シフトレバーブーツの巻

今回のお題はシフトブーツ、とは言っても室内から見える

皮(合皮だけど)のブーツとはちょいと違う、其の下にあるゴムのカバー

の事ですね。このブーツ、クラッチ交換などで入庫してくると

殆どの場合ぶっちぎれているのである。

マニュアルミッションをコキコキとシフトチェンジする。楽しいのでついつい

要らない場所でもコキコキと・・・当然、必要にもコキコキ。

ゴム製パーツは劣化するのが当たり前、長年大切に乗っても劣化する。

大きいブーツは室内とフロア下にあるミッションを仕切る役目がある。

エンジン、ミッションの熱や騒音、その他ゴミ等を室内に入らない様に

シフトレバーと共にグネグネと動くのです。まあ、切れて当然です。

当店でもクラッチ交換時にはパーツは一緒にオーダーしちゃいます。

しかし気の効くオーナーはすでに交換済み、よって常時在庫です。

それでもちゃんと溜まる事無く売れていきます、世の中うまく回っています。

それぐらいブチ切れ度の高いパーツです。

大きいブーツの下には、また小さなブーツが存在します。

コレはミッションの中にゴミが入らないようにする為と

レバー本体を抑える役目があります。

コレが切れるとミッション内に砂等のゴミが入っちゃいます。

気分悪いですので早く交換しましょうね。

殆どの場合はコチラが先に切れているのでセット交換になってしまいます。

交換には多少のコツがありますが難しくはありません。

でもギアオイルがレバーを外す時に室内に垂れる恐れがあるので

気を付けましょう。独特の香りが残ってしまいます。

ギアオイルの匂いが好きな人はあまりいませんので・・・たまにいるけど。

今回はシフトレバーのカラーも交換しました。

余り減る物でもないのですが多少磨耗していましたので、

安い物ですので少しでも良いフィールになればと思います。

ちなみに私はココを硬い素材にするのは好きじゃありません。

樹脂だから良い事もありますし、硬くすると他のパーツの磨耗と

硬い素材は必ずガタが出ますから。柔らかいことで意味あります。

硬い方が良いのならこんな所にわざわざカラーなんて別部品で

製作しないでしょ、メーカーが考えた結果ですから。