鳥啼き



すぃ、と
その手を差し伸ばし
君は深山の鳥を呼ぶ


一人流浪の魂を
侘びてなお留まらず


今日も行き暮れ
明日も行き暮れ


君の憂いに舞い降りる
小さき鳥になれるなら


ただ遠く案ずるのみの
我が身を悔いることもないのに


愛しさは未だ果てしなく
幻の風葬に涙滴る



※ この詩は、俊さんのサイト 「ちよつづり」の
連詩掲示板へ 投稿させて頂いたものです。
提示された 曲からのイメージを、短歌と詩で
前の作品の中の言葉の一つをタイトルとして
繋げて行きます。 ここでは その時の詩に、
新たに、 オリジナルのBGMを  つけました。

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