1.変換モジュール「AE-UM232R」のジャンパーピン
・「USB POWER」のジャンパーピンは、接続した状態で使用します。
・「3.3V / 5V」のジャンパーピンは、書き込みを行うAVR回路の電源電圧に合わせて、
切り換えて下さい。
2.AVR回路の書き込み用端子
・書き込みを行うAVR回路に、4ピンのピンヘッダーを用意して下さい。
(ピン番号の並びは、ATmega88のピン番号と同じにしてあります)
3.ブートローダー・プログラムのコンパイル
・「BootLoader_JP.bas」をダウンロードし、BASCOM-AVRで開きます。
・プログラム内のユーザー設定箇所を、AVR回路に合わせて修正して下さい。
○ AVRのクロック周波数。
○ シリアル通信のボーレート。
○ 使用するAVRチップ。
○ ブート動作の確認LEDの使用と、接続ポート名。
・プログラムをコンパイルして、ISPライター等でAVRに書き込んで下さい。
※注意. このプログラムは、BASCOM-AVR 「試用版]ではコンパイルできません。
4.AVRチップのヒューズビット書き換え
・ブートローダ容量選択ヒューズ 「BOOTSZ」を、[Bootsize 1024 words] に設定します。
・リセット ベクター選択ヒューズ 「BOOTRST」を、[Select BOOT vector] に設定します。
5.パソコンへUSBドライバーをインストール
・秋月電子の「FT232RL USBシリアル変換モジュール」の説明書に従い、USBドライバーを
インストールして下さい。
・デバイスマネージャー画面で表示される、「USB Serial Port (COMx)」の、COM番号を
覚えておいて下さい。
6.BASCOM-AVRの書込器(オプション)設定
・BASCOM-AVRを起動し、メニューバーから、[ Options ]→[ Programmer ]と進みます。
@ Programmerのプルダウンメニューから、[ MCS Bootloader ] を選択します。
A Serialタグ内の、COM-portのプルダウンメニューから、USBドライバーのインストール時に
表示された、COM番号を選択します。
B 同じタグ内の、BAUDのプルダウンメニューから、ブートローダー・プログラムで設定した、
ボーレートを選択します。

C MCS Loaderタグ内の、Boot sizeを1024に設定します。
D [ Reset via DTR ] と、[ Close programmer window when ready ] のチェックボックスに、
チェックを入れます。

・[ Ok ] をクリックして終了です。
7.プログラムの書き込み
・書込器とパソコンを、USBケーブルで接続すれば、自動的に認識されます。
・ユーザープログラムをコンパイルし、ツールバーの 「Program chip」 アイコン を
クリックすると、「MCS Bootloader」のウィンドウが開き、書き込みが始まります。
・問題がなければ、ウィンドウが自動的に閉じて、書き込み終了です。
・[F4]キーでも、同じ動作で書き込みが行われます。

・プログラムによって、書込器を変更したい場合は、$PROGRAMMER命令で、書込器を
選択できます。
・「MCS Bootloader」の場合は、プログラムの冒頭に、下記の命令を加えてください。
$programmer = 13

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