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荒館 あらだて

別名
荒楯、新館、粡館
時代
鎌倉時代~南北朝時代
分類
中世平城
規模
面積:南北100m×東西120m
現状
白山神社・長遠寺
場所
山形県長井市館町北
最終訪城日
2012年5月26日

長井氏家臣の大須賀長光が築いた平城(居館)で、大須賀氏代々の居城。現在は白山神社と長遠寺の境内。

城史

年代 出来事
鎌倉時代 長井氏家臣の大須賀長光が長井時廣の子の泰茂の下向に従って置賜に入り、小出村の領主となって館を築いたのが始まり。
1264年 大須賀長光は加賀より白山権現を勧請して館の守護神として祀り、その記念にケヤキを植えた。
1343年 大須賀長任は出家して義昌と称し、長遠寺を再建して住職となった。居館はこの時に廃されて寺社となったと考えられる。

縄張り

鎌倉武士に良く見られる単郭方形の居館だったと思われ、南北は寺の裏から南の水路まで、東西は車道に挟まれた区画が縄張りとされる。

【土塁】
白山神社、黒仁王尊の背後に土塁があり、これが館の西側の土塁とされる。公民館の手前で折れて横矢のようになっているが、これは虎口の跡かもしれない。

【大ケヤキ】
大須賀長光が白山権現を勧請した時に植えたケヤキで、樹齢は700年を越えている。(※計算上は西暦2014年で樹齢750年)

アクセス

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