オリーブ・ブランチ NO.174
ジャバル・アル・ディエクの100世帯に対する
住居取り壊しの予告についての続報
−2002年10月10日 スーザン・サホリ−
2002年10月9日:住居の取り壊しを予告されている家族を代表する弁護士 ジャワド・ブロスは、ファウド・コカリー市長およびこの裁判に関連するベイト・サフール市民の代表と会議を持ちました。
【ブロス氏は、この件についてこれまで取った措置と、最高裁判所の反応について私たちに報告しました。10月6日に、ブロカシャ判事が裁判長を務める高裁判所は、取り壊し命令への異議について審理を行い、ベイト・サフールの住民に代わって申し立てられた異議に対して、取り壊しの一時的停止を命令するとの決定を下しました。イスラエル政府は、取り壊し命令の立証を5日以内に行わなければなりません。それから更に30日かけて、裁判所に提出されたすべての書類が調べられ、最終決定が下されます。】
ベイト・サフール市当局は、問題の土地の管轄権についてイスラエル当局によって出された命令の証拠を含む詳細なファイルを用意しています。1975年にイスラエル当局が発行し署名している命令番号418の地図によれば、この区域の境界は明記されており、係争中の土地がベイト・サフール市の境界の内側に位置することを示しています。
イスラエル当局とはこれから長い戦いになりますが、私たちの親族や友人の住宅を守るために懸命に戦い、可能な限りの方法を用いるつもりです。イスラエル当局は命令を出す際に非常に慎重です。往々にして、決定は口頭でしか伝えられません。そうすることで、以前通達したいかなる決定でも将来取り消すことができるからです。
この裁判に関連されている、領事館その他の多くの職員の皆様には、引き続きご尽力をお願いいたします。担当弁護士は、関係者のどなたとでもこの裁判について喜んでお話しさせていただきます。
ベイト・サフールのコミュニティーは、現地でイスラエルの植民政策と戦い、さらなる住居の取り壊しと土地の収奪を共に阻止する連帯支持者のためのテントを設営しました。
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