW1] を押すと、次の項目に移ります。
・この設定は、内蔵EEPROMに記憶されますので、バックアップが切れた後も残されています。
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5.時刻設定モード
・[SW1] と [SW3] を同時に押すと、時刻設定モードに入ります。
・時刻設定モードに入ると、下記の順に設定できる項目が点滅表示されます。
年(下位2桁) → 月 → 日 → 時 → 分 → 終了
(年は、西暦2000年から2099年までの範囲で対応しています)
・[SW2] で、設定値が増加し、1秒以上押し続けると早送りになります。
・[SW3] で、設定値が減少し、1秒以上押し続けると早送りになります。
・[SW1] を押すと、次の項目に移ります。
・分の設定が終わると、秒を00にして通常の表示に戻りますので、秒の単位まで合わせる
場合には、00秒になった時に [SW1] を押します。
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6.シリアル出力
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・シリアル出力はロジックレベルなので、「RS-232C変換」や、「FT232RL
USBシリアル変換モジュール」を経由して、パソコン等のターミナルに
測定値を表示できます。
・通信の設定は、9,600ボー、パリティー無し、データ・ビット 8、ストップビット 1
に固定です。
・出力の間隔は、「機能設定」の「シリアル出力の間隔」で、1秒と1分を選択
できます。
・測定したデータは、「時刻 温度 湿度」の順にスペースを空けて出力
されます。
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・受信データをテキストファイルにして、エクセル等の
ソフトで読み込むことができます。 (ハイパーターミナルでは、テキストのキャプチャを
参照)
・エクセルでは、簡単にグラフ化することもできます。
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7.32.768KHz水晶の較正モード
・時計用32.768KHzクリスタルを較正するモードです。 (周波数カウンターが必要です)
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.・左図のように、ISP端子の4ピンと6ピンに周波数カウンター
を接続して下さい。
・スイッチ(SW3)を押したまま、ISP端子の5ピンと6ピンを
一瞬だけショートさせて、リセットをかけて下さい。
・即座に水晶の較正モードに入ります。
・スイッチ(SW3)は離してけっこうです。
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・周波数カウンター出力には、32.768KHzの半分の周波数で16.384KHzが出ます。
・20PFのトリマーコンデンサを回して、16.384KHzに近づくように調整して下さい。
・調整が終わりましたら、再度ISP端子の5ピンと6ピンを一瞬だけショートさせて、リセットをかけて
下さい。
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