エルサレムからのHOT NEWS
−イスラエル・パレスチナの紛争の解決を願って−

この記事はイスラエルより発信されている「NONVIOLENCE (非暴力)」のホームページより、製作者 ラエド・アブサリア神父様の許可を得て「聖地のこどもを支える会」で翻訳したものです。


オリーブ・ブランチ NO.190

ベツレヘムのための嘆願書

パレスチナ人の日常生活と教育への制限解除申請のための
勧告委員会参加のお願い

於ベツレヘム 2003年1月30日

 皆様、この手紙をお読みくださり、申請書を支持する署名をお願いいたします。この手紙の最後に記されている申請は、国際教育機関に宛てられます。西岸地区とガザ地区のパレスチナ住民に科されている現在の集合的施策を取り除くようイスラエル政府に促すためのものです。
特に勧告委員会に参加していただけるかどうかを伺いたく存じます。この委員会は次のような方法で表明されます。

 「この申請は以下の人々(氏名と肩書き)により署名され、勧告されます」このように私たちは署名と支持を更に集め、この申請のインパクトを強めたいと思います。約2ヶ月の署名集めの後、署名を国際教育機関と国際報道機関に送りますので二週間以内に(2月14日までに)返事をお寄せください。あなたのサークルの一人が委員会に参加なさりたければ、地位または肩書きを簡単に書いてくださるようお願いします。申請そのものは別にしても、下記のバックグラウンドをお読みください。ご返事をaei@p-ol.comまたはファックスで+972-2-277.7554までお願いします。皆様のご配慮とご支持に厚く御礼申しあげます。Fuad Giacaman/Toine van Teeffelen−Arab Educational Institute/secretariat"Let Our Children Go To School Campaign" Bethlehem/00−972-2-274.4030/fax:00-972-277.7554

申請に当たって

 イスラエル軍は何らの説明も知らせもなしに、定期的に、日常的に、24時間の外出禁止令を西岸の多くの居住地区一帯に強要しています。私たちは、予期されるイラク戦争と時を同じくして、新しい外出禁止令が出されるだろうと予測しています。昨年の長い外出禁止(中には一ヶ月以上も続いた)を経験して、西岸地区とガザ地区に住むパレスチナ人の多くは、限界に達しています

 現在のイスラエルの占拠は、人道上の荒廃を生みました。堅固な囲い込みと他の制限的、抑圧的な施策との組み合わせで、外出禁止令は個人及び家族の正常な生活を著しく崩壊させています。占領された地域では、経済が悲惨な窮境にあり、貧困と健康状態は危険レベルに達しています。正常な社会生活は、完全に麻痺しています。日々の生活の営みはいつも出来ず、殆ど何も計画できない彼らがどのように感じているかは、想像に難くありません。

 特にこのことは、教育に当てはまります。学校や、高等教育機関で働くスタッフは終始間に合わせの授業をしたり、時間割を変えなければならず、また学校へ出かけることが出来ないのです。ある大学は軍の命令で閉鎖されています。数十万人の生徒や学生が勉強リズムを失っているばかりか、しばしば、殺害や、傷害や催涙ガスに身をさらされ、現在や将来に何の希望も持てないでいます。

 イラク戦争への恐れと、パレスチナ・イスラエル紛争の影響のために教育指導の欠如は倍化しています。新しい若い世代―実際パレスチナ人の大多数―には、現在ここでは何の未来もないと、この地の多くの教育者は考えざるを得なくなっています。再びベツレヘムに外出禁止令がしかれた中で書かれたこのメッセージを、自尊心の表れ、助けを求める声ととっていただきたい。特に私たちの生涯の最も暗い瞬間に、皆様のご支援を深く感謝申し上げます。

 ベツレヘムのアラブ教育機関(AEI)は西岸地区南部で、地域社会の教育特に、青少年の教育に当たっています。その仕事は平和及び非暴力教育、と同時に、宗教間、文化間協力と交流に照準を当てています。AEIはPax Christi Internationalの関連団体でCordaidより支援を受け、ユーロ・アラブ下からの対話(EAD)ネットワークの仲間です。

 AEIはまた、"子どもたちを学校へ"キャンペーンの事務局でもあります。このキャンペーンは、2002年10月にベツレヘムに於いてキリスト教イスラム教指導者、政府要人、現地のNGO参列の中、数百人の生徒のデモ行進で始まりました。他の二つのデモ行進がベツレヘムと西岸の村タイベで行われましたが、12月のその後の外出禁止令は、デモ行進の新たな計画を不可能にしました。

嘆願書
――国際教育団体及び関係官庁宛―

 西岸地区とガザ地区のパレスチナ住民を、集合的に長期にわたり標的にした現在の外出禁止令や囲い込みのような制限的施策は、いかにしても認容できない。よってすぐさま解除すべきである。下記署名者は、西岸地区及びガザ地区のパレスチナ人が、学校及び教育機関に通い日常生活上普通のつとめを果たす権利を断固支持するものである。なお、この地域において正しい安定した平和への長期展望を確固たるものとするため、我々は、教育の権利を含む国際法見地にのっとってイスラエル政府にしかるべき圧力をかけるべく最善の努力を要請する者である。

氏名:
職業:
メールアドレス:

PETITION TEXT

To be addressed to international educational bodies and authorities.

Dear Sir / Madam,

Restrictive measures which collectively and over prolonged periods target the civilian Palestinian population in the West Bank and Gaza, such as the present curfews and closures, are completely unacceptable and should be lifted immediately. The undersigned emphatically supports the right of the Palestinian people in the West Bank and Gaza to go to their schools and institutions of learning, and to conduct their normal duties of daily life. Also in order to strengthen a long-term prospect for a just and stable peace in the region, we request you to do everything in your power to put appropriate pressure upon the Israeli government in accordance with the demands of international legality including the right of education.

Name:

Profession:

Email address:

コピーした署名済み嘆願書をaei@p-ol.com 又は、+972-2-277.7544(ファックス)までお送りください。この活動は2003年4月まで続きます。


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