話数 サブタイトル |
第9話 アルコール・ラブコール |
扉絵 | ![]() |
掲載誌 | ビッグコミック・スピリッツ 1981年7月号 1981年6月15日(月)発売<定価230円> |
掲載頁 | P.51〜70(全20頁、墨1色<紙:白色>) |
収録単行本 | スピリッツコミックス・第1集−Part.9 ワイド版・第1集−Part.9 小学館文庫版・第1集−Part.9 総集編・第1集−Part.9 |
<解説>
前号の予告とは異なる内容となったが、この回が「めぞん一刻」という作品の中で果たした役割は大きい。また、この回が掲載された7月号が月刊としては最後の号になった。
さらに、次号の予告もまた、内容が実際の第10話「金網は越えられない!!」とは異なっているようである。「なんと五代が”ただの人”から”恋人”に!? 響子の心に微妙な変化が…!!」というのが、その内容。
<関連記事等>
「SPIRITS FAN」のコーナーには、「五代君のことを真剣に考えてやらねば!!」、「シリアス一転、身をかわすオチが魅力!!」、「ラストシーンのオチに、僕は不満あり!!」という3件の読者投稿が掲載されている。
1件目は、これまで五代のアホぶりを傍観していたが、響子さんの未亡人発覚を機に、五代君のことをもっと真剣に考えてやろうと思うというものだが、考えた結果、現実は過酷だから二人が結ばれるのは無理じゃなかろうかという内容。
2件目は、シリアスになってくると、いつもオチを入れてかわしてしまうが、それが読後感を爽やかにしいてるというもので、加えて第7話「春のワサビ」のラストの五代のセリフに泣けたという内容。
3件目は、2件目と反対に、オチをつけたことを批判するもので、友人にも不評だったとのこと。やはり決めるべきところは、シリアスにバッチリ渋く決めて欲しいという内容。
全体的に、第7話「春のワサビ」のインパクトを引きずっているようで、それだけ衝撃が大きかったということがうかがえる。