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GAME REVIEW
ここではコンシューマゲームのプレイ後レビューなどを行っております。
購入の際の参考にいかがでしょうか?






★ロールプレイングゲーム
★シミュレーションゲーム
★アクションゲーム
「A.C.E. 〜Another Century's Episode」
●発売日/2005.1.27
●定価/¥7,329
●メーカー/バンプレスト
●ジャンル/エース・ロボットアクション
●特記事項/-
○レビュー時までのプレイ時間/24時間未満
○レビュー時のプレイ年度/2005
○レビュー時までの進行度/15ステージクリア
○個人的評価点/★★★★★☆☆☆☆☆
機動戦士ガンダム〜逆襲のシャア、重戦機エルガイム、蒼き流星SPTレイズナー、機甲戦記ドラグナー、聖戦士ダンバイン、新機動戦記ガンダムW、ブレンパワード、劇場版機動戦艦ナデシコなど複数のロボットアニメを集めた3Dロボットアクションゲーム。開発はアーマード・コアなどでおなじみのフロムソフトウェア。

左スティックで水平移動、R1R2で垂直移動を行うタイプの操作性は、コナミの「ANUBIS」に近い感じですね。
ただ、そのわりには壮快感が少ないのは近接戦の使いづらさが原因でしょうか?使用可能な機種が多いので一概には言い難いのですが、近接戦の連続攻撃時に軸がずれて敵に当たらないことがよくある、敵が小さいとそもそも近接攻撃自体当たらないといった点が×。
ストーリーはひたすら重たくシビアなオリジナル展開で、スパロボのような原作キャラクターの軽い掛け合いなどはほとんどありません。 また、大半のキャラ(主人公格のキャラであっても)はそれ自体、ストーリーにすら関わってきませんし、いつ仲間になったかすら説明されません。ってか、キャラの顔グラフィックすらないので、作品としての原作の要素が限りなく稀薄
なのはどうしたものかと。
使用可能なロボットが多い点や各ステージの目的にメリハリがある点は○。
OPムービーは珠玉の出来です。必見!

「真・三國無双4」
●発売日/2005.2.24
●定価/¥7,140
●メーカー/コーエー
●ジャンル/タクティカルアクション
●特記事項/-
○レビュー時までのプレイ時間/100時間未満
○レビュー時のプレイ年度/2005
○レビュー時までの進行度/9キャラクタークリア
○個人的評価点/★★★★★★★★★☆
人気アクションゲームである真・三國無双シリーズの4作目。前3作とは異なる3Dエンジンを搭載するなど根幹から作り直した感が強いが、ゲームシステムや登場キャラクターはほぼ従来通り。新キャラとしてホウ統、星彩などが参戦。新たに「拠点」「武器の重量」などの新システムが加わった。

従来シリーズと比較して、プレイヤーキャラがパワーアップし雑魚キャラが大量に描画できるようになったため、大軍を吹き飛ばす壮快感が圧倒的に上がった点は嬉しい! 前作までに不人気だったロックオンシステムや、敵武将の回復なども無くなりプレイしやすさも格段に向上しているのが好印象。 プレイ中、他の味方武将たちが頻繁に台詞を喋ったり、敵への突撃などを行ってくれるのも戦の雰囲気作りに一役買っているため盛り上がります。 国単位でしかシナリオが用意されていなかった前作とくらべて、武将単位でシナリオが用意されている今作はいろいろな武将をプレイすることで新たな発見をすることが多く、長くプレイすることが苦にならないでしょう。 また、選択したマップによりプレイ時間がそれぞれ異なるため、わずかな時間に小さなマップをちょっとだけプレイということも可能です。 「拠点」システムは、敵武将以外の攻撃目標として戦略に幅が広がったため◎。 難点としては、LV4まである武器の格差が大きいこと。LV4武器さえ手に入れてしまえば、他の武器では逆立ちしてもかなわないほど攻撃力に差がでます。 また新システム「武器の重量」は「重い」場合の(動きが鈍くなるという)デメリットが大きすぎて、「軽い」の方がどう考えても良い、という点で存在意義が薄い感じがしますね。 あと、武将の強さに関してですが敵として登場した場合、呂布の一撃よりも甘寧の連続攻撃のほうが脅威だったりするのは少々意外でした。 総じて、「壮快感は高くなったが難易度は低くなった」バランス調整が施されており、短時間に集中してゲームをプレイしたいプレイヤーにはオススメです。
★アドベンチャーゲーム
「To Heart2」
●発売日/2004.12.28
●定価/通常版¥7,140/限定版¥8,379/デラックスパック¥10,479
●メーカー/AQUAPLUS
●ジャンル/ノベル型AVG
●特記事項/-
○レビュー時までのプレイ時間/24時間未満
○レビュー時のプレイ年度/2005
○レビュー時までの進行度/小牧愛佳クリア
○個人的評価点/★★★★★★★☆☆☆
名作ノベルゲーム「TO HEART」の続編。前作とは世界観を同じくするだけで、キャラクターなどはクロスオーバーしない。季節は春、3-5月の間、主人公を中心とした学園ほのぼの恋愛ストーリーが展開する。主に下校時の寄り道先の選択と、テキスト中の任意の選択肢により分岐するシステム。

シナリオも予想していた通りほのぼの良い出来で、愛佳ルートのラストなどは想像できた展開ながら「いい話だねぇ」としみじみ思えます。
キャラクターが萌えのツボをしっかりと押さえたつくりだと思うし、攻略対象の女性キャラに対して素直に好感が持てるのが心地よいですね。前作で存在した格闘家や魔法使いはいなくなりましたがメイドロボは顕在という点は、人気の高低による自然淘汰でしょうか? 読ませる文脈、程よい盛り上がり、感動できる終結と、シナリオは秀逸であると言えるでしょう。 正直、プレイ開始時に感じた「良い出来だが最大公約数狙いでアクのないノベルゲー」という第一印象はいまだに変わらないものの、その最大公約数の中で充分に健闘しているのではないかと思います。
欠点は主にシステム回りに集中しており、テキストスピードを変更できない、シナリオスキップが遅くて不便、アルバムモードが閲覧しづらい等様々ある。その他、前作の使いまわしBGMが多い、前半シナリオが冗長という点も少々気になります。
これらの欠点が全キャラ攻略までの繰り返しプレイを阻害する気がして少々残念です。

「Remember 11-The age of infinity-」
●発売日/2004.3.18
●定価/通常¥6,800/初回限定版¥8,800
●メーカー/KID
●ジャンル/ノベル型AVG
●特記事項/-
○レビュー時までのプレイ時間/50時間未満
○レビュー時のプレイ年度/2004
○レビュー時までの進行度/全モードコンプリート・CG収集率100%
○個人的評価点/★★★★★★☆☆☆☆
オーソドックスなノベル型AVG。おなじINFINITYシリーズである「EVER7」「NEVER17」などとは世界観を共有する以上のつながりはないので本作品単体でのプレイが可能である。
乗っていた飛行機が墜落したため食料も燃料も絶望的な冬の雪山ですごす「こころ」と、孤島の施設で何者かに命を狙われる「悟」の二人の一見無関係に見える二つの視点を行き来しながら進行していく。「こころ」と「悟」の間で、魂だけが互いに入れ替わってしまう「人格交換現象」により物語はザッピングしていく。各々の状況でせまりくる危険に対し二人は協力して助かる方法を模索しようとするのだが……。謎の少年「ゆに」の正体は?悟を狙うのは誰なのか?なぜ「人格交換現象」は起きるのか?事件は謎を重ねつつ、こころと悟を更なる危機に陥れていく。


システム面はかなりこなれており、スキップや既読文閲覧など十分に充実し、TIPS(難しい単語や専門用語に関して、詳細な意味合いを確認できる機能)なども親切なつくりになっているかと思います。ただし、トゥルーエンドに至る難易度はそれなりに高いですが。
最初のプレイ時は必ず「こころ編」をプレイすることになるのですが、途中「悟が乗り移っている間のこころの肉体は何をしたのか」や「こころが自分の肉体にいる間、悟の身に何が起こったか」がプレイヤーにはわかりません。それが結果としてプレイヤーのモチベーションを高めていると思います。
次々と命の危険にさらされるスリリングな展開がために、文章から目を離すことが出来ないんですね。
シナリオに仕組まれたギミックや全編に散りばめられた謎が素晴らしく、非常に魅力的だと思います。
ところで、このゲームの最大の見どころは実はラストにあります。
ラストの、あまりにも中途半端な終結には呆然としてしまうでしょう。私は呆然とする以前に、コントローラーを投げつけそうになりましたが。
トゥルーエンドのくせに、下手なバッドエンドよりもタチの悪い終わり方をしてくれます。ここまで脚本家の自己満足で完結している話は珍しいです。話のネタにはなると思うので物見高い方は一度プレイしてみてはどうでしょうか。

「Ever17 -the out of infinity- Premium Edition」
●発売日/2003.11.27.
●定価/¥4,800
●メーカー/KID
●ジャンル/ノベル型AVG
●特記事項/-
○レビュー時までのプレイ時間/50時間未満
○レビュー時のプレイ年度/2004
○レビュー時までの進行度/全モードコンプリート・CG収集率100%
○個人的評価点/★★★★★★★★★☆
オーソドックスなノベル型AVG。おなじINFINITYシリーズである「EVER7」「REMEMBER11」などとは世界観を共有する以上のつながりはないので本作品単体でのプレイが可能である。 海洋施設LeMUで発生した浸水事故と、それにより閉じ込められた人々の脱出劇。これを「武視点」と「少年視点」の二つで進めることが出来るザッピングシナリオとなっている。

スキップや既読文閲覧など十分に充実しています。
「脱出劇」と書いてみましたが、それほど緊迫したシーンは少なく、むしろだらだらと救助を待って遊んでいるシーンが多いです。この中盤での緩い展開は全体的な中だるみを誘発しているようなので、多くのプレイヤーが中途で挫折しているのではないでしょうか。このゲームでも非常に残念な部分です。キャラクターも、ぶっちゃけ、萌えなんて無いですし。むしろ、序盤は絞め殺したくなるような地雷キャラが多い気すらします。
特筆すべきはシナリオですね。シナリオ全体に仕組まれたギミックが素晴らしく、非常に魅力的です。特に「解決篇」とも言えるシナリオで、次々と謎が明かされていく様は圧巻!そこからさらにエンディングへ至るまでの怒涛の盛り上がりは見事としか言い様がありません。
ラストまでプレイするか否かの一点だけで、評価の一変するゲームと言えるでしょう。

「ミッシングパーツ sideA ザ・探偵ストーリーズ」「ミッシングパーツ sideB ザ・探偵ストーリーズ」
●発売日/sideA2003.11.27/sideB2004.2.19
●定価/¥6,800
●メーカー/フォグ
●ジャンル/AVG
●特記事項/-
○レビュー時までのプレイ時間/100時間未満
○レビュー時のプレイ年度/2003
○レビュー時までの進行度/オールクリア
○個人的評価点/★★★★★★★☆☆☆
コマンド選択と調べる場所をカーソルで指定するなどの操作を組み合せた、きわめてオーソドックスな探偵推理物のAVG。sideAとsideBであわせて全6話を楽しめる探偵推理物。sideAには「鳴らないオルゴール」「赤いカメオ」「託されたペーパーナイフ」の3話、sideBには「傷ついたテディベア」「迷いの懐中時計」「追憶のペンダント」の3話が各々収録されている。

システム周りはスキップ、ログ閲覧、CG鑑賞など最低限は揃っているんですが、全般的に見て一昔前のAVGという印象は否めません。まあ、このメーカーの作品全体を見ても、作風は古臭くてチープなのに、出来た作品は何故かそれなりに評価される作品が多い(例:風雨来記、久遠の絆)のですが、これもそんな感じです。
探偵見習いである主人公と彼を取り巻く個性豊かなレギュラーキャラ達が面白く、物語を盛り上げていきます。シナリオに関しては、各話ともにしっかりと作り込まれておりボリュームも十分、大変好感が持てる内容でしょう。「託されたペーパーナイフ」「迷いの懐中時計」「追憶のペンダント」の3つに関しては全体を通した展開に関係する話として、ゲストや周囲のキャラも巻き込んだ盛り上げ方も秀逸です。
各話の捜査中、的確に聞き込みなどを行っていかないと、微妙にシナリオが分岐する点は×。これによって死ななくても良いキャラが死んだりといった分岐があるのですが、いかんせん、的確に聞き込みを行う事自体、攻略サイトでも見ながらでない限り難しいんですよね、これが。何度も再プレイするようなゲームでもないですし。
移動可能な場所がムダに多いせいで、迷いやすいのも難易度を上げている原因です。

「SIMPLE2000シリーズ Vol.17 THE 推理 〜新たなる20の事件簿〜」
●発売日/2002.12.26
●定価/¥2,000
●メーカー/D3パブリッシャー
●ジャンル/AVG
●特記事項/-
○レビュー時までのプレイ時間/10時間未満
○レビュー時のプレイ年度/2003
○レビュー時までの進行度/オールクリア
○個人的評価点/★★★★☆☆☆☆☆☆
20個の事件を順番に解いていくAVG。PS版のSIMPLE1500シリーズVOL.59 THE推理の続編にあたる。主人公である探偵が、人格を持ったプログラムである「擬人」たちとコンビを組んで様々な事件のトリックに挑む推理物。「擬人」の存在にまつわる悲喜劇などもドラマティックに展開する。

1話1話が極めて短い内容です。各話だいたい10分〜20分ほどでクリアできます。内容的にも推理物と言うには貧弱で、子供向け雑誌付録の探偵クイズに近いかと思います。
また、間違ってもその場で何度でもやり直しが出来るため、難易度は極端に低いです。というよりもむしろ総当たりで全くOK。
まあ、所詮、値段相応程度の内容です。ただし、グラフィックや音声に関しては力が入っており、とくにキャラの声に関してはフルボイスになっているなど、ゲームとしての見栄えはそれなりです。
キャラクターも個性的で、漫画的ではありますがおもしろいキャラが多いですね。
あと、オールクリア後に全20話各話のエピローグがでてくる点についてはいいアイデアだと思います。
個人的に言わせてもらえば「近未来でオーバーテクノロジーっぽいものがちらほら有る世界」ってそもそも推理物の舞台としてどうよ?って点が非常に引っかかるわけですけども。

「エリュシオン〜永遠のサンクチュアリ〜」
●発売日/2003.5.1
●定価/¥4,980
●メーカー/NECインターチャネル
●ジャンル/AVG
●特記事項/-
○レビュー時までのプレイ時間/10時間未満
○レビュー時のプレイ年度/2003
○レビュー時までの進行度/3ルートクリア
○個人的評価点/★★★★★★★☆☆☆
デフォルメキャラを操作して屋敷内を移動、会話によって時間が経過するタイプのAVG。舞台はアドリア海に浮かぶ孤島の洋館。館にいるのは大富豪の老人と少数の護衛、そしてメイドたちのみ。老人の主治医として招待された主人公はやがて、マフィア絡みの陰謀に巻き込まれてゆく。パソコン版18禁ゲームの移植であるが、イベントグラフィックや新キャラクターなどが追加されている。原画は横田守氏。

いわゆる「館モノ」で「メイド」と、見た目通りに淫靡な雰囲気を醸し出している作風です。ゲーム内容も、「妙に大きな権限を与えられる主人公」や「何かを隠しているようなメイドたち」「館内に複数ある立入禁止区域」など、好奇心を刺激する展開にはワクワクします。
館内の移動パートはいささか古臭さを感じますが、それさえ気にしなければ全般的に快適なプレイができるでしょう。
問題なのは難易度でして、全21個のエンディングのほとんどは、パズルのピースのように断片的な真相があかされるだけなのです。つまりこのゲーム、エンディングを大凡全部見なければすべての謎を解くには至らない作りになっているわけですねえ。
かなり根気のあるプレイヤーでなければ最後まで楽しむことは出来ないかと思います。
ついでに、各エンディングも、グッドエンドの類はことごとくフラグ立てがシビアなので、攻略本は必須でしょう。ちなみにエンディングの種類も他のゲームとは一線を画していてバッドエンド、グッドエンドの他にメイドエンドなるものがあったりします。まあ、全てメイド達の幸せのために頑張れるという人なら、このゲームは是非おすすめな作品でしょう。

「北へ。Diamond Dust」
●発売日/2003.10.30
●定価/¥6,800
●メーカー/ハドソン
●ジャンル/AVG
●特記事項/-
○レビュー時までのプレイ時間/50時間未満
○レビュー時のプレイ年度/2003
○レビュー時までの進行度/全キャラクタークリア
○個人的評価点/★★★★★★☆☆☆☆
「北海道」という実在する場所を舞台とした北へシリーズ続編。多数の企業やショップから協賛を得ているため、実名の観光地やお土産物、料理の美味しい店などが多数でてくる点が特徴。攻略可能キャラクターは全5キャラ+隠しキャラ2名。

あいかわらず「北海道旅行キャンペーンソング」になりうる、OPの電波ソングは印象的。
女の子とデートを行うことで、キャラを通じて各観光地や料理などについての説明を聞ける点は○。
前作は札幌を中心に物語が展開していたのですが、今作品から北海道全土を自由に観てまわれるようになったため、よりガイドブック的な使い方もできるようになりました。まあ、それが一番の問題でもあるのですが。
というのも、この手の「移動先と日時が条件を満たした場合のみイベントが起きる」ギャルゲーにおいて、その移動先が北海道全土に広がっているこのゲームは、イベントが起きないことの方が多いということです。
そしてこの移動先に関するヒントは「占い」という形でしか提示されないため、大変わかりづらくなっているのですね。結論からいえば、このゲームの快適なプレイには攻略本等が必須でしょう。前作の失敗点を全然反省していませんね。
攻略キャラ5人は独特な絵柄(実年齢よりもかなり若く見える!)で人を選びますが、個人的にはカワイイと思います。性格付けやシナリオに関しても起伏が有り面白いかと。
ただ、2人目の隠しキャラの正体が○○○というのが最大の難点。「カワイイ」「カワイクナイ」以前の問題として、個人的にはプレイ後の印象が最悪なものとなりました。

「北へ。Diamond Dust+ Kiss is Beginning.」
●発売日/2004.10.28
●定価/¥7,140
●メーカー/ハドソン
●ジャンル/AVG
●特記事項/-
○レビュー時までのプレイ時間/10時間未満
○レビュー時のプレイ年度/2005
○レビュー時までの進行度/茜木温子、原田明理クリア
○個人的評価点/★★★★☆☆☆☆☆☆
北へ。Diamond Dustの「エンディング後、エピローグ前」の期間を描いた続編。攻略キャラを最初に選択し、北海道の実在する場所を巡りつつデートする内容。全キャラ1-2ルートずつが存在し、複数回プレイしなければ全部のグラフィックは見られない。

「そうか、キスは恋愛のはじまりに過ぎなかったんだ!」プロローグでの主人公の台詞ですが、キスをしたらもう恋愛は終わりだと思っている主人公のほうが、何か可哀想な人に感じてしまうのは私だけでしょうか?
気をとり直して、まずOPですがテーマソング(アニメ「北へDDD」のOPテーマ)が流れるている間中ずっと線路とかヒマワリの写真合計4枚がスクロールしながら表示されるだけという、ある意味シュールなまでの手抜きっぷりがたまりません。
本編はというと、シナリオ自体は短いながらもキチンと起伏がある内容でそれなりに楽しめますが、1プレイ2時間弱で(キャラにもよりますが)選択肢一つ間違っていたらグッドエンディングを迎えられない超難易度。しかも選択肢を間違っていても、分岐が発生するのはラスト付近。つまりラストへ行くまで、どこでどう選択肢を間違えたか全くわからない鬼軍曹仕様なのですよ。
あと、前作「北へ〜Diamond dust」のエピローグ直前のエピソードを書き起こしたシナリオなのですが、本作ラストのグラフィックが前作ラストグラフィックの使いまわしだったりします。 いまどきこの内容が許されるのは、SIMPLE2000シリーズくらいではないでしょうか。

★シューティングゲーム