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Dear JUNK

 ああ、ちくしょう。
 セックスしてぇなぁ…

 だってよ、この船に乗ってから、女の子ちゃんとエッチしてねぇんだぜ?
 健全な青少年なら、いい加減溜まるモンあんだろ?

 一人で抜く事?
 そりゃあるさ。でも、それと肌を触れ合わせるって事は違うだろ。

 ああ、セックスしてぇよなぁ…



「おい、クソハゲ」
「…ハゲって言葉だけでも大概失礼だが、更にクソまで付けてくれてんじゃねぇよ、アホグルグル」
「グルグルってなぁ、どういう意味だよ!万年暇人、大ケガ人…って、別にオレァ喧嘩売ってる訳じゃぁねぇんだよ」
 夜になっても甲板でぐうぐうと寝こけていたゾロを蹴り起こし、発した言葉がそれでは、ゾロでなくても喧嘩を売られているとしか思わないだろう。
 そんな事には頓着せず、ペラペラと自分の話したい事だけを話し続けるサンジ。ゾロは話半分くらいで聞き流していた。
「…からよ、セックスしようぜ」
 セックス、という言葉にゾロは瞠目した。聞き流していた話の脈絡からは随分と逸れている気がするからだ。
 時々聞こえていた話だと、単なる欲求不満の八つ当たりだと、ゾロは解釈した。が、違っていたらしい。

−− ナミさんは可愛いし、ロビンちゃんは綺麗だし、二人ともに相手してもらいてぇよなぁ

−− オマエはどっちが好みだよ?

−− 刀バカのオマエにゃ、どっちももったいねぇし、ナミさんもロビンちゃんも願い下げだろうな

−− ルフィもウソップもまだガキだしよぉ、オレとしては、もっとこうレディの話をしてぇ訳よ

 と、そこからどうやったらセックスしよう、という話になるのか、ゾロは寝起きで回らない頭で、暫く無言で考えた。どう考えても脈絡も何もあったモンじゃない。
 アホか、とゾロは鼻で笑う。
「あ!笑いやがったな。テメェオレ様のテクでよがらせてやろうか?つか、テメェに突っ込もうなんざ、思っちゃいねぇよ」
「ああ?」
 男同士で、セックスしようって言うこと自体が妙だが、更にその上をいく程にサンジの話は奇妙すぎて、ゾロには理解の範疇を超えていた。
「なんでオレが野郎なんかのケツに突っ込まなきゃなんねぇんだよ。オレのはレディ専用って決まってんの。ケツ貸してやっから、セックスしようって言ってんだよ。オマエの脳味噌は飾りか?つるっ禿げか?ああ、筋肉製脳味噌だったな、悪ぃ悪ぃ」
 いつまで続くのか、このサンジの罵詈雑言は。説明してるんだか、罵倒してるんだか、ちっとも分かりゃしねぇ…と、ゾロはその煩い口を塞ぐ事にした。
「んんっ!」
 サンジの口を自分の其れで塞ぐ。大きく開いていた口に噛みつくように口づける。舌を差し込み、急な出来事に逃げまどう舌に絡ませ、きつく吸い付いた。歯列をなぞり上顎を舐めると、サンジの腕がゾロの首に絡みつく。頭を押さえつけ、更に口づけを深くする。鼻から抜ける声は、いつものサンジの声とは違う、甘さを含んでいた。
「んっ…ふぅ…ん…」
 貪る、という言葉が当て嵌まるキスを繰り返し、漸く離れた頃には互いの唾液が顎を伝った。
「…へ…ェ…、興味なさそうなツラしてる割にゃ、強引なキスすんじゃねぇか。やる気んなったかよ?やろうぜ、セックス」
「…お前はもう喋んな
「何でだよ?!オレのセクシーヴォイスを聞きたくねぇってか?黙ってろって方が、オレにゃ無理だぜ?」
 ニヤニヤと口の端を上げた笑みを浮かべ、サンジの指はゾロの股間を掴む。
「っ!」
「コレでっかくしてよ、オレん中に突っ込めよ。気持ちよくしてやるぜ」
 まだ静寂を保っているゾロのペニスを、サンジの指がズボンごしにゆるゆると撫でた。
 人を小馬鹿にしたような笑みで、ゾロを上目遣いに見上げるサンジが、やたらと妖艶に映る。
 ただのエロコックだと思っていたが、アホなエロコックと言うことが、今分かった。
「テメェは…」
 ゾロが諦めの深い溜め息をつく。



 抱いてくれ、なんて言える訳ない。

 人肌が恋しいなんて、どのツラ下げて言えるって?



 抱いても良かったんだけどよ…、とサンジが呟いた。
 ゾロに聞こえないくらいの小さな声で。

「あ?何か言ったか?」
「言ってねぇ。早く脱げよ。ちんたらしてんじゃねぇよ。オラオラ、早く脱いじまいな」
 手際よく自分の衣服を剥いだサンジが、服を着たままのゾロに焦れてその腰に手を伸ばした。
「うるせぇよ」
 ズボンに回った腕を掴み、ゾロは硬い甲板にサンジを押し倒した。そのまま顔を首筋に埋め、裸の身体を抱く。夜目にも白いサンジの肌は、しっとりとした肌触りで、ゾロは背中から胸へと手を這わす。
「っ…」
 ゾロの手のひらがサンジの乳首を掠めると、身体がピクリと跳ねた。小さく主張を始める硬い尖りを、何度も撫で上げる。
 女の胸とは違う硬い感触に、ゾロはかえって興奮を憶えた。
 乳首を指で挟み、もう片方に唇を寄せた。舌で撫でては、軽く歯を立てる。ビクビクと跳ねるサンジの身体に気をよくして、暫くその感触を味わった。
「…っ、いい加減、其処ばっか弄るのヤメロ、よ…。早く突っ込めって」
「セックス、すんだろうがよ」
「まどろっこしいんだよ。別に女抱く時みてぇにしなくてもイイんだぜ?どうせお互い野郎だ。出すもん出して、スッキリしようぜ」
 ゾロの身体を押しやり、サンジはゾロの股間に顔を埋めた。ズボンのファスナーを下ろすと、少しだけ熱を持ったゾロのペニスを取り出す。
「でけぇな、オイ…。しまったな…やっぱオレが入れるか?」
「バカ言え…」
「冗談だよ。オマエにんな事したかねぇよ、別に」
 ゆっくりとサンジは舌をゾロのペニスに這わせた。
「っ…!」
 手を添え深くゾロを口腔に迎え入れると、咽の奥を突く熱がドクドク音を立て膨らんでいく。苦しいけれど、嬉しくてもっとゾロを感じさせたくて、サンジは歯を立てないように、舌を使い丹念に舐め回した。
 上から覗くサンジの顔は厭らしく、ゾロが舐めた乳首が唾液でヌラヌラと光っている。自分を銜えて、小さな喘ぎを漏らすサンジに、ゾロは益々熱が上がるのを感じた。
「ふっ…ぅ…ふ…」
「上手いじゃねぇ、か…」
 サンジの髪を梳くように、ゾロの手が動く。
「んんっ…んっ…ふっ……」
 髪を掴み、頭を強く股間に強く押しつけて、引き抜く。何度もサンジの口腔に抽送を繰り返した。
「あのレストランで、男も銜え込んでたのか…よ…っ」
「ふっ…くっ…んっ」
 勢いよく引き抜くと、サンジの身体を押し倒す。
 先走りの液で濡れているサンジの口元を指で拭い、押し倒した身体を開いていく。足を抱え上げると、サンジのペニスはふるふると立ち上がりかけていた。舐めていただけでも、感じる事が出来る程にサンジの身体は慣れているのだろう。
 立ち上がりかけたペニスには触れず、その奥に隠された、熱い物を待ちわびてヒクヒクと開閉を繰り返しているアヌスに舌を這わせた。
「んぁっ!や、バカ!!別に舐め、なくて…いいから…」
「入らねぇだろ、濡らすとかしねぇと」
 サンジの抵抗を軽くかわし、這わせた舌でゆるゆると襞を舐める。
「んっ!…クソっ…やろ…っ」
「気持ちいいんだろうがよ」
「…ぁ…ク、ソ……っくしょ…イイよっ…」
 舐められ続け悶えるサンジは、触れられる事が無いペニスに指を絡ませ、自分で扱く。
「んぁ…あっ…あ…イイ…気持ちっ…イ…」
 綻んだアヌスにゾロは中指を一気に押し込んだ。
「ああっ……い、て……ぁ…」
 突き入れた指を押し込んだ時と同じ勢いで、引き抜き、何度もそれを繰り返しては、深くまで埋めた指を内壁に押しつける。良いところをゾロの指が掠めるたびに、サンジの身体は大きく跳ねた。
「あ…は…アッアッ…ん…ん…あっ!」
 サンジの身体を俯せにひっくり返し、腰を高く持ち上げた。
 自分のペニスを扱いていたサンジの手が離れ、変わりにゾロの手がその根本をキツク握りしめる。
「あっ!…やっ…何、しやが…るっ……」
「イキそうだったろ…。まだ待て」
「ク、ソ…マリモっ…イキそうだったのにっ…」
 サンジのアヌスに突き入れた指を引き抜くと、二本添えて捩込んだ。
「あぁぁ…ひぅ……もっ…早っ…入れ、ろっ…」
「入れてんだろうがよ」
 二本の指をバラバラに動かすと、サンジの腰も耐えられないというように、左右に振られる。
「誘ってんのか?腰振って」
「あ…んっ…ばぁか……最初っからっ…ぁ…誘ってんだ、よ…」
 強請られ、ゾロは指を引き抜いた。
 サンジの痴態に煽られ硬く勃ち上がったペニスを、奪われた質量を求め、喘いでいるアヌスに押し当てる。サンジの腰が期待に震えた。
「力抜いてろ…」
「あ、あ、ぁ…入って…くるっ…」
 ズシリとした質量が、サンジの内壁を擦りながら侵入する。指を入れた時の性急さとは裏腹なゆっくりとした挿入に、サンジの身体がふるふると小さく震えた。熱が埋め込まれていく場所から疼痛が広がる。
「ひ、ぁ……−−−」
 背が反り返り、細い悲鳴のような喘ぎが漏れた。
 根本まで入れると、ゾロは大きく息を吐くと、サンジの身体が大きく震え、ゾロに戒められていたペニスからトロリと白い液が漏れる。
「ふ…ぅ」
「は、やく……動けっ…もたね、って…訳じゃねぇだろ、剣士さん…よぉ…」
「うるせぇって」
 サンジに急かされて、ゾロはサンジのペニスを掴んでいた手を離し、腰を両手で掴むと、激しい抽送を始めた。
「ああっ…あっあ…でけぇ……ゾロ……はっ、ぅ…んっ…」



 ああ、痛ぇけど…

 気持ちいいよなぁ……


 ちょっとコイツ、イイかもしんねぇ


 くそっ!上手いじゃねぇかよっ!


 もっと、くれよ…




 もっと、テメェの精液、オレの中にくれよ

そして続き>>>next

2002/9/12UP



ご、ごめ……。
アホな話なので、裏裏に放置…。
滾った?いや、なんかそんな感じじゃ無い気がしてます。
書き足りないって感じ?(笑)

これを…こんなアホなお話をご所望の伽田さんへ…
すす…すみませんっっ。