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信じること
ニーノック・ライズ―魔物のすむ山
作・絵/ナタリー・バビット 訳/田中まや (評論社) |
表紙にある細かなペン画による山の絵は、いかにも何かが起こりそうでワクワクさせられます。どうしたって事実を知りたい時期、事実こそが大切だと考える時期の少年と、伝説を信じて魔物の住む山の麓に住む人々の交流は、ちぐはぐなようでいてとても暖かい。少年は大人になったとき、自分の子供達に山に住むものを証すのだろうか。 |
ペットになりたいねずみ
作/ローレン・チャイルド 訳/木坂涼(フレーベル館) |
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ペットになりたいねずみが飼い主を求めてさまよいますが、なかなか好みの飼い主をみつけられません。とうとうねずみは、飼い主募集のチラシを書くことにします。似顔絵つきで、とっても上手に書いたのですが...。
11歳の娘が「これ、面白いよ。図書館で読んじゃったんだけれど、借りてきてみた。」と、私のところに持ってきてくれました。夕飯がすんだらさっそく読もうと思っていたのに、急に具合が悪くなって布団の中でうなっていたところ、隣の部屋で娘が息子に読み聞かせているのが聞こえてきました。大きな声で楽しそうに読む娘、嬉しそうに合いの手を入れる息子。そんなことをしているのは、もう5年ぶりでしょうか。苦しみながらも嬉しくて涙が出てきました。人に読んであげるのも、読んでもらうのも、本当に楽しくて嬉しいですよね。それを端から見ている人も、幸せな気持ちになれます。娘は、先日上述のごとく読み終えた西遊記によって、読んであげる楽しさを思い出したのでしょうか。 アメリカに住む友人が英語版That Pesky Ratをプレゼントしてくれました。期待通りです。Thanks! |
信じることにまつわるひとりごと