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アニばらに萌える幸せ

       

私は「ベルサイユのばら」が大好きです。


原作は勿論、宝塚、実写映画、小説に各種パロディー・・・もう、とにかくベルばらと名の付くものなら手当たり次第、見境なく、何にでも激しくときめきながら生きています。そして、その中でもとりわけ熱く狂おしく私の魂を揺さぶりまくっているのが「アニばら」です。
幼少時、私はアニばらから尋常ならざる感銘を受けました。現在私と言う人間の中に詰まっているもの、それは殆どすべてアニばら萌えによって培われたものと言ってよい程に観まくり、泣きまくり、悶えまくって37年。未だこれを超える感動エンターテイメントには出逢えません。故にアニばらに対する探究心も衰え知らずです。
私が生きていくうえで衣食住に次いで大事なもの・・・それがアニばら!!
すいません・・・アニばら好きが高じてこんな恥ずかしい日記を書いちゃううえ、今からいろいろやらかそうと企画だけはいっぱい!テンション上がりまくりのサクランボです。



言うまでもなく、アニばらは原作が【完結】してから制作された物語です。
アニメ化というと、中には原作の連載と同時進行で制作される作品もあり(そういったもの少年モノに多いかもしれません)場合によっては追いつかないように・・・時折オリジナルの逸話を挟んで時間を稼いだり、間をもたせたりするものです。そうなると・・・当然原作には無いエピソードが出て来ます。中にはハッとするような面白いエピソードもあるかもしれません。でも大抵の場合は・・・本筋とは関連性のないお茶うけ程度のユルいお話になってしまうんじゃないでしょうか?



さて、話を最初に戻しますが、アニばらは原作が完結し、宝塚歌劇や実写映画で各々作品化され、またそれに対する人々の反応を十分吟味したうえで・・・なおかつアニメ化。となった当時としてはちょっと珍しい作品なのです。
観衆がベルばらに望むもの・・・それは愛であり夢であり華やかさであり、それまでの少女マンガを超えた人間ドラマです。それをちゃんと表現できていただろうか?切り取られた2時間、ないし3時間の限られた枠の中で・・・果たして“人間ドラマ”の部分を表現できていただろうか?いや、出来ていない。アニメの制作者たちはそう思いました(断定)。
華やかさを売りにする人々が形にするベルサイユのばらは・・・もちろんあれでいいのです。私も宝塚が大好きだった時代がありました。しかし正直・・・「ベルサイユのばら」という物語から受け取りたいのは「わぁ綺麗ねぇ~・・・」という目の保養以上の、なんというか『生きていくパワー』のようなものなのです。現実逃避の道具にしたいわけではない。そして、私個人の意見でしかありませんが、そのような力強いメッセージを感じ取れるのは・・・今でも唯一アニメーションだけです。

アニばらは先行して世に出た宝塚、実写映画がこだわった華やかさを極限まで削ぎ落として、結果“裸一貫”と言ってもいいくらい潔く無駄の無い人間ドラマに仕上げました。もちろん、途中制作過程にはいろいろな局面があったと思います。そりゃ多少行き当たりばったりだった面がある事は否定できませんし、また何だかんだ言いながら奇跡のように巧く着地したラストにも驚きます。原作者の池田理代子先生が連載中たくさんたくさん悩まれたように、アニばらのスタッフも悩み苦しんだのです。ただ原稿に色を付け、台詞を人に喋らせ、音楽に乗せた映像を電波に流すだけの作業だったら・・・しなくても良かった苦労をアニばらはたくさんしました。しかし・・・放送から約35年。かつての苦労は今日、見事に報われていると思います。



原作のオスカル様が進歩的な自由思想で自らの運命を切り拓いた究極のヒーローならば、「アニばら」に登場するオスカル様は残酷な運命に翻弄されながらも、極限の誠実さで『愛』を教えてくれる究極のヒロインです。


凛々しい軍服姿でごっつい男達を従えるも、その内面は『女らしさ』の権化のようなアニメのオスカル様・・・(泣)
彼女を取り巻く多種多様なキャラクターと《フランス革命》と言う歴史的大事件。
男臭さムンムンの18世紀激動のパリを舞台に、必死でのた打ち回ってストーリーを展開する麗しき人々・・・その人間臭さは『少女もの』と言うカテゴリーを軽く突き破り、アニメーションと言う枠さえ超えて、観る人の魂を揺さぶり起こします。
狂喜から絶望まで、人の持つありとあらゆる感情を呼び起こしてくれる至高のドラマ、アニばら・・・!!いい年こいた大人の方にこそ、じっくり腰をすえて観て欲しいと思います。

と言うことで・・・あまりにも有名な原作とはひと味違った鮮烈さで、感動と衝撃を与えてくれるアニばらと言う物語。その一部始終をこれから延々語りまくろうと思います!!
鑑賞時のキーワードは「水」「馬」「自己犠牲」そして「男汁」。

すべてはアニばら全肯定人間である私サクランボの勝手な思い込みによる自己満足な解説文&妄想文です。故に「アニばらとはこーゆーものだ」と断定するものではありません。
とにかくアニばらが好きで好きで好きで・・辛抱堪らないヲタク主婦の読書感想文ならぬ視聴日記だと思って、気長にお付き合い頂けると幸いです。


それでは、降水確率80%、湿度200%の超ウェットなアニばらワールドへ、ともに漕ぎ出しましょう!


「よっしゃ・・・読んだろう」と思われた奇特な方!・・・この先はどうぞ頑丈な雨ガッパ着用でお願い致します。



ホントにずっ~~と・・・アニばらと一緒に生きています。
私が最初にアニばらを我が物に出来た瞬間。まっピンクの装いをしたビデオ(しかもベータ・・)の第一巻様がうちへやって来た時の感動は、永遠に忘れません・・・。毎晩抱いて寝てました。

あれからレーザーディスクやDVDを買いましたが・・・アニばらは誰がなんと言おうと《4話で一区切り》でないとイケません。DVDは5話ずつ収録されておりますが、あれはいただけません・・・。4話区切りで観るのと5話区切りで観るのとでは微妙に話が違ってくるのです。

これはヲタクの譲れないこだわりです。




その昔、アニメージュの下敷き用に姫野美智さんが描き下ろした(と思われる)神話過ぎるオスカル様!!

*貴重だってことに今更気付いてテンション急上昇Σ(゚Д゚;≡;゚д゚)

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