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アニばら観察日記


このサブタイトルなに?34話にしてスポ根ものにギアチェンジですか!?
いくらなんでもそりゃーねぇわなぁ!?出崎監督?・・・・・・
って、もぅおまえは居ないのか〜〜〜号泣




第34話 「今“テニス・コートの誓い”」




月日は流れ流れて・・・悠久の時を経ての更新となります。
くっ・・・無念、歯軋りっ 冒頭でダラダラ謝罪するよりかは反省の気持ちを内容に反映できるよう、ガンバリマッスル。

というわけで、1789年のフランスは極東の島国以上の梅雨空に覆われ湿り気たっぷり。セル画にカッターでキズつけてっていうよりも描いてますよね、がっつりと。白い線がハッキリと確認できます。すんごい重たそうな雨なもんで・・・いやセーヌ川が氾濫しないかとか、そーゆーのも心配だし、洗濯物はもっぱら部屋干し、ただでさえ足りない食料だっつーのにカビ生えるのが怖くて長時間の保存は不可。それに衛兵隊B中隊の諸君の寝床ときたら、なんなら天然ウォーターベッド状態でいくらファブリーズしたところで立ち込める男のイカ臭さはいかんともしがたく、もーーー・・嫌だ、こんな生活。布団乾燥機の支給を国王に直訴してやるっ(涙)って息巻く隊員が続出するのも無理はない。それを「まぁまぁ」とたしなめるオスカル隊長のお顔にもね、青いタテ線がくっきりと、見えるではないですか。見えるではないですか。。てか、線どころじゃなくてさぁ・・・眉毛と瞳の間の空間、真っ黒だもんね。どんだけ掘りが深けりゃあんな陰が出来るんだ?そりゃもぅトム・クルーズもビックリでしょうって話です。

アニばら34話、今に始まった事ではありませんが絵が雑です。
漫画でいうと原稿になる前の、もしかしてネームに彩色しちゃってるんじゃないの!?ってくらいのラフさ(笑)

この世界観ぜったい少女マンガ発祥のモノじゃないよ〜週刊マーガレットだよ?ベルばらだよ!?いいんですか、こんなに乱雑で。と毎回吠えておりますように、抗議したい気持ちは勿論あるんです。でも、何を言ってるんだ、これこそが俺のベルばら。俺のオスカル。埃をかぶった化粧箱からいい加減出て来なくちゃならないのは君たちの方だ。多少デッサン狂ったくらいでガタガタ言ってちゃ時代についていけないよ〜・・で、目で見るな、心で感じろっ!!って出崎監督は思っていたかもしれないし。とにかく、私はこの描きなぐられたキャラクターたちに30年以上夢中なんです。更新してないからといってアニばらへの情熱がちょっとでも薄れたと思ったら、大間違いなんですからねっ(絶叫そして泣)
とまぁ、すいません。久しぶりの執筆活動に興奮しております・・・アニばらーズハイなこの感じ!!あぁ、生きてて良かった・・・・・っ!!!
と、私などは愛しきホームグラウンドの懐かしい薫りに包まれひしひしと幸せを噛み締めているわけですが、画面に映る方々のお顔は・・・暗いです、険しいです。何なに?デッドコースターにでも乗っちゃったの!?ってくらいに
死亡フラグも立ちまくり?
というわけで、休みなしでひと月半。ケツアゴに指摘して貰わなけりゃオスカル様の体調不良にも気付けないアンドレに、軽く憤ってみるところから第34話を見ていきましょう。


・・・あんた、冒頭からがっかりさせてくれるなよ〜頼むから(泣)と思われましょうが、既に目ぇ殆ど見えてないんで。そのへん失明の危機にない視聴者の皆様は彼のことをあまり厳しく責めたてるものじゃありません。それこそ大目に見てあげて下さいよ・・・。(ところで、ケツアゴの「おめえの、あの隊長さんよー・・・」発言、萌えますよね。アンドレに気ぃ使ってないでもっと大っぴらに心配してくれてさえいたら。ってちょっと思うけど)

で、何故にオスカル様はこうも蒼白なお顔をされているのかと言うと、です。休みなしでひと月半、パンティー(ごめんなさい)までびっしょりになるような悪天候のなか傘もささずに議場を警備して回られたかと思ったら翌日は打って変わって紫外線ぎらぎらの炎天下で日干しになるような日々だと思うのです。もちろん、警備以外の雑多な任務だって黙々とこなされているはずですし、ジョセフ殿下ご逝去のショックからも恐らく立ち直れてはいない。もしかしたら空いた時間にアントワネット様のもとへ赴き誠心誠意お慰めになっているかもしれず、そこで更に悲しみを深めているかも・・・というのは後のエピソードから可能性低いような気も致しますが、とにかく、メインのストレス!明るい兆しが無い。ということではないでしょうか?今更原作と比べてあーだこーだ言うのはナンセンスだとしてもアニメの守ってやらねばならぬ人々の人相と性格のこの悪さよっ!!特にリーダー=童貞・ド・ロベスピエール。いや、こいつのプロフィールたいして興味ないけど童貞ってことはないと思うね。自分の意地と理想の為に盾にする女の一人や二人は普通にいそうだし、第一潔癖って印象はないです。だいたい政治家で童貞ってどうなの?そんなね〜・・世の中の50%以上を知らないって事でしょ?チェリーボーイに政治は無理だよ。そんなの非現実的だっつ〜の。失敗するに決まってらぁ。という、私自身が無差別に童貞嫌いであるということを何もここでカミングアウトする必要もないわけで、ここのくだり要らなかったなぁと思いつつ・・・ロベスピエール!早くも悪の総統臭ぷんぷんさせやがって三部会とやらは大丈夫なのか!?本当に!?と、とにかく不安になります。
で、時間かかってますけどオスカル様の体調の件です。・・・くぅー・・・「なんだかなぁ〜・・・・・」という激しい不安感と疲労感を振り払いどうにか自分自身を立て直そうと思われたのでしょう。また視聴者に分かりやすく今のお立場、ご状況を説明する必要があった為「今の私の任務云々」とお喋りになり、咳。

(絵がキタナイキタナイ言いましたが、この場面のオスカル様・・・疲れて雨にうたれるオスカル様・・・壮絶な美しさです。。。ごくっ・・・荒木プロ凄い・・・!!)

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・血・・・・・・・・・・・・・・・・・・ですか!?


やーーーーーー・・・OPの間考えましたけどねぇ。喀血って、まずいですよね。。。
オスカル様が自ら「がんばれ、オスカル」とおっしゃった時には逆貞子化しテレビの中に入り込み「がんばっちゃ駄目だ〜よ〜ぉ〜〜〜」と、まぁとにかくお止めしたい衝動に皆さん駆られたと思います。が、そのあと血なんかはかれては貞子の方がきっと卒倒してしまう。ついでですが、『リング』が流行った頃はテレビと言えばまだブラウン管だったのに、今の貞子はあの薄い液晶とかプラズマテレビから出て来るんですよね?・・・なんか怖さ半減しませんか?今時の物凄いクリアな画面からズルズル出て来られてもねー・・・シュール過ぎてもうどうでもいいや。ゴキジェットで撃退してやろ。と要らん事で行数使ってすいません。
で、オスカル様はついに血をおはき遊ばされ、観てるチビッ子も大慌てなオープニングだったわけです。そぅ、これを初めて観た時・・・しっかり観たと記憶があるのは小学2年生くらいの時なんですが、血をはく=結核=不治の病=・・・ジ・エンド。という知識まではないわけです。でも、大変まずい事態だ、どうしよう。と猛烈な衝撃を受けたわけで。放送終了後に台所にすっ飛んで行って「咳と一緒に血をはくってどーゆーこと!?」と夕餉の支度に忙しい親に詰め寄ったものです。で。状況が飲み込めず狼狽する親から「は?何?肺結核とか、そーゆーこと?」とかいう大変ポピュラーな回答を得たわけですが・・・実のところ原作のオスカル様がなんで血をはいたのかは謎なんですよね?
しかし、はい。アニメのオスカル様は喀血の原因わりとハッキリしています。


・・・激動の時代に美人薄命じゃ〜〜〜〜・・・嗚呼どこまでも日本っぽい。。。

というわけで、視聴者は言うなれば爆弾抱えた状態で今後の展開を観ていかなけりゃならなくなったわけです。ただならぬ気配が漂っておる・・・。絵もストーリーも、それまで触れていたNHK推奨アニメや世界名作劇場などで培われたシンプルなアタマではどう処理していいか分からないくらい急激に、残酷に変化していくのです。夕飯前の『マンガの国』なんちゅーユルい放送枠(関東なんでその頃再放送はテレ東でした)なのに全く夢みていられない・・・。むしろ現実の厳しさを嫌と言う程に突きつけられてゆく恐ろしの国だったっけなぁー・・・(でも萌えた。とにかく萌えた♪)

というわけで、三部会は荒れ放題。誰もかれもが悪人面で人を罵りギャンギャン自己主張する様は、怖いんですってばホントに。。。
で、怖いから、やめやめっ!!もお閉鎖しちゃえ!!って事がお偉いさん達の間で決定し、具体的な閉め出し要員として呼び付けられた我らが衛兵隊B中隊。何故かこの命令を聞く際は助さん格さん、もといアンドレとケツアゴも一緒なんですね。
あー、この場面どうしようね・・・実際ブイエに意見してみたところでどーにもならないわけで。そんな事できるもんかと激昂するオスカル様に同調したい思いは勿論あれど、ロベピその他の平民議員のツラを思い出すとなー・・・いっそ閉め出してやりたい気持ちもよく分かるので辛いところです(そんなんでいいのかよ?)
で、命令をきいたものの決断できず助さん格さんに意見を求めるオスカル様。「かまうこたぁねえよ」って・・・。そうなんだけどサ、明らかに悪い方向へいくって分かってんのに憂鬱だな、もーーーー・・・で三部会とオスカル様の体調は悪化の一途を辿るのでした。。。

それで今回のサブタイトル「今“テニス・コートの誓い”」なのですが、ジュード・ポームを分かりやすくテニス・コートとしてしまった為にうっかり『エースをねらえ!』的なムードが漂ってしまいスポ根エキスがほとばしっては「岡っ!!」「コーチっ!!」「女の成長を妨げるような愛し方はするな」で藤堂さん絶句・・・みたいなノリを期待してしまいがちですが、どうかアニばら世界に帰って来て下さい。


閉め出された平民議員たちがわらわらと移動した先は当時大流行していたという(へー、そんな余裕あったんだ?って思いましたよ私は・笑)ポームの競技場。ここの方が本来議員じゃない人も入れるわけだし、スタジアムで大群衆が盛り上がった時の高揚感とかってね、それこそスポーツ観戦時や野外コンサートの時を思い出して戴ければいいと思うんですが、半端ないですよ。そりゃーロベピ先生の演説も普段の何倍もかっこよく響いた事でしょう。実際かっこよかったんだと思いますがね。
で、何故銃を担いでちょっとおちゃらけてんのか知りませんがケツアゴが鬱な気分のオスカル様にチクリと言い。非常に悪い予感がするなー・・・というところで場面転換となります。

いやー、今回はですね、一見地味で暗いだけのように思われますが実は結構笑えます。もうね〜この人なに?こいつが入って来てオスカル様が一番に思った事って「おや?出版社違うけどいいのかな?」じゃないの(笑) 
陸軍大佐ショワズイエ・ラ・ボーム。

あの〜『はいからさんが通る』ご存知でしょうかね?あれに出てきた印念中佐ですね。トレードマークのお髭が一緒で明らかに同族の陰湿さを漂わせています。知らなかった・・・大日本帝国陸軍の印念中佐のルーツがお仏蘭西に有りとは。きっと革命で日本に亡命して来て、そこで意外にも適応し、土地は違えども軍人の道を歩むことにしたんでしょうね・・・つぶしきかなさそうだし。まぁいいけど。

で、ショワズイエみたいなオリジナルキャラ超好き。


わざわざこんなところで凝った名前つけて局地的に大活躍させてしまうセンスが素晴らしいよ〜アニばら。悪人は特にキャラ立ってるわ。で、特別出演のショワズイエとかいうこのおっさん、そりゃこんな事オスカル様に命令したって今度こそ聞くわけないわなってやり方で議員入場の指揮をお取り遊ばして、予定通り平民議員どもをイラつかせます。でも、その後ブチ切れたのがオスカル様だった・・・というのは予定通りではなかったんでしょうね(笑)平民議員に暴力振るわれたとかなら即刻逮捕、連行、処分とか出来たんでしょうに・・・オスカル様に背負い投げされちゃって、現代だったら某tubeで即日アップされ“世界のトンデモ映像 情けない軍人編”とかで話題になり大いなる笑いと涙を誘ったことでしょう。・・・はい、末代までの恥です・・・印念、よく見とけよ〜〜〜♪)

いや〜しかし、オスカル様も罪なことしますね〜。公衆の面前であれだけ派手にやっつけちゃうなんて、某大阪市長の橋○氏とかも大喜びしちゃいそうな展開でしたね。いや・・・笑ってる場合ではなく、こーゆー事すれば後が怖いです・・・。それを覚悟して、っていうより瞬間的に怒りのリミッター振り切っちゃって「わーーーっ」ってなったのと、やはり、きよらかさ皆無と言えども一応はロベスピエールその人に冷静に国民に選ばれてここにあるという誇りはなんたらかんたら言われたらねえ・・・それに引き換え私ら貴族ときたらどうよーーー!?って、情けなくてたまらなくなったのでしょうとも。「やめたまえジャルジェくん」なんて言われて「はい、そうですね」で引っ込むなんて出来ないしさ。印念とにかくムカつくし・・・。何よりこれでB中隊の諸君が「隊長カッコいいーーーっ!!」なんつってテンション上げてくれたんだろうから今後の為に良かったんです。そんでオスカル様はアワワワッ何てことを〜〜〜!?な印念に「私は警備の責任者として不慮の大事故が起こらないよう処置をしただけだ。そうブイエに伝えとけ!!」と鬼の形相で一喝。なんたって准将>大佐だからね、背負い投げはやり過ぎな気ぃするけど、悔しかったら出世してみろヴォケ!という感じで、ここは視聴者一同も思いっきりスッキリしておきましょう。

そーゆーわけで、一連の嫌がらせでより一層不満を募らせた平民議員が国王陛下のご命令を聞くわけもなく。国民議会を解散しなけりゃ退場もしないという事態になりました。

こーゆー展開になるの分かってただろうが・・・とケツアゴでなくとも溜息と苦笑いが止まらない感じです。で、はい。懲りずに印念中佐(違います。ショワズイエ・ラ・ボーム大佐です)がオスカル様を呼びに来まして・・・はい、ここからが本日のクライマックス!!よーく目をこらしてご覧下さいね♪

いやー・・・議場を警備しなきゃなんねえはずなのに、なんで俺たちまで呼ばれたんだ?で不安を感じるケツアゴに足で小突かれオスカル様の後を追うアンドレ。薄暗い廊下でオスカル様に「なんで付いて来るんだ?」みたいな顔をされた際の彼の情けなさは秀逸ですので是非ご注目戴きたい。
「・・・い、いっしょに・・・」って。。。
・・・一緒になんなのだ?「アランが一緒に行って様子見て来いっていうもんだから・・・」ってのはあまりにもあれなので、せめて「なんか心配だから一緒に行ってもいいかな?」とかって事なんだと思うけど、「・・・い、いっしょに・・・」って弱いなぁ〜〜〜(笑)今に始まった事じゃないけど。で、結局部屋には入れて貰えず廊下で待機。これが後でとっても役に立つのだけど、最初観た時は脱力しまくって「大丈夫かよ〜・・・」って私つぶやいちゃいました。
脱線しましたが、いざ修羅場に突入です。ブイエが怒ってますがな。やはり印念のやつ「危機一髪!ジャルジェ准将が暴動を回避してくれました〜〜〜!!」なんて報告はしていなかった模様で(当たり前ですがね)、きっと「命令無視して酷いったらないんです〜〜〜よよよ〜〜〜おケツ痛い・・・」な感じだったのでしょう。ああホントに情けない(・・・笑)、見たわけじゃないけど想像してブイエ将軍もどっちもどっちだという思いがあったのかもしれません。だからまだこの時は冷静でいてくれたのでしょう。でも、ここからのやり取りはマズいです。

隊長ったら軍事法廷など怖くねえとか言っちゃうし。
もはや本格的な命令違反なので「はい、アウト!!」になり〜の流石のおとっつぁんの古い友人御符をもってしても「じゃーやむを得んなっ」で逮捕するっていうからサァ大変っ!!


冒頭で血ぃはいたってだけでこっちも血圧上がってるんですっ!この期に及んで監獄にブチ込まれるお姿なんて絶対に見たくありませんよっ!!どーーーするんですか!?とアタフタしてる間にブイエが立った・・・ブイエが立ちましたね。なんというか「クララが立った・・・」的な感動を覚えるのは私だけでしょうか・・・?この人、立てるんですね。って馬鹿にし過ぎ?いや〜・・・立っただけではなく、意気揚々とオスカル様にピストルを向けるショワズイエ・ラ・印念らに謀反人を厳重に拘束しとくようにとの命令を残し、どこぞの教授総回診よろしく手下を大勢引き連れて、更には馬に跨って自ら命令を下しにB中隊の面々の元へ赴かんとするのだから、こんな行動的なブイエは初めてだ。
(へーーー・・・と唸って、ちょっとドキドキしてしまう私は萌え方マイノリティ・・・・・・♪)

なんつって邪道で多少テンション上げたところへ更なる萌え爆弾を投下してゆくので画面に集中して下さい。
なんと言いましてもこの場面での話の流れ、原作と比べると特にオスカル様の態度などは冷静に描かれてます。
ここまで来たら流石に己ひとりの力でどうにかなるわけもなく、煮え滾る思いはあれど・・・という歯痒い気持ちでいっぱいなわけです。で、B中隊の諸君はどう出るのだろうと考えるんですね。自分なんか比べ物にならないくらいの権力をもった陸軍最高司令官からの命令を一体どのように受け止め行動するのか?あれ程に血気盛んな男たちです。これまで共に行動して来た間にも様々な局面があったことでしょう。その男たちが、将軍から直に下される命令です、従ったらもうそれはそれで仕方のない事。というか、そうなったならば逆に「すまない」という思いがオスカル様の胸に込み上げたことでしょう。オスカル様とはそういう人です。ところが、実際はそうではなかった。無抵抗の状態でガラス窓から一部始終を見守るオスカル様、勿論この時部下が何を言っているかまでは分かろうはずがありません。が、しかし、聞こえなくても感じ取れるものはあるはずだと思うのです。

あぅ〜〜〜・・・私はむしろ、むしろアンドレや父上にこの場面を見せてやりたかった・・・。

壮絶なる感動!!

ただでさえ五臓六腑に男汁が染み渡るアニばら後半戦ではありますが、ここ、ここは特筆に価します。全編を通して瞬間男汁放出率ナンバーワンな場面と言ってよいでしょう!!


『俺たちに命令できるのは俺たちの隊長だけだっ!!』 でございますよぉ〜・・・


くぅーーー・・・こーゆー事言ってくれちゃうから私はアニばらが好きなのです。

ただ単に平民議員に銃を向けるなんて出来ないと言ってるのとはわけが違います。
ケツアゴは陸軍最高司令官に向かって「オスカル・フランソワが俺たちB中隊隊員との間に築き上げた信頼関係に貴様なんかが土足で割り込んで来るんじゃねえよっ!!!」と言ったのと同じ。ただ反抗されるのとは屈辱度が異なると思うのです、こんな言い方されたらば。これにより「隊長が隊長なら部下も部下だ。まったくよく仕込んであるもんだ」のブイエの台詞も生きてきます。これまで必死で頑張って来たであろうこと(アニメはそーゆー細かい部分は描ききれてなかったので・・・)を想像し、
っか〜〜〜・・・苦労が報われたぜ・・・っ!!と一気に溜飲を下げることだって出来るじゃないですか!!はぁーーーーー・・・観ていてよかった・・・第34話。

気弱なチビ、ラサールがケツアゴの呼びかけに真っ先に賛同し命令を拒否したというのも、ちくしょ〜・・泣かせやがってよぉ(感涙)この男は短期間のうちにオスカル様をきっと、急速に好いていっているのであろうなぁという事をうかがわせ、分かりやすいラブシーンなど無くても私は十分、十分萌えられるぜいっアニばら第34話っ!!!と独り鑑賞中に絶叫する始末です。

ということで、ハイボルテージな私の書く観察日記は読者さまのテンション等はお構いなしに佳境に入っていくわけですよ。

いやはや、もうねー・・・アニメのブイエはジャルジェ親子に個人的な恨みなどないばかりかむしろ長年援護し何かあった時にはかばってきたはずなんです。それがです。微妙にベルサイユも驚く程の大舞踏会を台無しにされた時の不満も手伝い可愛さあまって憎さ10万倍くらいになってしまったんでしょう!見せしめの為にお前の部下12名は銃殺にしてやっから覚えとけっ!となったからもぅホントに大ピンチです。更に大変なことに平民議員の排除は近衛隊がやるっていうもんだから・・・って、これはあえてオスカル様の影響を色濃く受ける近衛にやらせる事によって軍の規律というか現実というか持てる権力の偉大さを見せ付けてやろうというブイエの反抗心の表れかもしれん。だがなー、それが命取りであった事を次回思い知れっ!!


そーゆーわけで、大脱走っ☆・・・こっから「ちょっと、ちょっと」の連続ですから(笑)
まずは自分に向けられたライフルの銃口をガシッと掴み、持ち上げ、ターミネータースピリットの炸裂ぶりを見せ付けるオスカル様。そこから「悪いが通して貰う」で別の銃を構える男の手にチョップを決め。いや皆さん「四方から狙われてて勇気あるな〜」と感心している場合ではありません。その後は重心低めの猛ダッシュで途中(恐らく)頭突きあり。猛然と逃走を試みるも真横からタックルを受け「そんな転び方して鼻とか顎とか折れませんか!?喀血はあれでも鼻血は流石にファンの心が折れますぜっ隊長ぉーーーっ!!」という状況。もう座って観てられません。一目散に加勢に入って差し上げたい思いが込み上げます。

そんなところでようやっとアンドレ登場!
オスカル様の叫びを聞きつけドアを開けた瞬間「え!?何おれ出遅れた!?」とばかりに急発進する彼が今ほど頼もしかった事はありません。状況が飲み込めてない彼はとりあえず「てめえ何オスカルに触ってんだよっ!!」という理由でもって2、3人殺す勢いで突進。ビビッた見張りの隙をつきオスカル様の今度はエルボーが炸裂したのでしょう。襲われるショワズイエ・ラ・ボーム大佐の「ぎゃ〜〜〜〜〜っ」というお顔がたまりません(爆笑)

いや、ここでどんな恐ろしい思いしたか分かんないし最後くらいちゃんと名前呼んであげますよ。

はーーーーー・・・・嵐が去った後の司令官室。逃げる二人の後姿を唖然と眺めつつ、つくづく「・・・あいつら、コワイ・・・」by ショワズイエって感じだったんだろうなぁ。あの凶暴さ・・・ジョーズとかクロコダイルとかの方がまだマシじゃー・・・ってところでしょうか。ご愁傷様です。。。

んで、なんとか逃走に成功したオスカル様&アンドレは議場へ向け馬をカッ飛ばします。あまりにも真剣な形相に久々の登場であるジェローデルに萌える余裕すらなく・・・てか、オスカル様に「まずいっ・・・!彼なら平然と武力行使してしまうに違いない!」と思われているジェローデルってどうなの!?って事が若干アタマをよぎりますが・・・それが普通だからね!?

そーゆーわけで、
オスカル様、平民議員、近衛連隊の三つ巴=大波乱の展開を予想させる激しいグルグル演出で軽く目を回したところで、続く!!!
(物凄くシリアスな回の感想文を相当ふざけて書いてしまった点、深くお詫び申し上げます・・・)



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