操作方法 |
1.電源を入れる
・周波数選択のDIPスイッチ(1〜4)を任意の送信周波数に選択し、他のスイッチ(5〜8)を
オフ(上側)にして電源を入れると、送信が開始されます。
・電源やマイコンが正常に動作していれば、電源状態を示す青LEDが点灯します。
・青LEDが「点滅」する場合は、DIPスイッチ(5〜8)をオフ(上側)にして下さい
1 |
2 |
3 |
4 |
周波数 |
OFF |
OFF |
OFF |
OFF |
675KHz |
OFF |
OFF |
OFF |
ON |
666KHz |
OFF |
OFF |
ON |
OFF |
657KHz |
OFF |
OFF |
ON |
ON |
648KHz |
OFF |
ON |
OFF |
OFF |
639KHz |
OFF |
ON |
OFF |
ON |
630KHz |
OFF |
ON |
ON |
OFF |
621KHz |
OFF |
ON |
ON |
ON |
612KHz |
|
1 |
2 |
3 |
4 |
周波数 |
ON |
OFF |
OFF |
OFF |
603KHz |
ON |
OFF |
OFF |
ON |
594KHz |
ON |
OFF |
ON |
OFF |
585KHz |
ON |
OFF |
ON |
ON |
576KHz |
ON |
ON |
OFF |
OFF |
567KHz |
ON |
ON |
OFF |
ON |
558KHz |
ON |
ON |
ON |
OFF |
549KHz |
ON |
ON |
ON |
ON |
540KHz |
|
|
2.入力感度の調整
・後部RCAピンジャックに、CDプレーヤーや携帯プレーヤー(ミニプラグ→ピンプラグ変換コードが
必要)を接続します。
・音楽等を再生し、「入力ピーク」表示の赤LEDが、時々点灯する程度に「入力感度」ボリュームを
調整して下さい。
(赤LEDの点灯が多い(長い)場合は、ラジオから再生される音が歪みます)
・携帯プレーヤの場合、「入力感度」ボリュームを上げても、赤LEDが点灯しない時は、
携帯プレーヤー側の再生音量を上げて下さい。
|
3.アンテナの接続
・この送信機は送信電波が弱いため、必ずアンテナコードを準備して下さい。
○方法1
 |
・1mm程度のビニールコードを1〜3m用意し、コードの両端を
ピンプラグのピンとGNDに取り付けます。
・コードの先に直径15cm程度の輪を作り、途中はビニール結束線で
縛っておきます。
・この輪とラジオのバーコイルの向きが合うと、2mほど離れて
受信できます。
・ラジオのアンテナによって、輪の大きさが受信感度に影響します。
|
・下記にあるミニコンポのアンテナの場合は、ビニールコードの輪とアンテナの輪を重ね合わせて
下さい。
・注意.あまり長いコードを部屋中に張り巡らしたりすると、近隣に電波障害の迷惑がかかる
可能性がありますので注意して下さい。
○方法2
 |
・ミニコンポなどに付属されている安易アンテナをアンテナ端子に
接続すると、3mほど送信距離が伸ばせました。
・直径15cmの楕円形プラスチックに細い溝が付いており、1mmの
ビニールコードが7回巻いてあるだけの物です。
(自作も可能かと思います)
|
○方法3
・ネットなどを参考に、ループアンテナとバリコンを使用した同調型のアンテナを自作し、
受信側に適用する。
・送信側に使用する場合は、送信電力(電界強度)の規制を守って下さい。
|
4.調整モード
・AVRに接続されている8MHzの水晶により、送信周波数を計測して追従しているため、
より精度を上げたい場合は、この8MHzの発振周波数を校正します。
(特に較正しなくても、ラジオの受信に大きな影響は出ませせん)
(較正しない場合は、トリマー・コンデンサの代わりに、22PF (積層)セラミックコンデンサを
取り付けて下さい)
・DIPスイッチ(8)をONにして電源を入れると、較正モードに入ります。
(青LEDが1秒おきに点滅し、赤LEDが5秒おきに点滅します)
・AVR「ATtiny2313」の14ピン[OC0A]に、4MHzの信号が出て来ますから、周波数カウンターを
接続し、トリマー・コンデンサを回して4MHzに近づけて下さい。
・この時アンテナ端子からは、この装置が送信できる最大と最低の周波数が5秒おきに交互に
出力されますので、520KHz±10KHzと、690KHz±10KHzであることを確認します。
・周波数カウンタを持ち合わせていない場合は、トリマー・コンデンサの代わりに、22PFの
セラミックコンデンサを取り付けて下さい。
・通常動作中にDIPスイッチ(7)をONにすると、周波数追従の様子が見られます。
・周波数が変動し、追従動作が行われると、青LEDが200mS間消灯します。
(室温の変化が激しい時などは、点滅しながら追従している様子がわかります。
・このスイッチは、AMトランスミッターの機能(状態)に何の影響もありません。
|