話数 サブタイトル |
第2話 惣一郎さんっ!! |
扉絵 | ![]() |
掲載誌 | ビッグコミック・スピリッツ 1980年12月号 1980年11月14日(金)発売<定価230円> |
掲載頁 | P.56〜73(全18頁、墨1色<紙:白色>) |
収録単行本 | スピリッツコミックス・第1集−Part.2 ワイド版・第1集−Part.2 小学館文庫版・第1集−Part.2 総集編・第1集−Part.2 |
<解説>
前号の予告とは異なる話となった。予定しいてた「暁に鐘は鳴る」の内容(共通一次など)と掲載誌の発売時期との兼ね合いなどもあってのエピソードの挿入という見方もできるが、響子の秘密(未亡人であること)発覚への伏線として意味のある挿入であったと言える。
この回で特筆すべきなのは、扉絵(画像参照)に対して柱の文句が右側にきているということ…。つまり、この回は右ページから始まり、左ページで終わるという非常に珍しいパターンだったのだ。(扉絵が見開き2ページで始まることは、ときどきあるのだが…。)
掲載誌のページ割りの都合からこうなったのであろうが、単行本では、このページ繰りが直されて左ページスタートになっている。よく見ると、第1話ではいくつか見られた基準枠の外への描き文字やフキダシのはみ出しが、この第2話には一切ない。恐らく、単行本収録時には、ページが左右逆になることを考慮して、どちらのページ繰りで見ても違和感のないように構成したのであろう。
<関連記事等>
「Spirits Finder」というコーナーで「美女製造美女・高橋留美子」と題して高橋先生を取り上げている。プロフィールに加えて、カラーグラビアによる写真3点と糸井重里氏の妄想による3通の架空ファンレター(編集部代返つき)が掲載されている。
「SPIRITS FAN」のコーナーには、「『めぞん一刻』ある限り、愛読を誓う!!」との読者投稿があった。もともと高橋留美子キャラに惚れ込んでいたが、響子さんの落ち着いた女の魅力により惚れ込んだという内容…。
<ちょっと時代背景>
・カップラーメン
この回で、五代くんが朱美さんに投げつけてるカップラーメンは、本家であるカップヌードル同様に縦長のカップである。当時は、現在のようなドンブリ型カップのものはなく、こういう縦長カップのものしかなった。銘柄も本家のカップヌードル、サッポロ一番カップスターなど、数えるほどしかなく、味もせいぜい「しょうゆ味」と「カレー味」の2つであった。