カメ吉雑記

   

その4・気持ちいいポーズ

2002/06/25 

実験したわけではないので、絶対に正しいとは言えないのだが、カメは気持ちいいときに足を「でろり〜ん」と伸ばす・・・ような気がする。他のカメをあまり見たことがないので、カメ吉に限った話なのだが、伸ばすのは足だけでなくて、手のこともある。しかも、なぜか1本だけ伸ばしていたり、甲羅をぎりぎり陸地に乗せた姿勢で、足は宙に浮かせていたり(笑)するのだ(それで疲れないんだろうか・・・)。死んじゃったのかと一瞬心配するくらい(^ ^;)、のびのびと遠慮なく手足を伸ばしている。ので、このかわいい姿を一度写真に撮りたい、と思っているのだが、近付くと「なあに?」と寄ってきてしまうので、なかなか撮ることができない。ちょっと残念。

代わりというわけではないが、九華公園(桑名市)の池で撮った、カメ軍団の写真。一番上にいるカメがみごとに足を伸ばしています。ここには、本来いてはいけないミドリガメがたくさんいる。すごい数のカメが池の中を泳いでいる。こんなにたくさんいたのに、ミドリガメ以外のカメは1匹しか見なかった。(よく見えなかったけど、たぶんイシガメ)。きっと、逃げたり捨てられたりしたカメが増えちゃったんだろうなあ・・・。ミドリガメを飼っている皆さん、逃げてしまったのは仕方ないけど、せめて捨てないで、自分のカメをかわいがりましょうね〜。カメ子〜、かむばーっく!

 

その3・カメ子がいなくなった理由(わけ)

2002/03/11 

実家の玄関は南向き。アコーディオン型の門扉を入るとすぐに駐車スペース、その奧に家が建っているという構造になっている。カメ子とカメ吉の入ったケージは、玄関扉のすぐ脇に置いてあった。建物が通りから少し奥まっていて、南向き、しかも玄関の庇で多少影もできる、という、カメにとっては都合の良い環境だった。

いつものようにカメのケージを玄関脇に置いて出社した、ある春の日のこと。午後になって、会社になどめったにかけてこない母から電話があった。「カメがいないんだけど・・・」「は?・・・・・カメがいない? なんで??」「分かんないんだけど、今ちょっと覗いてみたら、フタが開いてて」「フタが開いてって、バンドは?」 カメは案外力持ち。どうかすると自力でフタを開けてしまうことがあるそうで、Yさん宅からもらったときから、ケージにはすでにゴムのバンドがかけられていたのだ。

「バンド、外れてるんだよね」「止め忘れたとか」「そんなことないと思うんだけど・・・。午前中見たときは(フタは)閉まってたと思うし」 そういえばYさんも、いたずらでフタを開けられてしまってカメが逃げ出したことが何回かあったと言っていたけど・・・。 「誰かがいたずらしたのかなあ。でも玄関まで入ってきたら、気がつくよねえ?」(建物は奥まっているんだけど、駐車スペースがちょっと広めで塀が低いので、通りからはよく見えるのだ)。「分かんないけど、とりあえず、その辺探してみるよ」

心配ではあったが、さすがにカメの捜索のために会社を早退するわけにもいかない。困ったなあと思っていると、ちょうど休憩時間ごろ、ふたたび母から電話があった。「1匹見つかったよ。裏の水道のところにはまってた」「もう1匹は?」「まだ」「了解。引き続き捜索を頼む」

しかし、退社して家に帰り着く時刻になっても、もう1匹は見つからなかった。もともと、名前を呼んで返事をする動物ではない。おまけに田舎のことなので、家のすぐ裏手には田んぼが広がり、用水路が走っていたのだ。日曜日には自分でも探したが、結局、見つからなかった。ペギオさんは、「見つからなかったカメの方が活発で動きも早かったから、田んぼで自活して元気にやってるよ」と慰めてくれたが、そのあとも長いこと悲しかった。今でも本当は諦め切れない。でももう5年も前のこと。

こうして、カメ子は突然いなくなってしまったのだった。

 

その2・カメたち VS 父ちゃん

2002/1/13 

2匹が家に来るちょっと前、父ちゃんは「ミドリガメならもらってくるな」と、強固に反対していた。

テレビに影響されやすい彼は、どうやら『ミドリガメはサルモネラ菌を持っている』という番組を、偶然見ていたらしい。そんな危ない動物を、家に持ち込むな、というわけである。しかし、そこはそれ。2匹は生まれたばかりの子ガメではなく、もう7年も8年も生きているカメなのだ。

私は、「ほら、父ちゃん、このカメなんだけどさー、全然ミドリじゃないでしょ? だからミドリガメじゃないんだよ。なんていうカメかは飼ってた人もよく分からないって言ってんだけど、とにかく緑色じゃないからミドリガメじゃないって。黒っぽいでしょ? カメだっていろんなのがいるじゃん、違う種類なんだよ、きっと」とかなんとか適当に言いくるめて、さっさともらってきてしまったのだった。

世話をするのは私だし、だいたい、いくらかわいいと思っていても、カメを触ったら爪の中まで石鹸で2度洗いするくらい、私は潔癖性なのだ。食中毒になんかなるわけがない。

まあでも、さすがに今は、もらってきたのがミドリガメだったということに気がついているだろうなあ・・・。もっともその前に、自分が反対したこと自体、忘れているかもしれないけど(笑)

 

その1・カメの名前

 

Yさん宅からうちに来た2匹のカメは、カメ1号・カメ2号という名前だった。

「あのー、ところで名前は?」「名前・・・? カメ1号2号(笑)」「・・・・・で、どっちが1号なんでしょうか?」「んー、あんまりちゃんと区別してないんだよねー。どっちかが1号で別のが2号」──なるほど。最後までクールなYさん。でも、1号2号だと、なんか仮面ライダーみたいでちょっと・・・。

仮面ライダーが嫌いなわけじゃないんだけど、カメはバッタじゃないしなー、ストロンガーはバッタじゃなくてカブトムシか、などと、埒もないことを考える。

でも、琴子(「遠い日の過ち」参照)とかつけてすぐ死んじゃっても困るし(いや、私が埋めたのか(^ ^;))、だいたいが人間と同じような名前をつけると、死んでしまったとき複雑な気持ちになりそうな気がする。カメはカメらしく。

ということで、結局、カメ子とカメ吉という、至って平凡な名前に落ち着いてしまったのだった。(以前、カメのHPを気ままにさまよっていたら、ミドリガメの名前で一番多いのがカメ吉だ、とどこかのページに書いてあって大笑いしてしまった。そうかも・・・)。

実は、2匹がオスかメスかよく分からなかったのだが(当然Yさんはそんなことは気にも止めていなかった)、2匹いたので勝手につがいにしてしまったのだ。あまり1号2号とかわりばえのしない名前だったな、と今になって思う私でした。