10/24(月)

【正にアフリカ!!】

早朝に出発し、最初のサファリ目的地であるアンボセリ国立公園へ向かう。すぐに市内を離れ、広大な景色が広がってきた。建物などは何もなく、サバンナに1本の道だけが地平線に向かってまっすぐ伸びている。これが、これこそがまさしくアフリカ!!





しばらく走った後、ドライバー兼ガイドのクルーアさんが車を止め、遠くを指差して何か話しかけてきた。
「DACHOU。」
一同、「DACHOU...。ダ・チョ・ウ..ダチョウか!!」
と一斉に見渡すが、ただサバンナが広がっているばかりで何も見えない。もう一度クルーアさんが指差す。今度は双眼鏡で見てみると、その先には確かに何かそれらしいものの影がうごめいている。そう、アフリカの大地で最初に遭遇した記念すべき野生動物、それがこのダチョウだった。更に、メスのダチョウだとクルーアさんは言う。すごい、このおじさん。双眼鏡でさえやっと姿が確認できるぐらいなのに。そういえば、車も平均100キロ程度のスピードで走らせているのに、道に大きな穴が空いている所は早めに減速してかわしたり、視力は10.0ぐらいあるに違いない。しかも日本語で「ダチョウ」とは...。

次にはもう、キリンに会うことが出来た。今度は車を降りて写真を撮る。まだ動物保護区に入っているわけではなく、ただの一般道なのにキリンがいる。しばらく進むと今度はシマウマの群れが現れた。やはりここは別世界だ。

途中、休憩場所でもある土産物屋に立ち寄った。商品に値札はなく、値段を聞いても教えてくれない。選び終えて商品が決定してから値段交渉が始まるのだという。試しにお面を2つほど取って聞いてみたが、やっぱり高い。別のお面に変えて交渉し、結局1200シリングになった。これでもかなり高い。(確か当時のレートは1シリング=2〜3円)おまけにシャープペンまで取られてしまった。(向こうではペン類は貴重らしく、値段交渉の際に、金額プラスボールペン、とかで安く買うことができる。)店員は、「スペシャル・プライス」と盛んに連呼していた。

前田さん夫婦も、やはり高い買い物をしたようだ。車に乗り込むとクルーアさんが、「ここはとても高いので、決して買ってはいけない。ナクル湖の近くに安い店があるからそこで買うといい」と、だったら最初から言ってくれというようなことを話してくれた。でも、わざと身をもって体験させてくれたのかもしれない。

この後もう一度土産物屋に立ち寄るが、言いつけ通りに何も買わない。ここでは、壁に沿って一面に咲いている花がとても綺麗だった。思わずこれも写真に収めた。そしてまた出発し、いよいよアンボセリ国立公園のゲートに到着した。クルーアさんが手続きをしている間、車の周りに物売りがたくさん集まってきて、しきりに売りつけてくる。そのあまりの勢いには少し閉口した。やはり高いが、交渉次第でかなり安くもなるようだ。でも買わない。

公園内に入ると、一面のサバンナが遙か遠くまで続いていた。かなり乾いた感じがする。まだ動物達の姿は見えない。ゲートをくぐればそこは動物の宝庫、というイメージをきっと誰もが抱いていたと思うが、これはあっさり外された。それでもしばらく走ると、ようやくちらほら見えてくる。しかし、まだまだ遠く、小さくぽつんぽつんと見える程度だ。それがだんだん近くにも見られるようになった頃、思いがけない動物に出くわした。チーターだ。嬉しくて写真を撮りまくったが、後で出来上がった写真を見てみると、チーターではなくサーベルキャットであることが判明した。クルーアさんの嘘つき。でも、珍しいから許す。そうこうしている内にロッジにたどり着いた。そしてそこは、思いも寄らず豪華なリゾート地であった。

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