友達の本
ともだちは海のにおい きみとぼくの本 E
作/工藤直子 絵/長新太 (理論社)
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「これ、のはらうたの人だよね。前に借りた「ともだちは緑のにおい」と似てるよね。(娘談)」『海のにおい』はくじらといるか、『緑のにおい』はライオンとロバとカタツムリという特徴あるキャラクターが登場します。
この手の児童書は、もともと大人向けに書かれているのではないだろうか。のんびりとゆるやかな海の時の流れを楽しめるので、時間に追われて疲れ果てた大人には、きっと大きな安心効果があると思います。手元においておきたいと思える一冊。(2003.02) |
題 名 |
文 |
絵 |
訳 |
出版社 |
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しんせつなともだち |
ふあん いーちゅん |
村山知義 |
君島久子 |
福音館 |
まっしろな雪の中、おともだちはみんな暖かい。「しかさんは体が大きいのに菜っぱだけで、お腹いっぱいになるのかしら」娘は気になって仕方ありませんでした。(2歳頃) |
どうぞのいす |
香山美子 |
柿本幸造 |
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ひさかたチャイルド |
「しんせつなともだち」と同じ構成だね。みんな暖かくて、みんな幸せだよ |
ふたりはともだち |
アーノルド・ローベル |
アーノルド・ローベル |
三木卓 |
文化出版局 |
「ふたりはいっしょ」「ふたりはきょうも」「ふたりはいつも」みんなステキなともだちの本だよ。 |
どろんここぶた |
アーノルド・ローベル |
アーノルド・ローベル |
三木卓 |
文化出版局 |
暖かなどろんこの中にすわっているのが大好きなこぶた。本当に気持ちよさそう。 |
わたしとあそんで |
マリー・ホール・エッツ |
マリー・ホール・エッツ |
よだじゅんいち |
福音館 |
うれしくて、うれしくて、思わず顔がゆるんでしまいます。だーいすき。 |
ね、ぼくのともだちになって! |
エリック・カール(米・独) |
エリック・カール |
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偕成社 |
ユーモアいっぱいで楽しい |
しろいうさぎとくろいうさぎ |
ガース・ウイリアムズ |
ガース・ウイリアムズ |
まつおかきょうこ |
福音館 |
読み終わると娘は(4歳頃)起きあがって、嬉しそうにぴょんぴょん飛び跳ねてました。 |
こぐまのたろ |
きたむらえり |
きたむらえり |
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福音館 |
暖かい |
たろのえりまき |
きたむらえり |
きたむらえり |
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福音館 |
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たろとなーちゃん |
きたむらえり |
きたむらえり |
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福音館 |
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きみなんかだいきらいさ |
ジャニス・メイ・ユードリー |
モーリス・センダック |
こだま ともこ |
冨山房 |
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なかよし |
シャーロット・ゾロトウ |
ベン・シェクター |
みらいなな |
童話屋 |
こんなともだちっていいね |
けんか |
シャーロット・ゾロトウ |
ベン・シェクター |
みらいなな |
童話屋 |
こんなことってよくあるね |
アルド・わたしだけのひみつのともだち |
ジョン・バーニンガム(英) |
ジョン・バーニンガム |
谷川俊太郎 |
ほるぷ出版 |
彼女にしか見えない少女だけのひみつの友達うさぎのアルド |
いどにおちたぞうさん |
マリー・ホール・エッツ |
マリー・ホール・エッツ |
たなべいすず |
冨山房 |
ネズミが助けに来て皆が笑うと「どうしてわらったの」不可解な様子。大きさの概念、力の概念より「気持ち」の概念の方が息子(3歳頃)にとっては一番なのですね。そして自分自身の力も無限大と感じているのかもしれません。 |
モーモーまきばのおきゃくさま |
マリー・ホール・エッツ |
マリー・ホール・エッツ |
やまのうちきよこ |
偕成社 |
「よかったね、くさすきなおきゃくさんがいて、本当によかったね」きっとはらはらしていたのでしょう。心からよかったよかったという感じでした(娘5歳頃) |
もりのなか |
マリー・ホール・エッツ |
マリー・ホール・エッツ |
まさきるりこ |
福音館 |
モノクロで静かな絵なのに、とてもにぎやか。 |
とんことり |
筒井頼子 |
林明子 |
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福音館 |
最後のページを開いては、お友達になったね。と嬉しそうにながめています。お気に入りで何度も持ってきました(息子2歳頃) |
こぎつねコンとこだぬきポン |
松野正子 |
二俣英五郎 |
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童心社 |
絵がかわいらしくてほのぼの。先祖代々仲の悪かったきつねとたぬきが、コンとポンのおかげで仲良くなるお話(娘7歳頃お気に入り) |
にじいろのさかな |
マーカス・フィスター(スイス) |
マーカス・フィスター |
谷川俊太郎 |
講談社 |
娘(4歳頃)は「わーきれい!」と大喜び。ページをめくるたびに「あれ、いっぴきしかいないよ。キラキラのお魚。また一匹だ。あ、このキラキラとれるんだね。わー!みんなキラキラになっちゃったー!」と、字を読まずとも楽しんでいました。 |
スイミー |
レオ・レオニ |
レオ・レオニ |
谷川俊太郎 |
好学社 |
小さな魚の大きな力 |
ねこと友だち |
いとうひろし |
いとうひろし |
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徳間書店 |
好きだよ、これ。いとうひろしさんの本は、好きなのたくさんあるよ。 |
ロボットカミィ |
古田足日 |
堀内誠一 |
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福音館 |
「カミィは紙でできてるから死んでも直せるんだよね」人間は直せないことをよく知っている現実的な娘です。(娘5歳頃) |
いじわるランボーのくちぶえ |
山本斐子 |
小沢良吉 |
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佑学社 |
いじめっこのランボーの気持ちが手に取るようにわかります。皆と仲良くしたいのに、つい意地悪してしまうランボー。そんなお友達に悩まされている子どもたちにも、読んで欲しい。(2002.1) |
フランシスとおともだち |
ラッセル・ホーバン |
ラッセル・ホーバン |
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福音館 |
フランシスシリーズは、お母さんのファンが多いみたいだよ。 |
サイとガチョウがなかよくなったら |
シェイラ・ホワイト・サムトン |
シェイラ・ホワイト・サムトン |
おびかゆうこ |
徳間書店 |
意地悪にナゾナゾを出してとうせんぼしていたサイにやさしくして仲良くなり、なぞなぞを解いたガチョウ。 |
ネコ横丁 |
イブ・スパン・オルセン(デンマーク) |
イブ・スパン・オルセン |
木村由利子 |
文化出版局 |
新しい場所、初めて会う人たち。 |
たろうのともだち |
村山桂子 |
堀内誠一 |
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福音館 |
なーんだ、教育絵本なの? と途中でパタンと閉じてしまった人がいた。びっくりした。これ、教育絵本だったの? 私は、子どもの頃、最後に野原を力いっぱいかけだすところが大好きだったよ。 |
ゾウとクジラがともだちになった日 |
アラン・バルトマン(フランス) |
アラン・バルトマン |
やまなかきよみ |
福武書店 |
密漁から逃れるゾウとクジラが力を合わせて密漁者を撃退する。 |