こしらえる 2002.12.29 |
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「こしらえる」 日本語のもってるこの不思議な、語感。単に「作る」とか「製造する」って言葉よりも、奥深く感じてしまう。そんな言葉が、なぜか使われなくなってきてる気がします。 毎日、自分より、若い人たちと接していると、言葉の豊かさってものが、どんどん失われてる気がしちゃって、少し寂しいかなぁ〜って、ふと思うのも、自分がいつのまにかそんな年になったかもしれないんですけどね。と云うのは置いといて・・・ 車に持つイメージ、例えば、日本車らしいとか、ドイツ車らしいとか。いつのまにか、染み付いた先入観で、物をみては、なんらかのカテゴリーの中に収めて、なんとなく解ったようなふりしては 安心してる。そんな自分がちょっと嫌だなぁ〜って思うことも・・・・これも、置いときます(^^; 作り手は、何らかのイメージを持ちながら、物作りをしてると思います。それが多くの使い手が、共感できるものだったら、きっと凄いことなんですよね 間違いなく。 そんな物って、最近減ってるんじゃないかなぁ〜と思うのは、気のせいでもないと思うんですね。 家電は、どんどん高機能になって、マニュアル読んでも訳解らないものだらけだし、車だって、全部の機能を使いきらないままに、次の車に乗り換えていく人が殆どじゃないかなぁ〜日本車は特に。だから作り手が持ってるイメージなんて気づきようも無いしね。 それとね、工業製品に、温かみを感じるものってそうないと思うんです。カッコは可愛いけど、どこかしら冷たさを感じる部分が残っていてるような物が多いんじゃないかと。 で、「こしらえる」って、言葉に、似合う物って、ちゃんと機能してるんだけど、たまにやんちゃして機能しなくなっても、笑ってすませられるオーラがまとわりついてるような物じゃないかなぁ〜 誰かの顔思い浮かべながら、作ったあとは、ちゃんと可愛がってねって、「こしらえてる」物のほうが、きっと深さがあるよねって思います。 PANDAは、間違いなく、こしらえたって感じだと思うんですけどね。 知多にある、チンク博物館で、PANDAのもっくあっぷ見ながら、すこ〜し考えてました・・こんなこと |
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