エルサレムからのHOT NEWS
−イスラエル・パレスチナの紛争の解決を願って−

この記事はイスラエルより発信されている「NONVIOLENCE (非暴力)」のホームページより、製作者 ラエド・アブサリア神父様の許可を得て「聖地のこどもを支える会」で翻訳したものです。


オリーブ・ブランチ NO.190

聖地の差し迫った状況下での教皇大使の見解
…アリエル・シャロン新政権に直面して…

エルサレム/2003年1月30日(Zenit紙)
イスラエルのアリエル・シャロン新政権は中東紛争の出口のない袋小路を考えねばならない、と教皇大使は語る。

 イスラエルの教皇大使ピエトロ・サンビ大司教は、火曜のリクード党の選挙勝利後にヴァチカン放送に次のように語った。「教皇は、平和を支える4つの柱を指摘された。第一は真実、第二は正義、第三は愛、第四は自由である。」

 「平和が地平線上から消えてしまっただけでなく、地平線そのものが消えてしまった」現在の状況を見ると、これまで行われてきた方法…つまり武力…が間違っていたことがわかる、と大司教は強調された。

 この地に留まろうとするキリスト教徒の勇気を、教皇大使は指摘される。彼らは聖地を訪れる巡礼者も含め多くの方法で援助を受けることができる。

 巡礼はそれを行う者にとって有益であるばかりでなく、「信仰を持つ兄弟たちがいることを、聖地のキリスト信者に知らせる」上でも有効である。

 サンビ大司教は、巡礼は危険だとする意見に反対されて次のように述べられた。「クリスマス以後いくつかの巡礼グループが来たが、巡礼者で犠牲者は一人もいなかった。…何も問題はない」と。

 聖地では、対イラク戦争の可能性が懸念されている。「あらゆる他の手段が使い尽くされ、切羽詰った場合でなければ、戦争は行われるべきではない。いずれにせよ、戦争は常に人類にとっての敗北である。」と教皇大使は語った。



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