オリーブの木 

聖地のこどもニュース NO.12から

紛争の中で平和のために働く人の
ことば

バチカン教皇大使 サンビ大司教

バチカン教皇大使 サンビ大司教(1) 真理  どんな戦争も嘘から始まる。イスラエルとパレスチナの両方に対して、バチカンから派遣されたただ一人の大使である私が、イスラエル人と話すと、悪いのはパレスチナ人だと言い、パレスチナ人と話すと悪いのはすべてイスラエル人だと言う。双方に真理を見る勇気がなく、真理を語る勇気がない。

(2) 正義  私は自分の権利を守らなけばならない。しかし私は「相手の権利も守らなければならない」ということを知らなければならない。自分の権利を守ろうとするなら同時に相手の権利をも守らなければならない。

(3)   戦争を始め、それを続けるには「憎しみ」が必要です。互いに反目させて、戦わせるには、憎しみを作り続ける必要がある。戦争を止めるのは愛しかない。

(4) 自由  自由の中に人間の尊厳を見いだすことができる。責任感も未来を造るための創造性もそこにある。抑圧された民族には憎悪と復讐しか考えられなくなる。


ミシェル・サバ エルサレム総大主教ミシェル・サバ エルサレム総大主教

 『希望を失わず、聖地のために祈ってください。そして皆さん来てください! 皆さんが来ることは、ここが戦争の場ではなく、祈りの場であることを示すことになるからです。』


ジョージ・サアデ  ギリシャ正教の学校の校長ジョージ・サアデ
          
ギリシャ正教の学校の校長

 2003年3月25日ベツレヘムの町を車で走行中、イスラエル軍の銃撃の巻き添えで娘クリスティーナを失った。自身も9発の銃弾を受けた。『わたしは彼らを赦し、娘の死を受け入れます。辛い状況だが、わたしは希望を失わない』


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