操作方法 |
1.電源投入
・電源が投入されると、4桁のLEDに現在のプログラム・バージョンが、下位桁を点滅しながら
表示されます。
(初めての電源投入時と、電気二重層コンデンサの容量が無くなった場合に表示されます)
・[SW2] を押すと、時刻設定がすべて0の状態で、時計動作に入ります。
・バックアップ状態からの電源再投入は、電源が遮断される前の状態で動作開始します。
・電気二重層コンデンサは、半日ほど充電することで、1週間のバックアップを確認しています。
(充電所要時間と、さらに長時間のバックアップ期間は確認中です)
※ 追記 ・長時間のバックアップテストで、16日間のバックアップに成功しました。
・電気二重層コンデンサの電圧が1Vを切ったところで、AVRが停止したようです。
・2.7Vを切ったのが7日目、1.8Vを切ったのが12日目だったので、少なくとも1週間〜10日間は
保証できそうです。
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2.表示の切り換え操作
・スイッチの操作により、下記のように表示が切り替わります。
スイッチ番号 |
表示内容 (同一スイッチで左右の動作が切り替わります) |
SW1 |
表示ON |
表示OFF (D.P.(小数点)のみが点滅します) |
SW2 |
[時分] |
[分秒] |
SW3 |
[月日] |
8秒間 [時分] 表示 + 2秒間 [月日] 表示 |
SW4 |
[温度] |
8秒間 [時分] 表示 + 2秒間 [温度] 表示 |

時刻 (24時間制) |

時刻 (12時間制) |

日付 |
 温度 |
・[SW2] と [SW3] を同時に押すことで、時間表示を、12時間制と24時間制に切り換えることが
できます。
・この設定は、内蔵EEPROMに記憶されますので、バックアップが切れた後も残されています。
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3.時刻設定モード
・[SW2] と [SW4] を同時に押すことで、時刻設定モードに入ります。
(年は、西暦2000年から2099年までの範囲で対応しています)
・時刻設定モードに入ると、下記の順に設定できる項目が点滅表示されます。
年(下位2桁) → 月 → 日 → 時 → 分 → 終了
・[SW3] で、設定値が増加し、1秒以上押し続けると早送りになります。
・[SW4] で、設定値が減少し、1秒以上押し続けると早送りになります。
・[SW2] を押すと、次の項目に移ります。
・分の設定が終わると、秒を00にして通常の時刻表示に戻りますので、秒の単位まで合わせる
場合には、00秒になった後に [SW2] を押します。
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4.1.1V基準電圧の校正モード
・A/Dコンバータ用の、内蔵1.1V基準電圧は、AVRチップにより1.0V〜1.2Vの範囲の誤差が
あります。
・この誤差は、温度表示に影響が出ますので、プログラムで校正をすることで、温度表示の誤差を
少なくすることができます。
・[SW1] と [SW4] を同時に押すことで、基準電圧の校正モードに入ります。
・LEDに [r1.XX] が表示され、下位桁が点滅します。
・この状態で、基板ハンダ面の [Ref TP](AVRの21ピン)と [GND] 間の電圧を測ります。
・測定した電圧値(1.00V〜1.20V)を、[SW3] と [SW4] で設定して下さい。
・[SW2] を押すと、設定が終了します。
・この設定値は、内蔵EEPROMに記憶されますので、バックアップが切れた後も残されています。
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