エルサレムからのHOT NEWS
−イスラエル・パレスチナの紛争の解決を願って−

この記事はイスラエルより発信されている「NONVIOLENCE (非暴力)」のホームページより、製作者 ラエド・アブサリア神父様の許可を得て「聖地のこどもを支える会」で翻訳したものです。


オリーブ・ブランチ NO.178

教皇40万ドルを聖地に寄附
                        2002年11月6日  バチカン

 教皇庁開発援助促進評議会議長パウロ・ジョゼフ・コルデス大司教は11月7日から10日まで聖地を訪れ、カトリックの指導者と施設を訪問し、ラテン典礼エルサレム総主教とフランシスコ修道会クストス、カリタス、さらにいくつかのカトリック・コミュニティーに40万ドルを寄附する。

 今日発表された、コルデス大司教の訪問に関するコミュニケは次のように述べている。「39日間にわたったベツレヘムの聖誕教会占拠により、聖地におけるキリスト教徒の存在の必要性がさらに証明されました。パレスチナ人とイスラエル人の間で続けられている暴力行為は、不幸にも聖地の全住民の生命に対する持続的な脅威となっています。」巡礼者のための歓迎所はもぬけの空で、一方ベツレヘムの人口の80%が失業しています。多くの人々が国外に逃れることを希望していることは良く理解できます。聖地の維持はキリスト教徒がそれらを放棄するようであれば、重大な危険に陥ります。

 世界貿易センターへの恐ろしい攻撃の後、戦争とテロリズムのために苦しんでいる人々への、物的・霊的支援を教皇ヨハネ・パウロ二世が呼びかけました。この目的のために集まった資金のうち40万ドルを教皇は聖地に割り当てました。

 今回の訪問の目的は単にこの献金を渡すことではありません。多くの宣教師が勇敢に既に行っているように、これらの破壊された場所に留るように、数々のミーティングを通してキリスト教徒を励ますことを何よりも教皇特使は希望しています。聖地のキリスト教徒が、博愛と平和の実り豊かな種となるように、聖地での生活環境と労働環境を改善するためにこの援助が提供されます。


No.178 パレスチナの私の家族


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