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管理人:貞庵

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宮本館 みやもとだて

別名
時代
鎌倉時代~
分類
中世平城
規模
現状
田出宇賀神社
場所
福島県南会津郡南会津町田島宮本甲
最終訪城日
2011年11月4日

長沼氏家臣の室井氏の居館と思われる。現在は神社の境内や庭園。

城史

年代 出来事
鎌倉時代 長沼氏が田島に下向した際に、長沼氏が信仰する祇園の祭神を奉斎して室井氏に祭祀を命じており、その室井氏の居館と思われる。 『田出宇賀神社由緒』
中世 長沼氏家臣の宮本氏の居館とされるが詳細不明。

縄張り

城は阿賀川右岸の河岸段丘上の平地に築かれており、段丘端に接した北側以外に堀を設けて梯郭式に近い縄張りを形成している。中心の北端に主郭があり、その東から南側に二の郭、そして西側に西郭があった。

【田出宇賀神社】
城跡には田出宇賀神社が祀られており、言い伝えによれば、田の中に泉の沸く小島があり、そこに現れた神様を祀ったのが神社の始まりで、この時からこの地方を「田島」と呼ぶようになったという。「宮本」もこの神社が由来の地名だろうが、神社自体は館が破却された後にここに遷座されたとも伝わっているため定かではない。本殿のある辺りが主郭跡で背後に土塁が残る。

【横堀と土塁】
城跡の堀の大半は埋まって郭の境界が不鮮明になってしまっているが、西郭の堀と土塁は比較的よくのこっている。この土塁西側の中央には喰違い虎口の跡も残されており、今はそこに橋が架けられている。

アクセス

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