操 作 方 法 |
1.電源投入
・ACアダプターの電源が入ると、測定回路、出力回路、共に動作を始めます。
・電圧設定用のボリューム(10KΩ)で、0.5V〜10Vの電圧調整ができます。
・電圧微調整のボリューム(500Ω)で、0.5Vの微調整ができます。
・10.23Vを越えるとマイコンのA/Dコンバーターが上限に達するので[OVER]表示となります。
・電流レンジスイッチ[SW1]を押したままでACアダプターの電源を入れると、現在のプログラム
バージョンが表示されます。
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2.電流測定レンジの切り換え
・電流レンジスイッチ[SW1]を押すたびに、高レンジ[H]10mA〜1Aと低レンジ[L]100μA〜10mAが
交互に切り替わります。
・LCDの左下に、[H]と[L]の文字が表示されます。
・ACアダプターの電源を入れた時は、高レンジ[H]になります。
・低レンジ[L]で計測中に高電流が流れた場合は、抵抗器を保護するために自動的に
高レンジ[H]に切り替わります。
・高レンジ[H]で計測中に電流値が6mA以下になっても、自動的に低レンジ[L]にはなりません。
(表示は0mAとなります)
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3.出力電圧の注意表示
・3.3V用のマイコン回路に電源を供給する場合、出力電圧を4V以上にすると、マイコン回路が
故障しますので、LCDの左上に[4]の反転文字が表示されて注意を促します。
・5V用のマイコン回路に電源を供給する場合、出力電圧を6V以上にすると、マイコン回路が
故障しますので、LCDの左上に[6]の反転文字が点滅表示されて注意を促します。
・マイコン回路に電源を供給する際や電圧を変動させる場合には、表示に注意して下さい。
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4.測定値のシリアル出力
・計測した電圧値と電流値・最大値を、シリアル出力からターミナル等の装置へ出力します。 ・出力はロジックレベルなので、「RS-232C変換」や、「FT232RL
USBシリアル変換モジュール」で、 パソコン等のターミナルに連続表示することができます。
・通信パラメータは、下記の値で固定です。 (プログラム内で変更可能)
9,600ボー、パリティー無し、データ・ビット
8、ストップビット 1
・[SW2] と [SW3] を同時に押すと、シリアル出力の送信間隔を設定できます。
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・送信間隔は、1秒・10秒・1分・10分・1時間から選択できます。
・[SW2] で、設定値が増加します。
・[SW3] で、設定値が減少ます。 |
・電流レンジスイッチ[SW1]を押すと、設定を終了します。
・この設定は内蔵EEPROMに記憶されますので、電源を切った後も残されています。
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5.電流の最大値(ピーク値)表示 (追加機能)
・[SW2](PEAK)を押すと、電流の最大値(ピーク値)を表示します。
・LCDの左下に、[P]の文字が点滅表示されます。
・再度[SW2]を押すと、現在の電流値表示に戻ります。
・SW3(CLEAR)を押すと、電流の最大値(ピーク値)が初期化(0)されます。
・電流レンジスイッチ[SW1]でレンジを切り換えた場合は、最大値(ピーク値)も初期化(0)されます。
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