●カヤナック
プレイ人数
2〜4人
My評価





ゲーム内容
 氷の張った湖で、氷に穴を開けて釣りをし、釣り上げた魚の数を競う。

 箱そのものがゲームボードです。表面に穴が開いた厚紙の下に薄い紙がはさまっており、これが氷を表しています。箱の中には魚を表す大小2種類の鉄球が入っていて、これを、先端に磁石の付いた釣り竿で釣り上げるのです。
 各プレイヤーは最初に、自分の駒を好きな穴の上に配置します。手番では白と青の二つのサイコロを同時に振り、その結果で行動を決めます。
 白サイコロには、「移動」「穴開け」「釣り」等の出目と黒点が描かれ、青サイコロには「水滴」「雪」等の出目と黒点が描かれています。白サイコロの結果により、「移動」なら駒の移動、「穴開け」なら駒の周りに穴を開ける、「釣り」なら穴の開いた所から釣りをする、という行動を行います。穴を開ける場合、釣り竿の持ち手側の尖端部を使います。また、それぞれの行動は、二つのサイコロの黒点の合計数分だけ行うことができます。
 青サイコロで「水滴」マークが出た場合、水滴チップをボード上に置き、その周辺に立ち入るのを禁止することができます。また、「雪」マークが出た場合、ボード上の開いた穴の上に氷チップを置き、そこから釣りをするのを防ぐことができます。即ち「水滴」も「雪」も、相手の行動を邪魔するのに有効な手段となります。
 鉄球は、小さいものが1点、大きいものが2点です。最終的に一番多くの点数を獲得したプレイヤーの勝ちとなります。






サイコロの目の種類
自分の駒を動かす 穴を開ける 釣りをする 左の3種類のうち好きな行動を行う
ボード上に水滴チップを置く。または、置かれた水滴チップを取り除くこともできる。 ボード上に氷チップを置く。または、置かれた氷チップを取り除くこともできる。






感想
 ずっと欲しかったゲームです。磁石を使った釣りゲームといえば、似たような遊びを子供の頃にやったという人が多いかもしれません。僕もその一人です。この、釣り上げるという単純な作業が、無類に楽しいのです。子供も大人も一緒に楽しめるのは確実です。
 コンポーネントも良くできていて楽しさ倍増です。HABA社という会社のゲームを初めて買ったのですが、この会社はボードゲーム専門の会社ではなく、子供向けの知育玩具なども手がけているところなんですね。そういう視点で作られたゲームが他にもいくつか出されていて、砂金を選り分ける「クロンダイク」など、評判も上々です。

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