クレオパトラの部屋
 
 
クレオパトラとは?
トランプゲームの一つです。大学時代に友達から遊び方を教えてもらいました。ルールは簡単、かつ盛り上がれるゲームです。僕が教えてあげた人達は、一様に気に入ってくれました。しかし、僕以外にこのゲームを知っている人間は以後現れず、教えてくれた友人とも疎遠になってしまいました。また、ネット上で検索しても全く情報が見つかりません。もしかして、僕以外にこのゲームを知っている人間はいないのではないか、それなら一度ここに載せてみよう、と思い立ったのです。
 
プレイ人数
2人
 
用意するもの
普通のトランプ1組のうち、ジョーカーを除いた52枚。
 
ルール
1. 52枚のカードを、赤色(ハートとダイヤ)、黒色(スペードとクラブ)の2組に分けます。
2. 両プレイヤーが、前記の要領で分けたカードの組(26枚)を一つずつ持ち、裏向きにしてよく切ります。
3. 適当な方法で先攻を決めます。先攻のプレイヤーは、裏向きに持った1番上のカードを場に表向きに出します。この時、出たカードの種類により、以下のように対処します。
<2〜10の場合>
相手のプレイヤーに手番が移ります。次のプレイヤーも、先程のプレイヤーが出したカードの上に1枚カードを出します。この時の対処はまた同じです。
<J,Q,K,Aの場合>
  • 相手のプレイヤーは、定められた枚数のカードを続けて出します。枚数は、Jの場合1枚、Qの場合2枚、Kの場合3枚、Aの場合5枚です。この枚数を出す中にJ,Q,K,Aのカードがなければ、最初にカードを出したほうのプレイヤーは、場に溜まったカードを全て取り去ることができます。取ったカードは手元のカードと別にしておきます。
  • 上記の枚数を出す中で、さらにJ,Q,K,Aのカードが出た場合、立場が逆になり、同じことを繰り返します。
  • 場のカードが取り去られた後は、取ったほうのプレイヤーから1枚カードを出し、ゲームを再開します。
4. 手持ちカードがなくなれば、場から取ってきたカードをよく切り、新たに手持ちカードとしてゲームを続けます。
5. 途中、いかなる場面においても、同じ数字または絵札が連続して置かれた場合、そのカードを手で叩く(カルタ取りの要領)と、その時場に出ている全てのカードを取り去ることができます。両者の手が伸びた場合、これもカルタ取りと同じで、手が下にあるほう、即ち先に手を出したほうのプレイヤーがこの権利を得ます。その後は、やはり取ったほうのプレイヤーからゲームを再開します。同じ数字または絵札が連続しても両者ともに気がつかない場合は、そのままゲームを進めます。
6. どちらかのプレイヤーの、手持ちカード及び取り去ったカードが全てなくなった時点で、そのプレイヤーの負けとなります。
 
ゲームの一例
1. 先攻プレイヤーXがのカードを出す。
2. 後攻プレイヤーYが10のカードを出す。
3. プレイヤーXがを出す。
4. プレイヤーYは2枚のカードを出さなくてはならない。続けて出したカードは。これで、プレイヤーXは、これまで出されたカード5枚を全て取り去る。
5. プレイヤーXがを出す。
6. プレイヤーYがを出す。
7. プレイヤーXがを出す。
8. プレイヤーYは3枚のカードを出さなくてはならない。出したカードはまず,次に。この時点で、今度はプレイヤーXがカードを出さなくてはならない番になる。
9. プレイヤーXは1枚カードを出す。出したカードは。これでプレイヤーYは、場に溜まった6枚を全て取り去る。
10. プレイヤーYがを出す。
11. Xは5枚カードを続けて出すことになるが、3枚目でが出た。この時点で、今度はプレイヤーYがカードを出さなくてはならない番になる。
12. Yは3枚カードを続けて出すことになるが、1枚目でが出た。
13. Xはカードを出し始める。と続いた時点で、プレイヤーYがカードを叩いた。これで場に出ている全てのカードはYが取り去る。
14. Yはを出す。
15. Xはを出す。
16. Yが出したカードは。この時点で、プレイヤーYが自分でカードを叩いた。これで場に出ている全てのカードはYが取り去る。
 :
100. Xがカード10を出す。これでXのカードは全てなくなり、Yの勝ちとなる。
 
ゲームのポイントと注意点

 
 

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