話数 サブタイトル |
第47話 キッスのある情景 |
扉絵 | ![]() |
掲載誌 | ビッグコミック・スピリッツ 1983年1月30日号 1983年1月14日(金)発売<定価200円> |
掲載頁 | P.3〜34(全32頁、うち4頁フルカラー、4頁2色刷り、24頁墨1色<紙:白色>) |
収録単行本 | スピリッツコミックス・第5集−Part.4 ワイド版・第3集−Part.14 小学館文庫版・第3集−Part.14 総集編・第4集−Part.47 |
<解説>
冒頭のフルカラーページにおいて、響子のセーターはピンクで描かれているが、PIYO
PIYOエプロンは、白地に赤のヒヨコとなっており、これまでのクリーム色地にピンクのヒヨコとは異なっている。設定上どうなっているのかは不明だが、これを見るかぎり響子は色違いのPIYO
PIYOエプロンを何種類か持っているのだとも推測できる。
また、初出掲載時の2色を含むカラーページでは、響子がセーターの下に着ているシャツの襟のチェック柄が赤で描かれているのだが、スピリッツコミックスでは、このチェック柄が見えないコマが多数存在する。版下作成方法の違いのせいであろう。ワイド版以降では、ちゃんとチェック柄が確認できる。これは、五代の口に付着した朱美の口紅の色についても言える。
この冒頭のフルカラー4ページは、総集編第4集で復活している。
<関連記事等>
2号連続プレゼント第2弾、'83新春お年玉大プレゼントのおしらせが掲載されている。「めぞん」関係のものとしては、以下のものが含まれている。
・めぞん一刻クッション(100名) | ||
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・スピリッツ生BEER(300名) | ||
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・スピリッツポスター(200名) | ||
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「SPIRITS FAN」のコーナーには、「正月はスピリッツを買い占めるぞ!!」という読者投稿が掲載されている。「めぞん」関係のプレゼント応募のための葉書にお金をつぎ込む毎日だが、なかなか当たらない。他のめぞんファンの熱さに賛辞を贈りながらも、自分も葉書を倍増し、この正月はスピリッツを買い占めるつもりだと意気込む内容。
<ちょっと時代背景>
・ヒロシ
この作品で朱美を振った男の名はヒロシと言うが、このヒロシという名は前年のヒット曲、「そんなヒロシに騙されて」(作詞・作曲/桑田佳祐、唄/高田みづえ 1983年には、サザンオールスターズも歌っている。)から採られたものと思われる。
また、サザンオールスターズがデビューしたのは、ちょうど高橋先生と同じ1978年である。当時メンバーは青山学院大学の学生であったから、年齢的にも高橋先生とほぼ同じだ。初期の「うる星やつら」のサブタイトルにヒット曲「思い過ごしも恋のうち」が使われているところからみても、当時から愛聴している音楽の中にサザンオールスターズが含まれていた可能性は高いであろう。