ミモザ



ゆれる ゆれる
お日さま色のシャワー


おいで おいで
手招きする枝先


あの木の下まで駆け出そう
青空透かして振り仰ごう


ミモザ  ミモザ


私の手にも
金の光を降らせておくれ


うつろう記憶
はしゃいだ庭先


鮮やかな黄色の花見上げ
笑っていたのは 誰?


ミモザ  ミモザ


風巡る間に
時の魔法をかけておくれ


きらきら きらきら
今ひととき


ひとときでいい
あの頃の


無邪気な春に
帰れるように